第十三話 転がり落ちた坂の先 【アンデットワールド蟲惑魔】

奈落よりも暗い深淵に堕ちた少女たち。

朽ち行く自らの肉体を感じながら、それでも希望を見出す。



死霊の棲まう空間へと堕ちた少女たち。

そこでは生ある者が生ある者であり続けることさえ困難であり、次第に少女たちの体も崩れゆく。

そこへ死霊を司る者が現れ、少女たちに説く。

確かにこの場所では生を手放さざるを得ないが、だからこそ生に囚われることなく、生における一切のしがらみもなく、全てのモノが一つとなる。

少女たちは変わりゆく自身に恐怖しながらも、身を案じなければならないこと、そのために抱く恐怖から解放されていることを実感する。

深淵に棲むモノたちに敵味方はなく、ある種の安寧を手に入れるのだった。



＜概要＞
ついにアンデットワールドという弱小テーマ最後の希望に手を出してしまいました。

フィールド・墓地のすべてのモンスターがアンデット族として扱われるため、アンデット族の展開力を活用し、蟲惑魔を蘇生したり、蟲惑魔を素材にデスカイザー・ドラゴンをＳ召喚し、墓地から任意のモンスターを自分フィールドに呼び出すことができます。

ティオを蘇生させることで、墓地肥やしの際に落ちてしまった各種落とし穴を拾うことができます。

ただ、アンデットワールドは無関係のテーマに無理矢理シナジーを作るカードなので、濫用するとアイデンティティが失われてしまうので注意が必要です。