医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

新しい朝が来た

2012-08-25 04:36:19 | 薬局
シニアは早起きだ。

シニア市場については何回も取り上げている。
そして、近々中に全消費市場の半分を占めると予想される。
皆さんの顧客(患者)はジュニアか、アダルトか、シニアか…。

スーパーなどは常に市場の変化に敏感だ。
シニアの行動が朝型なのに目をつけて、スーパーなどが午前7時からのオープンに切り替えつつある。
実際に朝型の生活パターンに開店時間を合わせると売り上げが伸びたそうだ。
“案ずるより産むが易し“でやったもの勝ちのようだ。
買い物は日に何回も行かない。
朝済ませると今日の分はお終いだ。

鳴りを潜めていた感があるローソンとクオールの店舗融合が加速するのか。
ローソンはクオールと資本提携を結んだ。
資本と言ってもローソンがクオール株を5%取得すると言うものだ。
これを契機に2014年までにコンビニエンスストア併設調剤薬局の展開を進める。
ここでもターゲットはどうやら高齢者のようだ。
年々コンビニエンスストアを利用する高齢者が増えている。
単身、独居などが増えているためだ。

ところで、事務所の近くの調剤薬局は受付にトレイが置いてあり、そこに処方せんを乗せると調剤基本料の算定になる。
何とも合理的な薬局である。
例えば、コンビニエンスストアでもスーパーでも薬剤師がいない時間帯に患者がやってきて、処方せんを薬局スペースにあるポストに差し入れたら40点でいいだろうか。
それとも店員が一時預かりしてはどうだろうか。
薬剤師が直接処方せんを受け取らなければならないとは、どこにも書いていない。
処方せんは発効日から4日間有効だ。
朝、薬剤師がやってきて貯まった処方せんを拾い上げた時点で40点か。
こんな事がこれから始まるのではないだろうか。
何と言っても「規制する規定はない」ので。

こんな事が許される可能性があるから、薬剤師が直接処方せんを受け取り、処方内容の確認を行い、効果や副作用の発現、後発医薬品を切り替えの有無、ハイリスク薬のインタビュー、残薬の確認などが必要なのではないだろうか。
医師会長が調剤基本料に医療に対する貢献度が見えないと指摘するのも分かる。

夏場の朝は高齢者の時間だ。
6時くらいになると、どこからともなく高齢者が集まってくる。
お互いの元気を励ますかのように声かけが始まる。
本番は6時半から始まるNHKのラジオ体操だ。
確かに朝型生活が多いようだ。
気がつくと朝型生活の自分がいた。

今朝は、昨日のHSEセミナーのまとめで4時から事務所に詰めている。
毎月、金曜のセミナーの後は45分の私からの振り返りを提供している。
今回は面白かった。
この報告は、またいずれかに。



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2 コメント

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Unknown (山猿)
2012-08-28 08:46:56
川上から川下まで資本系列でビジネスを囲い込む時代が薬業界も来るかも知れませんね。
現在のCVSのように・・・・・・・・
変化します! (駒形和哉)
2012-08-30 05:15:28
小売業は常に市場の変化に敏感です。
薬局も「かつ消え、かつ結びて」と変わる時期に来ているのじゃないでしょうか。
新聞の何気ない記事にヒントがあります。

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