吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

お金ポケット探し術を磨くことが官僚役人の特性のようだ。

2008年03月27日 | Weblog
 ひとのお金や預かっているお金も書類で右に左に動かしていると、そのお金が結果として自分の自由(裁量)にできる自分のお金と思うようになってしまうらしい。市役所の窓口で預かる健康保険料や社会保険庁で預かる年金保険料。預かるものばかりではなく、給付するお金や予算から支払う代金なども”自分が払っている”と思ってしまうらしい。

 自分や自分たちがいろいろ使えるお金をたくさん持ちたい。自分たちが裁量できるお金のあるポケットをたくさん持ちたいと思うのがお役人の特性のようだ。道路特定財源が典型だが、今回の農道建設費も先の年金も同じ類だ。一般会計のように一般の人や会計検査院の目が届きやすいお金より、自分たちが自分たちの都合のよい解釈で都合よく使えるお金という特定財源が好きなのだ。

 現場が田舎や山間地でよくわからない土地の農道など建設基準が”ゆるい”から、適当にいろいろ申請し建設する。しかし、維持管理などの交付金は市道や町道にしたほうがたくさん出ると知れば、一般道に変えてしまうのだ。とにかく、使うときも維持するときも簡単にお金が使え、あまり干渉されないことがいいのだ。

 マッサージチェアだろうが釣竿や魚群探知機だろうが、自分たちが所管しているお金で買って何故悪い。自分たちが気持ちよく働けることが、公務の生産性が上がり国民のためになるのだ。よく理解して欲しいという高級官僚諸氏なのだ。
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