広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

1歩目

2017-01-25 11:21:46 | 雑記
クソみたいな気だるさの中、真っ暗闇の部屋の中で目を覚ました。
時刻は8時。所謂寝坊である。
毎日の仕事を共に過ごしている作業服とドカジャンを着て、身支度を瞬時に済ませ、外へ出る。寒い。近頃はバカみたいに寒くなってきて、外回りの人間としては大いに頭を悩ませる要因である。

今日の予定は某区の高校で施工立会い。職人に遅れるから待っててと連絡し、最寄り(徒歩15分)の駅で電車に乗り込んだ。

余談かつ当たり前だが、作業服で電車に乗ると世間体が著しく良くない。印象としてきたならしいからだ。大体の人が嫌がるし、逆の立場だったら俺だってこんなのと隣接するのは嫌だ。
電車に乗り込もうとすると嫌な顔をされるし、入り口に立ってるとあまり人は乗り込もうとしない。席に座ると隣の人が対岸へ移動したりなにかしらの苦痛に顔を歪ませる事も一度や二度ではない。だが下郎は気にしない。
昔の、「人の為に生きなきゃ!!」などと思ってたかつての下郎なら、絶対に席につかず人にも近づかずにいただろうと思うが、今の下郎は精神が腐って属性が反転しているのでそういったことで他人に配慮する事はない。せいぜいオシャレした女の子やお姉さんの横には座らない程度の配慮しか持ち合わせていない。
今日も満員電車に作業服で乗り込む。洗濯はしている。総員、我慢しろ。

現場に着く。最近は寝坊ばっかりするので連日タクシーを使い倒していたが、今日はバスとの連携が良かったのでバスで来た。一時間遅れでのご到着である。

職人さんと合流し、施工に立ち会う。のっけからまあまあな問題が起き、上司に連絡。「今年は前厄だからもうヤバイ」と精神的に追い詰められている係長のぼやきを無表情で受け止め、作業再開。

ゆるい現場だった為、施工中は後ろを生徒がガンガン通りかかっていた。今も昔も変わらず、男子高校生というのは知性より野生が突出して見える。自分もこういう風に見えてたんだなぁと思いながら、危ないから離れてくださいね〜と言い丁重に露払いをする。
女子高生は、「ふあぁ!!新築の香りだぁ!!」などと言いつつ顔を施工教室に近づけ、手で匂いをかき寄せていた。
総合して、学生は尊い。庇護されるべき存在だ。仕事柄学校で施工何てことも多い身だが、なんて素晴らしい時を生きてるんだお前らはと思わずにはいられない。
是非とも健全に育って欲しい。あとここの女子高生全体としてレベル高い。
施工を終え、下郎と女子高生を眺めるのが趣味の職人さんはその場をあとにした。

職人さんと別れ、最寄り(徒歩20分)の駅に向かった。
最近密かな楽しみとしてJRのドラゴンボールスタンプラリーがある。
某駅でパンちゃんとギルのスタンプを押し、ご満悦で電車に乗り込む。それだけに飽き足らず、隣と、その隣の駅でも途中下車。悟空とベジータのスタンプをゲット。これを30駅制覇すると四星球のピンバッジが貰える。現在18駅。もうすぐだ。胸が高鳴る。仕事なんかよりも余程順調に進んでいる。
途中、知らないおじさんに「どれくらい進みました?」と聞かれ、18駅と答えた。するとおじさんは「前回のウルトラマンスタンプラリーは全制覇したんですよぉ、今回も頑張ります!」と満面の笑みで下郎に語りかけた。そうなんですかぁ(^^)と言い、その場を後にした。暇なおじさんだと思ったが、わりと人の事は言えなかった。

15時半。会社に帰る。暑い。暖房をつけ過ぎだ。寒すぎる外に備えた装備が一気に牙を剥く。
装備をある程度キャストオフして席に着く。やや散らかっている。施工道具や書類、部品や小物が散在の一歩手前の水準でそこかしこに共存している。
ある程度片付けて、パソコンの画面をつける。横のデスクで二つ下の新人君が一生懸命仕事している。「なんの作業してんの?」と先輩らしく声をかけ、適当に聞いた後にガンバッテネと返した。こちらも作業を開始した。

お客様からの急な電話、急な依頼(命令)により明後日西東京で施工が決定した。内容は詳しく言えないが完全に先方のミス。理不尽なお叱りを華麗に受け流し、部品が足りないので近くの金物屋に買いに行った。
18時。定時になった。仕事が残っている。やる。色々ミーティングする。終わる。喫煙所で上司やらと話す。終わる。帰ってきた一個下の新人ちゃん(♂)と談笑する。明後日の打ち合わせを親方と電話でする。終わる。

21時。振り返ってみれば三時間も何をやってたんだろうという気が何故か毎回するのだが、仕事が概ね終わったので退勤。相変わらず外は寒い。寒いというよりは最早、痛い。痛覚に働きかけてくる寒さだった。もう少し会社でゆっくりしていきなよと言わんばかりに寒風が吹きつけてくる。

電車に乗り込む。小田急線は始発で座れなければ高確率でもう座れない。沿線に魅力がなさすぎるのか、途中で降りる人はかなり少ないし、座る人も遥か先まで全然立たない。乗客の新陳代謝が著しく悪い。それが小田急線。朝も同様。朝の通勤、果ては大学の通学にもこの電車を使っていたが、朝座れた何て事は誇張でもなんでもなく1度もない。
今日も根性で座れる位置に並んだが、ギリ座れず。電車乗車口で狛犬と化した(クソ迷惑)。

家の最寄りからは長くて大きな坂を登っていき、長くて大きな坂を下っていく。息を白くしながら坂を登ると、20代とおぼしきカップルが手を繋いで前を歩いていた。何をしたわけでもないのだが、オスの方がしきりに後ろを見渡し、メスを守るように腕を背中に回し、下郎を睨みつけてきた。さしずめ縄張りを守るオスライオン。対して俺はなんだろうか。オスライオンに警戒されるような動物性は俺にはない。例えが見つからない、黒い靄のかかった目だけがギラリと光った正体不明の生命体、正体はわからないが危険ということだけは野生の勘で察することができる。みたいな、そんな感じだろうか。もうそれでいい、俺はもう何者でもいたくないんだと、NARUTOで見たことあるようなセリフを心でつぶやいてその二人を追い抜かした。
ああいう手合いはもはや別世界の住人に感じる。あのような人間関係を構築できる人間性はどうやら下郎にはないと、24年の人生でなんとなく察していた。希望は持たない事。眼前にも手の中にもそんなものはないのだから、ないものねだりはなし。こんな人間性で誰かに一緒にいて貰おうなど失礼である。
下郎はそういう層よりもっと下の、誰もが三千年前には通過してそうなところでもがもがともがきながら息をしている。急には進化できない、少しずつ前に進めればそれでいい。

22時。実家に帰宅。最近は不景気で仕事が少ないため早く帰れる。てっぺん越えがザラだった時に比べればだいぶマシである。
玄関に近づくと、徘徊する祖母の独り言(大音量)が聞こえてくる。Twitterで下郎をフォローしてくださってる方には周知の事と思うが下郎の祖母はアルツハイマー型の認知症である。日がな大音量で独り言を言いながら家中徘徊し、人の生活に死ぬ程干渉しては勝手にわけわかんなくなる。そういう生き物である。
独り言のレパートリーは主に

・なんだろう、まるっきりわかんなくなっちゃった(定型文)
・◯◯(母の名)に全部任せましょう
・今日は記憶がおかしい。こんな事今迄なかった(毎日言ってる)
・パパったら笑ってるでしょう
・あぶないっ!!あぶないっ!!

である。他はないに等しい。アルツハイマーになって5年余り、ドラクエの村人レベルのボキャブラリーと化したのだった。もしくはSIRENの屍人がイメージとして近い。暗がりを歩きまわる姿はまさにそれである。

自室に戻ると、部屋のレイアウトが弄られている。そう、祖母の仕業である。何万回言っても人の部屋に入っていじくり倒す事をやめない。あと何故か毎回暖房のコンセントを引っこ抜く。ついててもコンセントを引っこ抜いて止める。凍死しろと言うのだろうか。

祖母に関してはこれでもかというくらいに苦しめられて全てにおいて諦めているので、最近はガチギレ案件も減った。先程も述べたがどうしようもなさすぎる事には希望を捨てる。これが一番である。そうでなければ殺害するしかないがそうもいかない。ここは法治国家である。何を言っても忘れて自分のみに従うのだからもうそれで良いのだ。希望らしき事案が出てくるまで、冬眠する熊のように待ち続ける。5年あがいた結果、導き出した答えはそれだった。まだこのモンスターを倒せるレベルに達していない。モンスターが弱るのを待つ。

祖母に関して、結果的にではあるが実際悪い事ばかりではなく、母との関係は多分今迄生きてきて一番親子らしい関係に落ち着いている。父も兄も家を出てるので実質1人で祖母を世話している母だが、唯一家に帰ってくる俺に今迄では考えられない程とてもよくてくれる。下郎が帰ってくると録画しておいてくれたももクロの番組を見せてくれたりご飯を作ったりしてくれる。
マザコンではないが、この歳になってようやく母が母らしくしてくれる状況をわりと満喫している。こうなるまでも色々あったが割愛する。散々狂ってきた母も、狂った分だけ丸くなった。ここまで双方に様々な痛みを伴ったあったがそれでいい。穏やかに生きていって欲しい。

0時。寝る。明日はゆっくり出られる予定。
思いの外長くなったが最初の日記はこれで終わり。何を書けばいいか迷い結局概ね全部を書いた。徐々に簡潔になってくと思うので暇つぶしに是非読んでくださいませ。
それでは、また。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
   | トップ | 2歩目 »

コメントを投稿

雑記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。