医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

下がる、さがる

2011-10-27 07:07:58 | 薬局
早くも引き下げの声が聞こえてきた。

アルツハイマー型認知症治療薬の「アリセプト」の薬価がかなり下がるらしい。
リスファックスによると20%ダウンもありえるとか。
11月からは後発医薬品も発売され、関係者の営業力が試されることとなるが、それ以上に薬価の引き下げはMRの努力以外だ。
因みに、未だに良く理解していないがアリセプトは「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の摘要品目になっている。
それを考慮して通常改定分と加算適用を合わせてもマイナス12%と予想されている。
さらに、これも良く理解できていないが「特例引き下げ」が4~6%加わることになる。
この「特例引き下げ」は2002年度の改定時から導入されているが、02,04年度は4~6%で、06年度には2%上乗せて6~8%になっている。
さすがに6~8%では先発品と後発品との価格差縮小が起き、後発品の使用促進の阻害要因になりかねないとの判断から、4~6%に戻した経緯がある。
それにしても医療費抑制はなりふり構わずである。
と言うことで「アリセプト」は後発品がデビューすることにより、この洗礼を受けざるを得ないこととなる。
今や年間1000億円超の大型商品である。
20%ダウンは200億円の医療費削減効果となる。

これだけではない。
来月から後発品が販売されるが、この後発品は薬価調査の後の販売となる。
従って、現行薬価改定の枠外となる。
と言うことは薬価が変わらないと言うことになる。
新薬に対する後発品の薬価は7掛けがルールである。
単純に「アリセプト5mg」の薬価を500円(実際には427.50円)と想定すると、後発品の薬価は500×0.7=350円となる。
この薬価の差は150円だ。
ところが、来年の4月に薬価改定で「アリセプト5mg」の薬価が20%引き下げられると400円となる。
後発品はそのままなので350円となる。
その差、何と50円では後発品への切り替えは、負担が軽減されますよとは言いづらい。
何だかこの仕組み変ですよね。

それはそれで、これだけ薬価が下がるってことが言いたかっただけです。


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