北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

オリンピックキャラクター決定!

2005-11-12 | 北京生活編 食べ物
 昨日で北京オリンピックまで1000日となった。テレビでは大会マスコットの発表もあり、大盛り上がり。特に北京のテレビ局では夕方ずーっと発表の中継が流れていた。

 さて、写真はその時の様子。最後に紙ふぶきが舞い、若者達が踊り狂う。(としか見えなかった) そして歌っている歌詞の大半は「北京歓迎イ尓!(北京へようこそ!)」の繰り返し。歌に合わせて手拍子している外国の来賓や中国のえらいさんも、「一体いつ終るねん...」といった雰囲気に見えた。

 ところでこのマスコット。合計5種類で総称「福娃」といい、それぞれ魚、パンダ、聖火、チベットの動物、つばめをモチーフにしている。そしてそれらの名前は「ベイベイ」「ジンジン」「ホアンホアン」「インイン」「ニイニイ」、続けて読むと「ベイジンホアンインニイ」つまり、先ほどの「北京歓迎イ尓!」になるわけ。5種類のマスコットで世界の人々を迎えてくれるといった感じか??

 マスコットを決める投票の様子が流れていたが、もんのすごく選びに選んだこのマスコット。作った人は「欧米的でもなく、もちろん日本的でもない。(←なんでわざわざ日本を持ち出すのかわからんが) 完全な中国のキャラクターだ」と自信満々だった。

可愛そうなサル...

2005-10-20 | 北京生活編 食べ物
 今日書く内容は、私にとってはかなり残酷と思える話である。

 学校の授業中、先生が中国の山の珍味について話し出した。
 「中国の珍味は”熊の手”とか”サルの脳(しかも生!)”とか...」 やはりこういう料理を好むのは広東人らしい。(動物保護の観点から最近では食べないと聞いたが、まだこういう食習慣は続いているのか??) それぞれの国の食文化があるのだから外国人である私が文句をつけるつもりはないが、とあるレストランのやり方はかなり残酷だと思った。

 先生の友達が広東に出張へ行った時のこと。接待で連れて行かれたのがそのレストラン。もちろん名物はサルである。なんと檻の中に数匹のサルが入れられていてその中から1匹を選んでくれというのである。彼が選ぼうとすると何とサルたちは...。

 自分達の中で一番弱そうなサルを皆でグルになって差し出そうとしたのである。

 サルって賢いだけにやることが残酷...。特に強そうなサルは先頭きって弱いサルを人間の方へ方へと押し出していたらしい。で、結局先生の友人が選んだのは。

 一番強かったサル。

 それにしても...。私にとっては書いているだけで気分が悪くなるような残酷な話である。(だったら書かなかったらいいんやけど、あまりに衝撃的だったので...) そんなにしてまでサルを食べたいのか??? 

新商品!

2005-08-12 | 北京生活編 食べ物
 先月北京をしばらく離れていたのだが、戻ってきたらスーパーにこれまでなかった商品が並んでいる。日本で発売されているチューハイ「氷結」である。普段私たちが飲むのはビールなのだが、これだけは日本にいる時に何回か飲んだことがあり、「お、遂に発売!?」と興味を持った。

 さて、以下の2枚の写真。写真がぼけていてわかりにくいが、びみょ~に違う点があるのだ。









 これは1本の缶の表と裏なのだが、一方は日本語、もう一方は中国語で書かれているのだ。これまで現地生産のものを色々見たが、こういうタイプは初めて。
 値段は近所のスーパーで8元程度なので、日本の価格とそう変わらない。ビールが2.5元ということを考えると結構ぜいたく品だけど...。

北京ビール

2005-04-03 | 北京生活編 食べ物
 北京には「北京ビール」というものがある。来た当時飲んでみたことがあるが、この世のものとは思えない不味さであった。が、日本のビールメーカーアサヒビールの協力を得て、NEW北京ビールが出始めたのがかれこれ1年ほど前のこと。北京では平気で製造後半年くらいたったビールを販売していてその不味さに慣れていた私にとって、発売当時の北京ビールは新鮮でものすごく美味しく感じられた。

 ところが、である。売れ行きがイマイチなのか、缶底の製造年月日が間違っているのか(?)近所のスーパーにいつ行っても10月日付の物しか売っていない。先月までそうだったのだから、結局製造後半年くらいたったものを仕方なく飲んでいたのである。(北京で売られているものに関しては、スーパードライよりも北京ビールの方が美味しい気がする)

 さて、マンションのスーパーには北京ビールは売っていなかった。そのためにわざわざ近くの別のスーパーまで行って購入していたのだが、遂にマンション内スーパーにも北京ビールが登場!スーパーの人が恩着せがましく(?)「ハオメイ(私の名)のためにわざわざ取り寄せてんで!絶対買って帰りやー!」と言われたが、まあわざわざ取り寄せてくれたのは有難いことである。

 不思議なのは発売前に「いつも買っている店の値段は幾らなのか?」としきりに聞かれたこと。結局マンション内のスーパーではそこよりも若干安く(2円程度)売ってくれていた。北京で感じるのは、結構好き勝手に値段を決めているということ。お店によって本当にばらばら。マンションのスーパーは他よりも安いのはラッキーかも。

あわびだー!

2005-03-30 | 北京生活編 食べ物
 今日は赴任期間を終えて日本に帰国する方の送別会があった。お店はもちろん中華。そして中身は、フカヒレ、カニ、そしてそしてあわび!

 実はあわびってどんな味かイマイチ良くわかっていなかった私。小さなかけらがお料理の中に入っていたこともあるが、それだけではよくわからん。が、今日はまるまる大きいやつが...。

 さて、一口。 ...なんだか馴染みのある味やな...。 隣にいる夫も同じ表情である。さて、その味とは。 
 「イカ」の味である。お祭りの屋台で売っている肉厚のイカ焼きの味、まさしくそれなのであった。

中国茶を習い始めた

2005-03-09 | 北京生活編 食べ物
 今日から中国茶道を習い始めた。以前も5回ほど習ったことがあるが、そこはちゃんとした教室ではなく、お茶料理を出すお店でついでに教えてくれるような感じ。

 今日は初めてということで中国茶の分類や産地の話など講義が大半だった。その中でウーロン茶の中の2種類を飲ませてもらったのだが、見たところほぼ同じに見えるお茶もきちんと飲み比べると全く違う。外観、香り、葉の形、味わいなどあらゆる面から比較する。1種類だけしか飲まなかったらよくわからないのだが、2種類を比べると全く違うことがわかる。お茶の知識のない人がよくごまかされて安いお茶を買わされたりするそうだ。

 まだまだ始めたばかりだが、色々な中国茶を飲み分けられたら楽しいやろうなあ。

リー家菜に行ってきた!

2005-03-01 | 北京生活編 食べ物
 家菜というお店をご存知だろうか?...と書いたものの、私も先日まで「ちょっと有名なお店」くらいしか知らなかった。が、実はめちゃめちゃ有名なお店だったのだ。

 このお店の主人(なぜか数学教授)の祖父が、かの”西太后”の料理番で、その頃から代々伝わる王家のお料理(つまり宮廷料理)が今もこのお店で出されているらしい。日本にも六本木ヒルズに出店しているらしく、HPを見たら夜は18000円~となっていた。何とぜいたくな...。そんなお店に行けるのも北京にいるからこそ。ここでは最低200元(2700円程度)出せばちょっとしたコース料理が食べられる。それに贅沢な海鮮や珍味を加えていくとコース代金がどんどん上がっていくようだ。

 写真は最初に出てくる品々。これだけでも十分おいしい! 中華料理というとまずは脂っこいと思ってしまうが、これは全く違う。小さなお皿に盛られた前菜は全て美味しい。くどくなく、あっさりしているから日本人の口に合うのかも。その後も魚料理、肉料理、などなど程よい量が出てきて大満足であった。

 
 六本木ヒルズのお店は本当に洗練された店構えらしい。しかし北京のお店は昔ながらの街並み(胡同フートン)にあり、タクシーが何とか入ってこれるような細い路地である。建物も四合院という昔からの建物。決して綺麗とは言えないのだが、小部屋の中にはラストエンペラー溥儀の弟、溥傑が書いたといわれる書(店名が書かれている)が飾ってある。(が、そのすぐ傍には食器用洗剤が並んでいるのだから有りがたみがイマイチ感じられない。)暖簾をはさんだ隣の部屋では従業員がくつろいでいるので、まるで中国人のお家で食事をごちそうになってます、という雰囲気である。

 ここは全て予約のみ。しかもメニューは決められたコースだけ。閉店時刻は特に決まっておらず、お客さんが帰るまでとなっているらしい。是非とももう一度行きたいお店である。

市場で海鮮を買う!

2005-02-06 | 北京生活編 食べ物
 家から車で10分ほどの所に大きな市場がある。一応屋根がついているものの、両側に小さい店舗がずらーっと並び、歩いても歩いても店が続くと言う感じ。生肉もかなり原型をとどめたままぶら下がっていて、通路は普通のアスファルトだがいつも何となく汚かった。お肉は買わなかったけれど、たまに近くに寄ると野菜・果物を買ったりしていた。

 さて、久しぶりにその市場へ行くと、外観が改装されている。中に入ると、今までアスファルトだった通路がピカピカである。相変わらずお肉はぶらさがっているが、そこを通り抜けていくと前方には電光掲示板までかかっている。こぎれいになったやん!!

 そこで初めてお魚を買った。内陸北京ということで生ものは買ったことがなかったのだが、冬の間なら大丈夫ということで、イカ・海老などを買う。隣のおばちゃんはお魚を買っていたのだが、新鮮すぎて何度量りに乗せようとしても跳ねて逃げてしまった。すごすぎる...。

 ところで私の目の前には黄色っぽい魚が並んでいた。形はぐじ(甘鯛)っぽいのだが、何やろ...と思っていたら、隣のおばちゃん、やたらとその鯛に触れている。何をべたべた触っているんやろ、と思っていたら、おばちゃん一言。

 「この魚、バターがぬってあるわ。」

 なんでやねん!!

蜂蜜入り緑茶

2005-01-29 | 北京生活編 食べ物
 中国の飲み物でどうしても納得いかないのは、糖分が入っているお茶である。ペットボトルのウーロン茶(しかもサントリーの現地生産!)があるのだが、「無糖」と「有糖」の2種類があるのだ。いつも気をつけて無糖を選ぶようにしているのに、今日うっかり有糖を買ってしまった。それには理由がある。

 いつものようにスーパーへ行き、いつものように店員さん数人とおしゃべり。が、今日は延々と30分以上も立ち話してしまったのだ。「じゃあ帰るね」と言ってレジに向かったそのとき、お茶を買い忘れているのに気がついた。が、お茶売り場はさっきおしゃべりしていた場所。あれだけ長居しておきながら、しかも一度去っておきながらもう一度のこのこと買いに行くのが何となく気恥ずかしく、どこかにお茶がおいていないか探してみた。(水とお茶のペットボトルは、たいてい売り場以外のどこかにも転がっているのだ。)

 あった!あった!緑茶のペットボトル。 慌ててカゴに入れてレジへ。ところが部屋に戻ってがっくり。「微糖」と書いてあるではないか。コーヒーちゃうねんから! しかも「天然蜂蜜入り」って何?? 何で緑茶に蜂蜜やねん! が、勿体無いので飲んでみる。さてその味は...。

 まずっっっ!!! 一瞬お砂糖入り紅茶のような気がしたが、全く別物や! 飲めて三口やな。

 
 とは言え捨てるのは気が引けて、そのまま冷蔵庫に入れてある。夫がうっかり飲んで辛い思いをしないよう、一応「危険!! まずい!!」と張り紙をしておいた。

デリバリー天国!

2005-01-24 | 北京生活編 食べ物
 これまで週末などに時々デリバリーで晩御飯を済ませていた。普段よく注文するのは、イタリアン、お好み焼き、日本料理...などなどである。が、なんと北京ダックをデリバリーで注文できることがわかったのだ!
 それはインターネット上で注文できる。ある会社のインターネット上でお客さんからの注文すると、その会社が注文を取りまとめ、直接飲食店に頼み、食品を取りに行き、更にそれをお客さんのもとへ配送するという仕組みである。北京ダックのお店は、日本から友達が遊びに来てくれたときなどに行く美味しいお店。以前デリバリーで注文したことのある友達によると、結構美味しかったらしい。でも、あの口に入れた瞬間にとろけるような味わいをデリバリーで出せるのかなあ?
 北京ダック以外にも、タイ料理、ベトナム料理などなど全部で30店舗くらいのデリバリーを請け負ってくれる。なんて便利なんだ! 氷点下の北京では本当に有難いサービスである。

久しぶりの飲茶

2005-01-12 | 北京生活編 食べ物
 今日のお昼は久しぶりに飲茶だった。前から一度行ってみたかったお店である。何故行ってみたかったかと言うと、ホテル内にあるにもかかわらず、2時以降全てのお料理が3元(40円程度)だから。例えば海老餃子が4個セイロに入ったものが40円程度なのである。安い~!!
 が、残念ながら今日はお昼に行ったのでそのサービスはなし。それでもそこまで高くなく、天井の高いホールのようなところでゆっくりご飯を食べることが出来た。
 さて、私は多分他の日本人に比べて飲茶を食べる機会が少ないほうだと思う。北京に住んでいる人の中には、以前香港に住んでいてスライド式に北京に来たという人も結構多い。それ以外にも広州から移動してきた人もいて、そういう人たちはやはり飲茶に詳しい。飲茶のメニューを見ても、一体どういうものなのかほとんど想像つかない。1回1回お店の人に聞くのも面倒くさいので、結局定番のものしか注文できない私である。まあ、それでも十分美味しいし満足しているのでいいのだが...。

晩御飯の場所を探して

2004-12-13 | 北京生活編 食べ物
 週末は買い物をしたので随分歩き回った。昼間とは言え外はかなり寒い。風に直接あたる耳や顔が痛いくらいである。さて買い物を済ませたのが4時すぎ。晩御飯には早いが小腹が空いたので早めの晩御飯にすることになった。夫と二人何処へ行こうか考えながら、飲食店がわりと集まっている場所へ行くことにした。そこならどこか開いているだろうと思ったのだ。
 さて最初に行ったのはイタリアンのお店。中をみるとテーブルに女性が二人。やったー!開いてるー!と思って入ったら、奥は真っ暗。まだ開店前のようだ。ならばこの女性はなんやねん??どう見てもお店の人ではない。お昼ごはんからずーっと店の中でねばっているという感じである。
 仕方なく別のお店を探す。ラーメンでもいいわ、とラーメン屋へ行くが5:30開店と書いてある。ふとその隣を見ると「営業中」と書かれた日本料理やが。入ったことないけどここでもいいわ、とドアを開けたら、リラックスする店員とばっちり目が合った。そして「まだ準備中」とあっさり断られてしまう。ほな「営業中」の看板外しとけ!
 結局その後寒空の中探したが、こんな時間にやっているお店はない。仕方なく近くの市場まで歩いて時間を潰して、5時オープンのいつも行く炉端焼きのお店へ行った。もちろん私たちが一番乗り。ようやく温かいところでゆっくりすることができたのだった。

このみかんは何?

2004-11-23 | 北京生活編 食べ物
私が北京に来る3ヶ月前に夫は既に中国に留学していたのだが、そのとき送られてきたメールに
「大きいミカンを食べました。1個で晩御飯になるくらい大きいものです。」と書かれていて、一体どんなミカンなんやろ??と
不思議に思ったものだ それが、このミカン。秋口頃から店頭に並びだした。(大きさがわかるように隣に100円ライターを置いてみた)味はミカンとグレープフルーツを足して2で割った感じ。中の形はミカンと同じで、そのまま房が大きくなった感じ。確かにこれ1個でお腹がいっぱいになりそう。

ディンタイフォンへ行く!

2004-11-19 | 北京生活編 食べ物
 「ディンタイフォン」というお店をご存知だろうか?? 台湾に本店がある点心レストランである。中でも小籠包の美味しさは特に有名で、米紙ニューヨーク・タイムズに「世界10大レストラン」の1つとして掲載されたこともある。その
ディンタイフォンが遂に北京にオープンした。オープンして今日で1週間目。早く食べてみたい!と思っていたが、今日ようやく行く機会ができた。
 店内はお客さんで一杯。偶然並ばなくて良かっただけましかも。早速例の小籠包を注文する。せいろに10個入って出てきたのは、本当に一口サイズの小さいもの。皮が破れないようにそーっと持ち上げて、レンゲの上に乗せて食べてみた。中には熱々のスープ、そして豚肉・海老の餡。うーん。おいしい。
 確かにおいしい。が、前評判が高すぎたのか、期待しすぎたのか、「めちゃめちゃ美味しい!!!」という感動はなかった。北京には小汚いが安くておいしい小籠包やさんがある。そこで初めて食べた時の方が感動は大きかったような気が...。
 お店のメニューは日本人客を見越してか、日本語メニューまである。お店を出る時名刺をもらったが、そこに記載されている世界各国の店舗のうち、日本が一番多かった。大都市の高島屋には大体入っているのではないか?? それくらい日本人受けする味なのかもしれない。

中華を習う

2004-11-12 | 北京生活編 食べ物
 月に1回のお料理教室。今日のメニューは中華料理。海鮮やきそばにレンコンハンバーグ、そしてデザート。大学終わってすぐに先生のお家にかけつけ、1時間半ほどかけてお料理を習う。と言っても大半は先生がするのを見てメモを取る
だけなのだが...。出来上がっていく様子を目の前にして空腹はピークへ...。2時頃になってようやくみんなで試食タイム!!
 試食と言ってもちゃんとしたテーブルセッティングがしてあって、お家にお招きを受けた感じである。先生が買い揃えたお皿は全て美しく揃っていて、本当にうらやましい...。(海外で購入したのを抱きかかえて持ち帰ってきたとか。)
 だいたい少しずつお料理が残るので、それらをみんなでタッパにいれて持ち帰る。というわけで、今日の家の晩御飯は中華に決定。持ち帰り分プラス焼きそばの具を変えて作り(すぐに海鮮が手に入らないのが北京のつらいところ...)夜も美味しくいただいた。