東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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12月議会終了。民生委員会で否とされた議案も含め町長提出の全議案が可決

2008年12月22日 | 東郷町議会

 12月16日の記事「民生委員会で「いこまい館利用の見直し」関連議案が否決」と19日の記事「2回目の委員長決裁」で取り上げた2つの議案ですが、両方とも可決されました。

 いずれも反対した議員は日本共産党の2人(中川、かどはら)、公明党の箕浦議員、無所属の水川議員、山下議員、近藤鑛治議員、若園議員、山口議員の8人でした。

 関係者の皆さん、票読み、当たりましたか?

 私たち日本共産党は、総合体育館設置及び管理条例からトレーニング室の項を削る条例(総務委員会にかけられた)には賛成し、いこまい館にトレーニングルームを設置する条例(民生委員会にかけられた)に反対する考えでしたが、検討の結果、両議案に反対しました。

 いこまい館の方の条例の反対理由は、これまで書いてきたので繰り返しません。総合体育館の方にも反対した大きな理由は、トレーニング室が空いた後の利用方法で、指定管理者である東郷施設サービス㈱(町100%出資の第3セクター)が自主事業として各種教室を開くために占有することになる、ということからです。これは特に水川議員が強調されておられました。

 指定管理者に運営が委ねられているとは言え、町民への一般開放もなく、指定管理者が占有することは、公共施設のあり方として問題があるという判断です。

2つの議案で延べ13人が討論!

 12月議会の町長提出議案の中でも焦点となっていた、これら2議案。総合体育館の方には水川議員と箕浦議員が反対討論をしましたが、賛成討論なし! この議案の採決が終わって休憩に入ったとたん、誰かが「賛成派、討論したれよ」と発言。水川さんも「誰か、僕の討論を論破してくださいよ」と嘆いておられました。

 それが効いたのか、最初からそうする予定だったのか、いこまい館の方の議案には賛成6人、反対5人の合計11人が討論に立ちました。1議案にこれだけ多くの討論があるのは珍しいことではないでしょうか。

 いつも思うんですが、一般質問よりもよっぽど面白いですよ。いろんな議員の考えがいっぺんに聞けるのですから。議員の品定めにぴったりです。なんで一般質問と比べて傍聴が少ないのかな?

 日本共産党の中川まさお議員は、賛成討論で「この条例改正のもとになったいこまい館見直しの方向は良い。いこまい館見直し検討委員会が示したアンケートの3つの案のいずれにもトレーニング室の移設が示されていた。」「しかし、利用料体系のせいで顧客を逃す心配がある。会社の自由度を高める料金体系にすべきだ。」「検討不足の条例改正案は撤回して出しなおすべきだ」と訴え、トレーニング室移設反対を述べた他の反対者とは一線を画す意見を述べました。

 この条例が施行されて、介助浴室の利用料1回200円とかで家族やグループ向けの営業が始まって、大赤字にならないことを願うばかりです。(お湯を1回入れ替えると数千円の経費がかかります)

 賛成者の中に「料金は見直せる」という意見がありましたが、一度決めた条例をすぐに変えるほど、融通が利きますかね?

コメント
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