医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

バイヤーは見ている

2017-01-14 06:10:26 | 薬局
やっぱり売れている。

昨年も使わせていただいたが、今年も新しく掲載されたので報告したい。
それはスーパーのバイヤーが期待できる分野の調査である。
セミナーでは昨年の売れ筋として、薬局での取り組みを提案してきた。
今年も日経MJ(1/9)に掲載されているので報告したい。

先ず、今年期待できる食品分野は「ヨーグルト」である。
昨年は惜しくも3位だったが1位に浮上している。
予想以上に売れ行きがいいってことじゃないだろうか。
ただ「ヨーグルト」は“機能性“が頭文字に入る。
インフルエンザ予防やピロリ菌抑制、プリン体の過剰摂取軽減などが売れている。
この時期だとインフルエンザ予防で、受験生を抱えるお母さんが大量に買いそうだ。

2位は「惣菜・弁当」で昨年同様の順位となっている。
これは私の様な単身赴任者が買っているのではない。
高齢者の単身である。
以前、ブログにも書いたが、たまに帰る自宅の冷蔵庫にもコンビニの惣菜が存在感を表している。
「おばあちゃんと2人だから」が理由らしいが、”亭主元気で留守が手抜き調理”となるようだ。

3位が「冷凍食品」で、これは昨年まで8位だった。
もちろんこちらも高齢者のニーズは高いが、働く女性が増えたことも大きな要因となっている。
4位が「ミネラルウォーター・炭酸水」(14位)、5位が「レンジ・レトルト食品」(5位)、6位が「シリアル」(番外)と続く。
不思議なもので食堂などの飲食店で出される水はほぼ水道水である。
ところが自宅で飲むのはペットボトルにこだわるのはなぜだ。

日用品では1位は昨年と同様で「大人用紙おむつ・ライナー」である。
こちらは昨年10月の段階で「子供用紙おむつ」市場を抜いている。
しかも今年も「子供用紙おむつ」は昨年同様で最下位となっている。
時代は大きく変化している。

2位以下は「マスク」、「歯磨き・歯ブラシ」、「入れ歯関連商品」、「デンタルリンス」でほぼ変わらない。
これってかなり高齢者に当てはまる。
薬局に来る患者の多くは高齢者じゃないの…?
因みに「マスク」は花粉症対策と冬場の感染症対策だそうだ。

食品は総じて健康志向が強く出ている。
また、高齢者や小家族化から小容量に人気がある。
日用品は何と言っても高齢者対応が売れている。
この分野はドラッグストアが得意とする分野で、これと処方せんをどの様に組み合わせるのかと考えるとちょっと怖い話である。

この辺の考察はセミナー等でお話したいと考えている。







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