医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

知らずが地獄

2017-04-24 04:51:50 | 薬局
何なんだ?

3月30日に医薬・生活衛生局の管轄で「第1回 医薬品医療機器制度部会」が開かれた。
既に、ブログでは紹介済みだ。
その中の資料5に「かかりつけ薬剤師・薬局に係る評価指標について」がある。
「薬局機能情報提供制度」の拡充として「地域の医療機関等との連携体制への参加の有無及びその参加活動の名称」とある。
そこに「地域医療連携ネットワーク」とキーワードとして記載されている。
さて、「地域医療連携ネットワーク」とは何なのか。

「地域医療連携ネットワーク」とは、「医療提供体制の維持を目的に、医療関連機関間でICTを利用して、『患者さんの診療情報を共有』、『医療資源(人的資源、医療機器)を共有』して地域全体で診療の質を向上させるネットワーク」だそうだ。
何だかわかんない。

要は”地域包括ケア”に欠かせないのが「連携」である。
その「連携」に必須なのがICT化となる。
情報提供施設として病院、検診センター、外注検査センター、画像診断センターなどが上がっている。
それを利用するのが診療所、調剤薬局、訪問看護ステーションなどとなる。
始めは服薬情報から始まるようだ。

そこで、同部会ではKPIとして「患者の服薬情報の一元的・継続的把握のために、電子版お薬手帳又は電子薬歴システム等、ICTを導入している薬局数」が入っている。
紙薬歴ではICT化は出来ない。

さて、問題はどれだけの薬剤師が「地域医療連携ネットワーク」について知っているかではないだろうか。
しかも「薬局機能情報提供制度」の項目に入るってことにある。
この「薬局機能情報提供制度」とは「薬剤師・薬局の機能を患者・住民に見える化し、患者・住民の薬局の選択に資するため」だそうだ。
その当事者が知らないでは問題外となる。

いやいや知らなかったのは私だけかもしれない。
これは大きな反省である。
今までセミナーにおいても説明をしてこなかった。

ある面で「薬局機能情報提供制度」は住民に薬局の良し悪しを判断させる材料である。
それを知らないうちに進められていくとしたら取り残される。
誰が知らしめなければならないのか。
まさか自分だけ知って準備していたとなると裏切り者だ。

早速、自分の地域の「地域医療連携ネットワーク」を調べて欲しい。
ここ1~2年で全国各地の広域で地域医療連携ネットワーク整備が加速化しているそうだ。

それから紙薬歴からの卒業もお勧めしたい。

今朝はいつものように早朝便で東京に戻る。
今夜は今月になって4度目の自部屋にての宿泊となる。





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3 コメント

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死線を超える目線の高さ (駒形ファン)
2017-04-24 07:38:12
肋間神経痛の具合はいかがでしょうか??
これだけお忙しいと体に支障がでても仕方ないのではと思います。ゆっくり休んでいただきたいです。

土曜日の”これからは薬剤師目線ではなく国民目線での議論が進む。国民がおかしいと思う事は「適正化」されていく。”
が心に響きました。確かにおっしゃる通りで。さすが。ここに生き残りのヒントが。
そして、ふと、これから夢中にKPIを追求していくうちに国民目線に近づくのではないかという気もしました。
ご指摘の通り、薬歴、お薬手帳ですが、このままという訳にはいかないと感じます。”薬局の勝手”が優先されている気がします。薬局が提供できる情報といえばこれ以上のものはないはずです。それが現行では薬局業界は決して外向きとはいえません。外からの意見が出ているのに聞く耳を持っていないのでは??お薬手帳も紙ベースのものは情報の統合を困難にさせています。はっきり言って不便ですね。さっさとICT化しないと。動きが遅いです。画像もいらないし、所詮テキストですからね。もたもたせずにいち早く医療業界の中でICT化の良例として存在感をしめしたいものですが、、、業界内で意見がまとまるのでしょうか??お金に余裕があるうちに手をつけておくべき課題でしたね。来年から報酬カットは避けれる状態ではありませんから、最後のチャンスでしょうか??あっという間に秋がきちゃいます。秋が来たら、準備不足の薬局は正直言って大ピンチでしょう。国は準備しないところは急速に先細りになることを小出しにして周知していますしね。後から聞いていなかったは通じないでしょう。

明日も楽しみです。
現時点で紙薬歴の話? (山田)
2017-04-25 02:25:15
いくらリソースが少ない零細でもあり得ない。
淘汰されてしかるべき存在です。
そして日本薬剤師会・薬局や薬剤師の間では未だに「ICT」というとバカの一つ覚えで「電子お薬手帳」「電子薬歴」としか認識されないのが当たり前。
国が考えている「医療ICT」とはそんなものではありません。

先生には失礼になるかもしれませんが、地域の医療機関、介護関連、行政における医療情報共有・連携を行うICTネットワークはもはや陳腐化している領域のものです。すでに多くの地域で多種多様な仕様で開発され、事業継続性や開発組織・仕様の違いの問題から運営持続・標準化できず、それを立て直す国の予算まで付けられています。状態的にはもう2周目に入ったところです。地域包括ケアを成功させるのに有効なインフラであり、どうしても国は標準化・広範囲ネットワーク化させたいのです。地域行政や中核病院などと連携した事業になるので、単独で興せるものでもありません。
まずは投薬情報から開始するようだ、などといい加減な事はお書きにならないで下さい。検査センター等々が入っている以上検査値・病名・カルテ共有なども可能なシステムがほとんどです。しかし、薬局はこのICTの中では、もはや出遅れた存在です。どれだけの薬剤師がこのシステムの重要性に気づいて明確なアプローチをしているのでしょうか?

では、このICTの中で薬剤師が活きていくにはどのような準備・知識が必要でしょうか?
小手先の工夫ではありません。
病院・診療所や訪問看護ステーションと接続されているのですから。
薬剤師・薬局の本質の業務でしっかりICTシステムを活用出来た時、患者のための薬局ビジョンを攻略するための最高のツールになるはずです。
勿論、その内容も駒形先生のコンサルティングの対象となってくる領域だと思います。何しろそんなことを考えていない薬局ばかりなのですから。そんな薬局が地域の構想から外されていくのも当たり前です。

駒形先生、薬剤師を国が活用する機会はほとんど失われています。
私は薬剤師自身の身から出た錆だと思います。
今薬剤師、特に薬局薬剤師を取り巻く動きは大きく、多岐であり雑多であり、確かに高度化してきています。
本当に踏ん張りどころです。

駒形先生には失礼を申し上げましたが、最大限の敬意を込めて、なお薬剤師の為に知識を練っていただき力を尽くしていただくことを期待したいと思います。
出遅れているから (駒形和哉)
2017-04-25 06:13:32
今からでも考える必要性を感じています。
この短い場で多くを語ることはできません。
表現の下手さから誤解を生じることも覚悟の上でブログを書いています。
でも、どこかで誰かが気付くまたは問題意識を持ってくれることを願っています。
また、私は極めてアナログな未だガラ携人間です。
はっきり言ってICTなど理解できていません。
きっと多くのおっさん薬剤師は私と変わらないレベルだと思います。
だから私目線の話の方が分かってもらいやすいのじゃないかと思います。
こんな私でもICTが世の中を大きく変えそうな気配を感じています。

また、ご意見を聞かせてください。
まだまだ勉強中です。

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