はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

雨に咲く

2017-07-08 00:14:59 | 岩国エッセイサロンより
2017年7月 4日 (火)
   岩国市   会 員   片山清勝

 家の前は裏通りの小さな四つ角。三方から来た集団登校の児童らはあいさつしながら合流し表通りへ向かう。           
 そんな通りが華やぐのは雨の朝。登校する短い時間だが赤、桃、黄、青などの傘の花。3人が横並びできない狭い通りいっぱいに咲く。その傘花は自由気ままに揺れていて、雨に打たれる紫陽花のようだ。
 私の子供の頃は麻木色の油紙を竹骨に張った番傘。小柄な私には重たかった。また長靴は黒一色たった。
 今は傘も雨靴も色とりどり。若いお母さんが「両方とも子供らにはファッションです」と教えてくれた。

    (2017.07.04 毎日新聞「はがき随筆」掲載)
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2 コメント

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大雨が心配 (tatu_no_ko)
2017-07-08 08:21:14
転載有り難うございました。
梅雨入りの雨の日に書いたのですが、その後、長い中休みでしたが、ちょうど雨の日に掲載され救われました。
雨も楽しむ子どもら、いつまでも続いて欲しいです。
九州地区の大雨、影響はいかがですか。
目を覆いたくなる映像に心を痛めております。
梅雨末期、どうぞご自愛ください。
Unknown (アカショウビン)
2017-07-08 21:06:45
tatu no koさま。
北部九州豪雨の惨事…。
流木の皮が剥がれ、ツルツルに光っているのを見ると、土砂がどんな勢いで、流木を押し流したのかよく分かり、恐怖を感じました。
一日も早い、復興を祈るのみです。

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