かぼすのイロイロな日々

金融、保険、不動産、広告と渡り歩き
そして現在はホテルマン

日々の生活で感じたことを書き綴っていきます。

夜の訪問者

2024年05月20日 | ホテル日記
先日、夜の訪問者とちょっとしたトラブルがありました。

AM1:00
インターホンが鳴り、訪問者を告げました。

「〇ー〇ーですけど、〇〇〇号室に配達でーす。扉を開けてください。」

夜はセキュリティがあり、館内に立ち入りできないようになっているホテルがほとんどです。

たまに、このことを知らない配達員と宿泊者がいてトラブルになることがあります。

ホ「外部の方の立ち入りはお断りしておりますので、直接、お客様へご連絡をお願いできすか。」

配「こっちは配達で来てるんで、つないで(連絡とって)」

ホ「その方のフルネームはお分かりになりますか」

配「名前はわからないけど、急いでるからつないで」

ホ「申し訳ございませんが、おつなぎすることも出来かねます」

配「はぁ!?なんでつなげないの!!そもそも、ここに泊まってる人が頼んでるんだがら普通に入れるでしょ。」

ホ「こちらとしましては、デリバリー業者との契約もありませんので入館は許可できません。また、お客様よりそういったご依頼も受けておりません。先ほども申し上げましたが、直接、お客様にご連絡をしてもらえますか」

配「そしたらさぁ、どこで渡せばいいの!!」

ホ「ホテルの外で受け渡しをお願いします。」

配「だからぁ、そこに泊まってる人が届けてっていってんの!!言ってる意味、わからないの」

ここから、「先ほども申し上げましたが~」から堂々巡り。

ここまでの主張は私もある程度理解できるんですが、最後にまったく理解できない言葉が配達員より発せられました。

配「配達できないホテルだったら、〇ー〇ーの本社に連絡してもらえる?こっちも迷惑だから」

ホ「おっしゃている意味がわかりませんが」

配「だから、客が頼まないように連絡しとけよ」

ホ「そもそも、当ホテルは〇ー〇ー様との契約もございません。また、個人の取引かと存じますので、筋違いかと思いますが」

配「あぁ、わかったわかった。ここはそういうホテルっていうのがよくわかった。この注文キャンセルするからな!!」

と言って立ち去っていきました。

だいたいやり取りは15分くらい。

その後、該当のお客様より連絡があり、事の経緯を説明をしたところ、申し訳なさそうに切電されました。

イライラがたまりましたが、デリバリーを頼むリスクも理解できた夜勤でした。


台風とホテル

2023年08月08日 | ホテル日記
台風が日本に接近中とのことで、

今回は台風が来た際のビジネスホテルがどのような状況だったかを書きたいと思います。

最近は台風のみならず、風水害の避難でホテルという選択肢があるようです。

私の勤め始めた10年ほど前は、「台風接近→キャンセル増→稼働低い」でした。
最近は、「台風接近→問い合わせ増→キャンセル増→新規予約増→空室なし」になる事がほとんどです。

ハザードマップが設定されたこともあり、
その地域に住んでいる人は事前に避難するとの事で予約が入ってきます。

しかしながら、この「避難」は、ホテルとは相性があまりよくないように感じます。

その理由が、「時間」です。

ホテルは、ご存知の通り、チェックインできる時間とチェックアウトしなければいけない時間が決まっています。
そして、自然災害は、予想通りのタイミングで来てくれません。

避難は、風雨が強くなる前にするも、
風雨が治まってから動くものであると思いますが、
チェックインのタイミングで最も風雨が強くなる事もあります。
チェックアウトもしかりです。
次の予約がとれなければ、どんな状況でもチェックアウトしてもらわなければならない可能性が高いです。

公共の避難所の方が時間について、あまり気にする必要がないように思います。

あとは、サービス面の問題です。

何年か前に、避難でのお客が同じ時間に一斉にチェックインに来た事で、
ゲストによっては部屋に入るまで3時間以上かかった事がありました。

避難での宿泊の際、チェックインが早い時間に集中します。

単純にチェックインをする数が多すぎて対応が追い付かなくなります。
電話での問い合わせが多く、またスタッフが出社できない状況発生するため、
チェックインを担当するスタッフのみならず、清掃スタッフも少なくなり、
部屋も完成しておらず、また宿泊に慣れていないゲストが多いため説明事項も増え、
通常よりも時間がかかるのだと思います。

通常のサービス提供が難しい状況になるのですが、
そうなるとクレーム対応で更なる悪循環になります。

台風時に出勤して不思議に感じるのは、
非常時に通常時の物を求めるゲストがいる事です。

夜、台風で雨風が強いのに、「食事できる店はないか?」とか「タクシー呼んで」
と言われた時には返す言葉がなかったです。

常識という言葉はあまり好きではないですが、
今がどのような状況なのかを考えて常識的な行動をする事が大切なのではといつも考えさせられます。

台風等で自然災害が増える時期に入ってますので、
命が第一である事を忘れず、思いやりを忘れず行動していきたいと思う今日この頃です。

忘れ物

2023年06月05日 | ホテル日記
ホテル勤務で、多い問い合わせのひとつが「忘れ物」でした。

財布、スマホ、鍵、お土産、飲食物などなど
いろいろと問い合わせがあります。

その中で、時々あるお話で
「なぜ忘れ物があるのがわかっているのに連絡してくれないのか?」です。

連絡をする、しないに関しては宿泊施設によって対応は違うと思います。

私の勤めていたホテルは、貴重品と定めている物品は連絡をする(固定電話の場合は連絡しない)。
その他の物品は一定期間保管後処分する対応をとっていました。
ホテルによってはチェックアウト当日に処分するところもあります。

貴重品に関しても、連絡がとれない場合、
一定期間保管後に警察署へ提出するオペレーションでした。

なぜこのような対応なのかというと、

・ホテルから連絡をされたくないゲストがいる。
そうなると全員に連絡するというのは避けるようになります(訴訟に発展したケースもあったとか)。

・忘れ物のほとんどが処分希望になる。
ホテル側で忘れ物と判断しても、連絡をすると「捨てたものだから処分でいいよ」となる場合がほとんどです。
電話をかける事も経費ですし、人件費もかかっています(忘れ物の対応も宿泊代に上乗せすれば別ですが)。
着払いの送付になるため、よっぽどの物でない限り、新しく購入しなおした方が良いケースが多いです。

・保管場所がない。
全ての物を長期間保管するには場所が必要です。
ホテルの倉庫はそれなりの大きさですが、保管しければならないものが多くあります。
勤めていたホテルでは、忘れ物の量が1ヶ月で140cmサイズの段ボール箱で2~3箱。
単純計算で20~40箱が1年で増えていきます。
忘れ物の為の保管場所を借りた場合・・・、別途保管料を頂かないといけなくなります。

他にもありそうな気がしますが、言ってしまえば「料金に含まれいない」ということかなと思います。

忘れ物の扱いに関する法律も、拾得物としての扱いをしている場合、
全ての物品は所轄する警察署に速やかに届け出るが原則だった気がします。
その場合も、届け出があってから6ヶ月後には処分されるはずです。

ちょっと脱線で、ホテルに忘れ物をしたと連絡をして、「来週取りに行きます」というゲストがいます。
経験上、約束の期日に訪れる方は少ないですし、行けないと連絡をしてくる方も少ないです。
残念なゲストだなと思うと同時に、その為に割いた時間を返してほしいと思ったり思わなかったり、、、

また、「スーツケースが壊れたから処分して」という方もいます。
スーツケースを処分する場合、通常の経費とは別で費用が発生します。
宿泊代に含まれていない分になるので、発生した費用を別途請求される可能性が高いのです。

上記でも書いたように、
忘れ物もそれ以外も宿泊施設によって対応が違うので、
宿泊する前に確認しておくことを大切です。

機械化が進む

2023年03月26日 | ホテル日記
全国旅行支援も延長になる県が増えています。

ただ、配分された予算に限りがありますので、使えない事も考えられます。

もともと配分された予算を使い切るための延長なので仕方ないです。

相も変わらずワクチンの証明書を持参しないゲストが多いので、、、


昨今、コロナ流行の関係もあり、「自動精算機」が増えてきました。

コンビニ、スーパー、そしてホテルも自動チェックインができるところもあります。

私は自動精算で終わらせるのが非常に楽で良いと思ってます。

しかしながら、そうは思っていない方もいるのは事実で、

「機械化すればいいものではない」とクレームを頂戴しました。


たまに頂戴する内容のクレームですが、私のようにチェックインなどは機械化が良いという意見もあります。

ゲストによって求める事が違うので全ての要望を汲むことは難しいのですが、

これからの時代、機械化は避けれないです。


「機械化すればいいものではない」

主に年配の方からこのようなご意見を頂戴することが多いです。

ホテルの種類や大きさにもよりますが、マンパワーの限界は必ずあります。

機械化にしたからこそ、できるサービスがあり、

機械化にしたからこそ、保てるサービスがある事をわかってほしいと思う今日この頃です。


全国旅行支援でも、「電子クーポンの読み込み方がわからない。なぜ紙クーポンでないのか」

という意見があります。

正直なところ、ホテルに言われてもどうしようもできないのです。

利用する側だと、紙クーポンの方が利用しやすいのは理解できます。

全国旅行支援は、税金を使った補助金事業です。

宿泊施設が提供しているサービスではないので、手間がかかればその分余計に税金がかかります。

補助金事業である以上、融通も効かないので重々理解して利用してもらえればと思います。

全国旅行支援

2023年02月01日 | ホテル日記
全国旅行支援も、残すところ2ヶ月。

昨年よりも割合が減ったためなのか、それとも利用者が慣れてきたのかわからないですが概要事態の問い合わせが減ってきてます。

しかしながら、よくわからない人もいるのが現状(1日に1回は電話、メール等々で説明しているような・・・)。

各県ごとで少しずつ概要が違うからなのかなと思ったり思わなかったりしてます。


大分県の旅行支援について、簡単に概要を書くと、、、

・宿泊代20%の割引(最大3,000円まで)
・電子クーポンの配布(最大2,000円、休前日は1,000円)

利用条件
・ワクチン3回以上の接種照明 or 定められた期限内の陰性証明
・本人確認書類の提示

というところでしょうか。

他県も基本的には同じで、あとは各県で上乗せがあったりなかったりだと思ってます。

1月から始まった、「新しいおおいた旅割~第2弾~」
昨年末の大きく変わった点は、
「紙クーポン」から「電子クーポン」に変わったことでしょうか。

いまやなつかしい「GOTOトラベル」の時は、紙クーポンと電子クーポンが旅行サイトによって違っていて、

電子クーポンを配布しているサイトより予約してゲストからは「使えない」「使い方を教えろ」と時間を取られていました。

今回の電子クーポンはというと、チェックインの際にQRコードのついたA4サイズの用紙を金額分もらえます。

あとは、用紙に書いてある順番に従って、アプリをダウンロード。

登録をすれば、即使用できるものになってる、、、はずです。

なにせ、業務多忙につき、自分自身で利用したことがないので、

実際はどのような画面でどのようになっているのかがわからないのです。

あとは、利用できる店舗がどれだけあるか、、、

第2弾開始時は、「紙クーポンだけ使えますよ」という飲食店が多かったように感じますが、

ゲストからは、使えなかったという声を聞かないので、コンビニだったり、大手チェーン店等々で使っているのかな。

そして、紙クーポンをお渡しできないのが第2弾でございます。

そんな3月31日で、終わるであろう「全国旅行支援」。

終わる終わる詐欺を繰り返していますが、

一度は恩恵を受けてみたいものです。

何十年かぶりの投稿

2022年12月15日 | Weblog
何年かぶりに管理画面を開けました。
仕様が変わっていて、慣れるのに時間がかかりそうですが、少しずつ投稿していこうと思います。

この10年くらいで、仕事もプライベートもびっくりするくらい変わりました。

大分県という日本からみれば田舎に住んでいますが、そんな大分でも様相は変わってきております。

どんな事を中心に書こうか悩んでますが、温かい目で見守ってもらえればと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

ダーツとメンタルトレーニング~その6~

2013年01月28日 | Weblog
ダーツも新シーズンが開幕しました。

個人的に今年はJAPANの結果を楽しみにしてます。

どぉも僕です。



さて、
今回からは「イップス」についてです。
なぜ、イップスかというと、私がメンタルトレーニングに興味を持つきっかけになった言葉だからです。


ここで、イップスとは何かというと、

精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りにプレー出来なくなる運動障害の事です。
本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語ですが、現在は様々なスポーツで使われています。ゴルフでは熟達したゴルファーの1/4から半数がイップスになる、またはなった経験があると言われています。
正確な原因は不明。一説には(*)局所性ジストニアとも言われています。


そのため、私はメンタルと深い関係があると思ったのです。


私自身、何度かイップスを経験しています。

最初は野球。
キャッチボールでの大暴投が始まりでした。
それ以来、短い距離での送球がコントロール出来なくなりました。
コントロールを良くしようと思い無理やり投げていたら、肘を故障するという悪循環に陥りました。メンタル的にかなりキツイ日々でした。
それから15年くらい経ちますが、いまだにコントロール出来ません。



それから月日は経ち…
ダーツでも2回ほど症状が出ました。
悪い時はボードまで届かない時もありました。

現在は、なんとか気持ちよく投げることができる程度まで戻っています。



次回は「私が行ったイップス克服法」についてです。



(*)持続的な筋肉の収縮を引き起こす精神疾患。音楽家に多く見られる症状で、一定期間内に局部を繰り返し動かす事が原因と考えられている。効果的な治療法は確立されておらず、症状を軽減するための治療法が用いられる。

ダーツ上達へ

2012年08月05日 | Weblog
オリンピック、盛り上がってます。

真剣勝負って、最高です。



さて、
先日、ダーツ初心者の子に投げ方を教える機会がありました。

その子はダーツを初めて半年
うまくなりたいんだけど、なかなか上達しないと話していました。

で、投げ方を見て欲しいということで教えることになりました。

で、で、
投げるところをよく観察しました。

よく投げているみたいで、僕なんかよりもきっちりとしたフォームで投げていました。

「なんで上達していないと思うの?」
と聞いてみたところ

「レーティングが上がらないから」
と答えが帰ってきました。



さて、
この子は本当に上達していないのでしょうか…

結論からいうと、この子は間違いなく上達しています。

それは何故か?

理由はブル(真ん中)にダーツが集まるようになっているからです。


始めた当初はボード全面のどこかに刺さっていたそうです。

先日はダーツのほとんどがトリプルの内側に刺さっていました。

前者と後者、どちらがより高得点をとれるでしょうか?

確率論で言えば、前者の方が高得点を取れます。

しかし、実力は後者の方が上です。


理由は簡単

後者の方は狙ったところに投げれているからです。

だから、この子もダーツをやり始めた当初よりも狙ったところに投げれているのです。

なので、
「間違いなく上達しているから、あまりレーティングは気にせず、練習すること」

「フォームについては基本的なことだけ」

「いろいろな人の投げ方を見る」

この3つをアドバイスしました。


レーティングがあるので、
「それを気にするな」
と言うのは難しいですが、僕は気にしなくなってからの方がレーティングの上昇は早かったです。

レーティングを気にして伸び悩んでる方は1ヶ月だけもためしてみてはどうでしょうか。


おしまい

ダーツとメンタルトレーニング~その5~

2012年07月08日 | Weblog
先週はダーツの大会があってました。
地元の大会で、地元のプレーヤーがいいダーツをすると嬉しいものです。


さて、
今回も習慣について記していきます。

前回の「習慣」では、ダーツを投げるときの習慣について書きました。

今回は「見直す習慣」について書きたいと思います。


定期的に練習をしていると、だんだん意識的に投げれなくなってきます。

毎回、同じ事の繰り返しなのでモチベーションが落ちてくるからです。

そぉならないためにやって欲しい事があります。

それは「練習日記を書く」

どんな練習をしたのか?
どれくらい練習をしたのか?
どんな事を意識して練習したのか?
何が出来たか?

などなど、事細かに書いてください。

それを繰り返す事で自分の様々な面が見えてきます。

そして自分に詳しくなってください。
それはゲーム中、自分の武器になることでしょう。

そして、目標の見直しもやってください。

その繰り返しができるようになれば、メンタルは強くなっていくハズです。




最後にメンタルはすぐに強くはならないものだということを覚えておいて下さい。

目標を定める→練習をする→練習日記を書く→目標を修正する→ゲームをする→大会にでる→目標を定める

を繰り返してください。

そして、練習を重ねて、楽しくゲームが出来るようになれば結果はついてくるハズです。

ダーツとメンタルトレーニング~その4~

2012年06月17日 | Weblog
最近、AKB にハマりつつありますが…
今更、ハマっていいものなのか!?
と思う今日この頃です。

とにかく、
「がんばれ、さしこ」



さて、
今回のダーツのメンタルトレーニングは、
「習慣」について触れようと思います。

試合中によくある事で、
「あの場面で決めていたら勝てたのに、緊張してしまって」
と言うことがあります。

普段の練習ではなんともない事も、
大会の初戦や決勝戦などで緊張してしまって普段のプレーが出来ないというのは、どの世界においても共通で、
ことダーツはすぐ手に伝わって思った所に飛ばせません。

「大事な場面で緊張しない方法はありますか?」

と聞かれたとき、どう答えるかと言うと
私は「ありません」と答えます。

そんな方法があったら教えて欲しいぐらいです。


しかし、緊張する場面でも最高のパフォーマンスができる選手がいます。

その「最高のパフォーマンス」が出来るようになる方法のひとつが「習慣」です。

この習慣は、「構える」「投げる」の前、間、後に行う自分だけの決まった動作の事です。

シアトルマリナーズのイチロー選手が打席に入ってスイングに入るまでの動作がそれです。

この効果として、いつも同じ予備的な動作をする事で、主の動作にスムーズに移行でき、普段と変わらない動作がしやすくなるからです。

そうなるとパフォーマンスの質は向上し、練習の成果を発揮しやすくなることでしょう。


その動作を身に付けるためには…
様々な方法がありますが…
というより、人によってまちまちなのが本音です。

やはり、練習中に身に付けるのが手っ取り早いのかなと思います。

投げる前に深く呼吸をするとか、
足の位置はつま先からおくとか、
そんな小さいことでも大丈夫です。

それが投げるまでの一連の動作として身に付けば、最高のパフォーマンスができるようになると思います。


次回は、今回とは違う習慣を記したいと思います。


つづく