私が部長に会社を辞めるといった時は怒鳴られたよ。」
次長に話した翌日か翌々日に次長は私に言った。
辞めさせないようにプレッシャーをかけているのだ。
それと部長と次課長の間には結構な隔たりがある。
そんなことを言っても私には次があるから無理ですよ。
怒鳴られて取り消していたら転職自体成り立たないじゃないですか。
と言おうと思ったが、なぜかいうことが出来なかった。
課長に言って次長に言ったあとで
私が会社を辞めるということを言う気力が急に減退してしまったのだ。
理由の一つは転職先から「こっちを理由にしてはいけない」と言われ
辞める理由、大義名分を明確化できなくなったこと。
それと多くの先輩社員たちが有給休暇をのこしたり
ボーナスをもらう直前に辞めたりしたように
辞めるのがいけないことと会社に洗脳されていたことも大きな理由である。
課長と次長に辞意を伝えたことで予想以上のエネルギーを使ってしまったこともある。
もっとも私に余計なプレッシャーをかけたことが
後に次長が地獄を見る一つの原因になったのだが・・・
そして部長にお話がありますと伝えたら
事情は理解していてすぐに別室に連れていかれた。
「2月から転職が決まったので1月末で辞めさせて頂きたいです」
私から要件を伝えると
部長は
「こっちは休んでいいから、週に2日ぐらいは会社に来てこちらの仕事をしてくれないか」
(フルタイムの仕事に転職するのに、そんなことできるわけないだろ)
「今は人が足りなくて困っている、それに〇〇さん(同じ課の後輩の女性社員)も
北海道に帰るので会社を辞めるので更に人がたりないんだ。」
(初耳だったが向こうすんなり辞められて、こっちは辞められない
それどころかその子が辞めることが、こっち辞められない理由になっている)
「そちらも大変だったらうちでバイトとして仕事してもいいから」
(辞めるといっている者が、なんで正社員からバイトに降格してまで会社に残らなければならないんだ)
話し方は優しかったが全くふざけた話である。
ただ転職先からこっちのせいにするなと言われているので
理論だって話すことが困難だった。
「そんなとと言われても出社できませんけどいいんですか?」と言うと
部長は何を思ったのか知らないが
「いい。」と言った。
もう一度念を押したが「いい」という。
だからそれ以上は私からは言わなかった。
出勤しなくてもいいけれど会社に籍は残す。
私の側から見れば、
会社に籍は残すがその代り(=その条件として)(全く)出勤はしない
ということなのだが。。。。。
そんなことをしてまで私を会社に在籍させる意味など全く無いだろうに。