はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

藤の木

2017-06-22 17:47:12 | はがき随筆


 わが家の庭の片隅に藤の木がある。毎年4月には薄紫の花をつけて、ひとときその芳香は幸せの境地に誘ってくれる。ところが、咲いた後の藤の木の勢いは強く、つるの伸びは魔法がかかっている。つるの先に触れる物に手当たり次第にからみつき、その繁茂ぶりには目を見張る。これが秋の落葉まで繰り返されて私の鎌による剪定?は続く。鎌にひっかかる枝を仇のようにばっさりと切る作業を、ストレス解消と心得て今朝も一仕事終えて気分はとてもいい。
 真夏の太陽を和らげる藤棚として歓迎されることもなく切られる藤、時に哀れを感じる。
  霧島市 口町円子 2017/6/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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