医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

やってみなはれ!

2017-05-14 06:30:11 | 薬局
介護の見守りと同じ。

片麻痺の人に介護する場合、スプーンで食べ物を口の中に入れて食べさせるのは、手間がかかるようだが時間がかからなくて楽なんだそうだ。
食事の片づけも早く終わる。
ところが、これでは残存機能が衰退してしまい、ますます自分で食べることが出来なくなる。
大事なことは自分で考え工夫して努力させることだ。
どんなに時間がかかろうと、どんなに周りにこぼして汚しても、介護する人はじっと見守るだけ。
何か大きな問題が起きた時だけ支援する。
そうすると少しずつではあるが自分で食べられるようになって行く。

部下の育成も介護と同じような気がする。
何でもすぐに手を貸してはいけない。
出来なくてもじっと我慢して見守る勇気が必要じゃないだろうか。

私は「報連相」研修もかなり行っている。
例えば、指示や命令などを出したとする。
それに対して、自分が思っていた結果とは異なる場合「何で…」って言っていないだろうか。
「何で…」の後には褒め言葉などない。
必ずダメ出しが続く。
よく考えてみると「何で…」となるような指示や命令だったのではないかと、自分を振り返る必要がある。
「人は自分じゃない」が私の信条だ。

私には3人の子どもがいる。
同じ親から生まれてきたはずだが3人3様である。
やっぱり自分の子も「人は自分じゃない」だと気付く。

さて、「何で…」と言わずに何と言うかというと、先ずは「ありがとう」から始まる。
そして、その出来栄え(結果)が自分の期待と異なる場合は、質問をするようにしている。
「ありがとう」「ところでこれをやるにはどれくらいのお金がかかるの」「時間は」「患者さんはよろこんでくれるかな」「誰がどうやってやるの」などだ。
ここで答えがすぐ出てきたら合格だが、大事なことは指示や命令を出した私の考え方に気づいてもらうことだ。
何かをやる時には、そこまで考えておく必要があるって事を知らせる。
さらに自分自身も異なる考え方や価値観があるってことを認識することになる。

また、何か問題が生じた時に「〇〇の件ですが、どうしてらいいでしょうか」と判断を問われることもある。
そんな時は「あなたならどうするの」と聞く。
言い古されたフレーズではあるが「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ」である。
私の判断は、私なら出来るが現場で出来るとは限らない。
大事なことは現場の身の丈で出来る解決策が長続きする。
現場で考えたことをサポートするのが本部じゃないか。

そして、放置する。
こんな言葉を見つけた「上がダメなほど自分は成長できる。上司はダメな風に見せるのも大切!」ってどう。
あまりなんでもやっちゃいけない。
出来てもやらない勇気が必要になる。

松下幸之助さんは、社員さんのアイデアに、いつもこう言われていたそうだ。
「やってみなはれ」
サントリー創業者の鳥井信治郎さんも、「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」だそうだ。

失敗したって、息子の失敗などたかが数100万円程度じゃないか。
やれば分かる。
何が成功する要因か。
何が失敗した原因か。
何が難しいかを学べ

親父が生きている限りフォローは出来る。
生きている内に失敗を学べばいい。

この話は以前にも書いた。
やり方は変わらない。





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4 コメント

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金言 (山田)
2017-05-14 07:56:14
任せる。
難しいですよね。
子育てやら全てに通ずる。
がんばろう。
いいお話、
ありがとうございました。
か、貫禄 (駒形ファン)
2017-05-14 16:31:43
駒形社長は若者のと同じ視線で未来を見ることができる方だということがビシビシつたわってきました。
社長のもとで働く方は幸せ者です。

今、日本国中でよくある悲劇は、ホウレンソウをしても若者を信用せず、仕事を任せず、いつまでも役職と権力にしがみついちゃっている老人でしょう。
彼らの多くは「やってみなはれ」とはいいませんね。彼らこそやってみなはれを享受した世代なのに。次世代に主導権を渡すべきだと思います。未来は老人のためにあるわけではなく当事者たる若者の時代なのですからね。辞めどきをミスった老人には「やめてみなはれ」と心で叫んでいます。

魅力的なブログでした。
社長のもとで駒形ファンも働いてみたいと思ってしまいました😘

襟元を正される駒形ブログ
明日も楽しみです。
五十六 (マルコ)
2017-05-14 17:54:51
五十六元帥の中盤から後半が身にしみます。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
ありがとうございます! (駒形和哉)
2017-05-15 05:36:05
私は判断と責任は取るつもりですが、実務はまったくダメ人間なんです。
運動神経も鈍い方だと思います。

だから実務に強い人の力を利用するずるさがあるのかもしれませんね。
それが結果として部下育成みたいになっていると思います。

「未来は老人のためにあるわけではなく当事者たる若者の時代なのですからね」
これもその通りだと思います。
ただ、未来を思わぬ若者が多すぎます。
未来を思わせる老人も少ないのかもしれません。

私の研修では「夢」を持つ話をしています。
「夢」は人生を変えます。
今を大切に生きるには「夢」が欠かせません。
「夢」は、その人が持つ潜在能力を活性化させます。

私の部下の専務(息子)は育っているんでしょうか?

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