中国、新幹線車内販売に見る商売感覚の違い

またまた中国に来ています。今回は新幹線で1時間半ほど移動したのですが、車内販売が興味深かったのでご報告しますね。

中国の新幹線は特に2010年以降急速に普及、あの広い中国のほぼ全土にルートが張り巡らされています。現時点の総延長距離は2万5千ｋｍ、地球1周の3分の2におよび、この国の国土の広さを感じます。

その新幹線に乗り込み出発すること10分ほど、新幹線(国営)の制服に身を包んだスタッフがワゴンを押しながら我々の乗っている車両に入ってきました。


最初は車内販売だろうな、と思っていたら。。ワゴンに乗っていた歯ブラシ、歯磨き粉のセットを取り出し、いきなりセールストークを始めたのです。
説明すること約5分、今後はサンプルを乗客の目の前に差し出しながらその車両を一回り。

何でもメーカーからの委託を受けて社内で商品のプロモーションをしてるのだとか。
メーカーからどのくらいもらっているのかは分かりませんが、さすがは商魂たくましい中国だなあと感じました。

面白そうなので私も1セット購入。



歯ブラシ4本、歯磨き粉１つがセットで20元(約330円)ですから比較的お得ではありました。使い心地も悪くなかったです。

ようやく立ちさったかと思うと、今後は別のスタッフが現れて、今後は化粧品、そして、キャンディーと次々にセールスを繰り広げます。

一緒に乗っていた私の中国人の友人は、このやり方が不快のようでぶつぶつ文句を言っていましたが、日本ではこれ、なかなか受け入れられないかもしれませんね。
(ゆっくりさせろー！ってな感じで)

こんな風景もまた海外の面白さの一つ。
今後もまたいろいろとお伝えしていきますね。