詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

読書して

2010-02-28 20:49:25 | Weblog
一時の夢ならば生死を賭けろ


ただ狂えと言う賢者にもこの妙法


過剰攻撃性 昇華する机上のノート


風にページがめくられて遠い話は


裸で生まれたように そのまま そのように そのように


心の構造を組み立てて写真に撮る


そのままの己 根付かせる読書のこやし


根源孤独 骨に響いて会話音


インドの神様を薄めて拝んでいる


夜に聞き耳を立てて心音を追う
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2・27日の意識の流れ

2010-02-28 01:50:13 | Weblog
波打ち際に源郷響き仏座す


風の都で焼香して空を広げる


南方へ回帰する群れる魂おたまじゃくし


アメリカ人が文化大革命の腕章をしている


中国人がヤクザなアメ車を乗り回す


地獄では腐った骨に花の咲く日本兵


およそ倫理的でない存在の地獄堕ち


地獄の責苦 快楽とうそぶく馬鹿者には


健忘症の日本神話 己の邪悪知ってか知らずか


兎の皮剥ぎ師は神に嘉される


耕作地の終わる所に夢見の宮を建て


海辺で月見あげて空に舞う


肉体の無い存在に過剰イメージは地獄


蝶の飛ぶのを見計らって願かけル


雑草が風になびいて快楽主義


性的な幻想に浸りきって茂み


風に揺れる草花見とれている午後


南下してゆく魂の揺れに透明度増す風


機械駆使して進化などしてしまおう青年


飛び去ってしまうほど思想を削ぎ落とす


進化・退化 昇天・堕天・宙吊り自由の意味


南洋の日本兵 肉片ムカデに食べられムカデに転生


地獄の記述始めるとすえたそれが臭う


地獄想えば出現し仏界想えば出現する心 この心に


最善の生命状態を目指しているのに嘘つく野郎


権力の野望に憑かれて嘘で塗る壁の白さ


魂の灯吹き消して嘘ばかりつく保身者


蒔いた種を己で刈る世界は一つ


ミゾオチのフロンティアに植樹して


ジャングルに小屋建てて小鳥と読書に励む


ほとんど自分にしか興味がない蠅取り蜘蛛飛び


自身の特異点刺激して言葉を湧出する


その輝いている魂を見せてくれ


あなたの中の娘を俺にくれないか


娘 桃のような魂 食べ頃


男の中に娘の住んでいる桃源郷


七色の虹の尻尾につかまって


常に学習する事で進化の加速度を増す


エントロピーに逆らう生命は進化を意志して


小休止に水飲んで整えたら前へ進もう


権力に憑かれて月夜にピエロが踊ってる
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風の吹く

2010-02-19 18:23:19 | Weblog
情熱の風吹いて微笑


今日の私は7日目の神のように嬉しい


無意識を博物館に展示する


一夜漬けの死者の書より今の行為


書物に魂の尊貴を授けられ


繰り返し再生されるCDの神聖さ
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灰色の時

2010-02-19 16:50:23 | Weblog
6:30に目を覚ます
高曇りの空見あげて
限りなく灰色の現実を始めよう

俺が詩を書くからって
仙人の杖を持っているわけじゃない

俺が一風変わっていても
己の心に素直なだけだ

ちょっとしたプロテクター着けて
体当たり 喰らいつけ

朝の時どもを あなたに捧げるように
書きためている
ジャムを塗ったトーストが栄養
脳髄を刺激して
もっとあなたの事 書きたくなる

時計は灰色の靄の中
時計は灰色の靄の中



午後は時を貯金に行く
やわらかな日差しに包まれて
桜の老木に咲けと言い聞かす

日常が灰色だからって
心に花が咲かないわけじゃない

俺は午後の喫茶で
読書する意味と時間を詰め込んで

眼鏡を鼻の頭に乗っけて
しかめっ面の老眼鏡

昼間の時を貯め込んで
言葉の放出に備えてる

一杯のコーヒーが目覚めを誘う
脳髄を刺激して
明日に向かう糧を食べている

時計は灰色の靄の中
時計は灰色の靄の中
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火傷の腕

2010-02-19 11:30:53 | Weblog
国防色まとう腕章の紅


火葬される己見て転生誓う


歩行にまつわる話メロディーが降る
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春浅い日の詩集

2010-02-18 20:10:01 | Weblog
同じ詩人の詩集
何冊か並べてある
版が違えば全く別物

同じ詩人の人生
何度か見てみる
年譜が語る道しるべの輝き

同じ詩人に行ったり来たり
何度読んでも満たされない
真似る息づかいに遠い一歩


春の日向また本に目を落とす
自分の力を試してみたい
模倣の数で
見えてくる形もあるはず

憧れと焦燥は
早春の川原を流れる風
心地いいねと呟くと
優しく頬を撫でる

春浅い日の風と詩集

そっと首かしげて
春の野を聴くと
街の喧騒は幻聴のように響いて
人と人の営みが
川の水に記憶されるから
川原で混沌と交わる
川の流れ絶えずに



同じ詩人の詩集
何冊か並べてある
版が違えば全く別物

同じ詩人の人生
何度か見てみる
年譜が語る道しるべの輝き

同じ詩人に行ったり来たり
何度読んでも満たされない
真似る息づかいに遠い一歩


巡る 巡る季節の舞台
書物の木曜日に
そっとメモるペン先に
宇宙の軌跡が宿るから

暮れてゆく夕べに
ふと放浪の憧れが染みわたる
携える本を選んだら
夜更けるまで読み続ける

春浅い日の風と詩集

街のまたたき窓辺の希望
そっと手を当て
未来を描いてみる
どの子もみんないい子だから
夜の窓には花が咲いて
僕は見ていた聴きとった

まだ春浅い日に変わる世界が
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ミィーサマ

2010-02-18 09:52:09 | Weblog
蛇の記述読みながら眠ってしまう寒日


窓越しに降る雪を聴いて ぽたり ほたり


蛇の子を孕んでいる娘に口づける


神蛇の母 卵に巻きついて眠っている


娘のやわ肌から鱗一枚一枚剥がしてやる


蛇様と書いてミィーサマと読ます ここ日本


精子臭い体が女を求めてとぐろ巻く
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雪のシヴァ神

2010-02-18 07:53:03 | Weblog
夜光虫 記憶輝く夜景の都


2・26 こんな一日 朝からの雪に鮮血


土足で畳に上がるクーデター


雪降る空にシヴァ神の踊る
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革新嫌いの日本警察

2010-02-16 15:55:04 | Weblog
日の出遅れるは人間の不義理ゆえ


音楽で三ツ目が開き作句する


手の平にチャクラ開く練習している


仏足跡にヒントあり開け護摩


DKで降霊して地獄で仏


地球進化の中順繰りに地獄の消えゆくか


置き去りのすえた地獄にこの妙法


ラーメン啜り今の政局考える


革新勢力嫌いの警察権力


世俗主義貫くトルコ国軍と革新嫌う日本警察
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鵺(ぬえ)三句

2010-02-16 08:37:19 | Weblog
王の寝間 天井から染みてくる鵺


黒雲の中で鵺 射る矢 血塗りの歴史


鵺の居る所いつも夜で冷気降りている
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三叉路のやしろ

2010-02-15 08:30:48 | Weblog
三叉路のやしろは蛇の鱗が散乱


海浜の靄 女神ひたひたと濡れている


庭土に埋まった体の性欲は粘い
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日本茶

2010-02-13 11:55:28 | Weblog
魂の進化祈るように文芸書読む


30年ぶりに日本茶飲む


雪原で飛びかう声の雲を割る
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太陽が恋しい

2010-02-13 10:24:54 | Weblog
片端の里で神に祭り揚げられる


蛇の鱗の長じゅばん羽織る娘


核サイロでミサイルに絡みつく 龍
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王を値踏みする

2010-02-12 17:45:38 | Weblog
擬(まが)いの王の擬(まが)いの日本史


青龍刀が頭蓋を砕き天皇を穴に捨てる


樹木に伝い降りてきた神がはにかむ


宣(の)る広告共同機構が甘く呪う民衆


擬(まが)いの王の個人的告白 嘘の王 偽善の王


暴動が管理されてロックコンサート


「私は独立した一個人である」と復唱した広場


生と死が絡み合って蛇の交尾のようだ



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そろそろインド

2010-02-12 09:06:47 | Weblog
割り箸折って皇居飛び越える


二度と受胎しないようにバラバラにする


老人天皇 一家共々インドの掘っ立て小屋でO脚の半裸さらす


天皇一家のマニファクチャー鋳造するムンバイの安土産


日に焼けた天皇一家ふいごの土間に白い猿股から骨皮の足
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