医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

研修サポート薬剤師

2016-10-29 05:33:17 | 薬局
心変わりか、ウソつきか。

10月から「健康サポート薬局」が始まった。
この施設要件の一つに「有効な健康サポート薬局に係わる研修の修了証」を持った薬剤師の常駐が必要だ。
この研修をめぐって各地では、その研修に参加する権利を奪い合うかのように、各会場では”満員御礼”となった。
そこで、研修を受ける薬剤師に対して「本年度届出予定の方を優先します」とまで制限を付けたくらいだ。
ただ、のん気な地域もあって10月になってから研修を開始する所もある。
さらに、日薬からの伝達がうまくいっていないのか研修の定員割れもあったそうだ。
なにはともあれ今月から「研修サポート薬局」が誕生した。

どれだけの薬局が手を上げるのかと思ったら、東京都でさえもたった7薬局だそうだ。
今月の26日現在なので、本番はこれからなのかもしれない。
「本年度届出予定の方を優先します」は心変わりか、ウソだったのか。

どこの地区でも問われるのが「健康サポート薬局」になるべきかどうかである。
なるべきかどうかを考える前に、なれるかどうかが先だと思うが、現場は先々が心配のようだ。
この心配には「健康サポート薬局」が「基準調剤加算」の要件になるとの“都市伝説”があった。
信じる者は救われない。

これは私の考えなので世の中にあっていないのかもしれないが、そもそもは”地域包括ケア”を担う存在として「健康サポート薬局」の必要性が出てきたと考えている。
”地域包括ケア“では、中学校区を単位に、そこに住む高齢者が住み慣れた地域で最後まで住み続けられる仕組みづくりである。
そのためには高齢者の一人一人に合った医療・介護・行政からの支えを組み合わせる必要がある。
それを組み立てるのが「地域包括支援センター」のケアマネジャーである。
ケアマネジャーを中心にそれぞれの専門家からの支援やアドバイスを提供するメニューを作られる。
医療では、訪問診療、訪問看護、訪問薬剤管理がある。
介護ではケアプランを担当するケアマネジャーがいる。
行政からは各種福祉サービスやボランティアの活用が支える。
これら関係する人たちが定期的に集まって個別メニューを考えるのが”地域ケア会議”となる。
この”地域ケア会議“に薬剤師として参加するのが「健康サポート薬局」となる。
これは薬局のボランティアである。
費用は発生するが利益は発生しない。
薬剤師に余裕がないと出来ないはずだ。

そんな事を考えると研修に群がったのは何だったんだろうか。
その前に「健康サポート薬局」とは何かを確りと伝えない厚生労働省と、それを受けて理解しないまま伝えた日本薬剤師会の責任自は重い。
さらに、むなしいことに国民が全く「健康サポート薬局」への認知がないことが茶番に見える。
国民は「健康サポート薬局」を必要としているのだろうか。
そして、どこまで国民の声に耳を傾けた制度なのか。

日本医師会のご都合をうかがって出来た様な気がする。






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2 コメント

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保険薬局は、保険薬局になるには、まず、薬局でなければならないです。 (オーナー薬剤師)
2016-10-29 11:19:17
近い将来、薬局は、新規開設及び更新時に健康サポート機能がないと,新規開設及び更新ができなくなるような気がします。
大丈夫! (駒形和哉)
2016-10-30 07:33:39
そんな事はないと思いますよ。
ご安心下さい。

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