医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

あとの祭り

2017-07-18 05:24:38 | 薬局

下準備が出来つつある。

来年度の社会保障費の概算要求が決まりそうだ。
15日の新聞によると6,300億円だそうだ。
これを5,000億円まで圧縮する。
既に決まっているのだから初めから5,000億円で出せばいいのにと思う。

日経新聞には5,000億円にするために「薬価下げ」「診療報酬下げ」「在宅介護の介護報酬適正化」「介護の生活援助サービスの適正化」などとなっている。
ちょっと増加分として「保育の受け皿整備」は追加費用として数百億円としている。
本当はもっと子育て支援に予算を組んだ方がいいような気がする。

「薬価下げ」については全面改定なので通常ペースから5%程度の引き下げは避けられない。
ただ、薬局は生活習慣病薬など引き下げ率が大きい。
そうなると7から8%は覚悟しなければならない。
したがって薬価の引き下げが処方せん全体に及ぼす影響は4から5%になる。
売上の確保すらも危うい。

「診療報酬下げ」については入院医療費と調剤医療費が問題として上がっている。
入院医療費については「地域医療構想」とリンクするので4つの病床機能区分への強制執行だ。
高度急性期と急性期は原則的にDPCの採用が必要になる。
そうなると"なんちゃって急性期"では成り立たない。
疾患によって退院期間が決まってしまう。
若者はある程度治って退院できるが、高齢者は医療度の高い状態での退院が強制される。
ここに在宅の必要性が出てくる。
しかも医療と介護の連携としてである。
これが2025年の"地域包括ケア"へとつながる。
薬局も在宅なしでは国からの評価などない。
「基準調剤加算」に在宅の実績が求められる所以である。
ちなみに、"ある方"の話では実績として施設在宅は認めないとのことだ。
個人宅の在宅のみが実績となるらしい。
あくまでも"ある方"である。

次が、調剤医療費である。
ここもかなり狙われている。
今年に入ってから、1月に出された「宝島別冊」は儲かり過ぎる薬局の特集だった。
さらに「ハーボニー偽造薬事件」「付け替え請求事件」などの発覚がある。
どちらも「事件」である。
調剤報酬の議論が本格化するのは10月以降ではないかと思うが、必ず引き合いに出される。
5月に行われた「医療経済実態調査」は門前・門内薬局やメディカルモールの収益性なども問われる。

言い出すときりがないが、概算要求は6,300億円で出すが、厚生労働省もバカじゃない。
初めから削られるとわかっている予算をあれこれ考えて組むはずはない。
既に5,000億円での設計はできているはずだ。
中医協の議論など参考程度に、いや聞き流しで調剤報酬も決まっている。

実は、2月・3月に報酬改定に関する研修などの日程予約が入ってきている。
でも本当に大事なのは「今」じゃないのかなぁ…。






目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 重い、思い、おもい | トップ | 混ぜたら危険 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL