医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

やばい手口

2017-09-18 05:01:58 | 薬局
6つ目以降はお預けに!

16日の朝日新聞の記事を紹介したい。
見出しは昨日のブログで既に紹介済みだ。
「東証1部上場の医薬品流通支援会社の子会社でチェーン薬局を展開する『シー・アール・メディカル』(本社・名古屋市)が、健康保険制度を悪用し、医療用医薬品を社員に配っていたことがわかった」から始まる。
あえて新聞の記事そのままで表現した。
さらに「社員から『欲しい薬』の注文を取り、病院で診察を受けていないのに保険を使って、自己負担分の3割の値段で医薬品を渡していた」と続く。
業務上のつながりがあった医師などが処方せんを出すなどの協力もあったようだ。
因みに、誤解を招きそうなので付け加えると、どうやら診察なしで処方せんの発行だけの依頼である。
それにしても上記の表現からするとかなりやばい。

17日には日経新聞にも掲載され、「社員13人分の保険証コピーを提出し」と、その手口が開かされている。
「病院は診察したように装い計約80枚を作成、同社が運営する薬局が処方せんに基づき保湿剤や鎮痛剤などをだしていた」と「装い」はいただけない。
結果として約36万円の保険請求があったそうだ。

この仕組みを仕切っていたのが同社の取締役の事業部長と書かれている。
この事業部長は月1回程度の頻度で、社員に「欲しい薬はないか」と注文を取っていたそうだ。
それを知り合いの医師に診察なしで処方せんだけ発行してもらい、自社の薬局で調剤して保険請求していた。
これは明らかに組織的と言うか…事業部長の個人の資質の問題なのか。
この事業部長は9月1日付で取締役を辞任している。

協力していた医師からのコメントでは「事業部長からお願いされ、まったく診察していない人に処方せんを出すことに悩んだが、薬局の社員は忙しいだろうと思ってやってしまった」と軽率だったことを反省しているそうだ。
この反省も意味がない。
忙しいのは薬局の社員だけではない。
私も忙しいので何とかして欲しいくらいだ。
薬は自分だけではなく家族の分まで注文があり、湿布剤や鎮痛剤などが多かったそうだ。
家族が忙しいかどうかなど医師に分かるはずもない。
詳しい事情は分からないので基本的には新聞記事に基づいて紹介した。

どう思いますか。
ダメでしょ。
これは診療報酬の不正請求になるんじゃないだろうか。
そしてこれが中医協でのやり玉に上げられそうな気がする。
医師もかかわっているからお互い様かな。

付け替え請求や今回の記事は何なんだろうか。
それでなくても十分儲かっている会社ばかりだ。
薬が欲しいなら保険請求ではなく、せめて「処方せん以外の医薬品」として零売くらいにしなきゃ。
どうも”正直者がバカを見る”仕組みでは困る。






目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加