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支援するならしっかりと

2011-09-20 14:34:17 | 日記

 東北3県の大地震と津波の被害に対して、日本列島総力を挙げて支援し、一日も早い復興を願っている、それが理想だろうが中には足を引っ張る輩がいる。

 愛知県日進市で「被災地復興支援花火大会」を計画したところ、20通ばかりが福島産花火打ち上げに、放射能を恐れて、反対意見が寄せられ、福島産花火は打ち上げなかったという、其の20通の中には「事前に放射能検査をして、安全を確認して打ち上げるべきだ」と建設的な意見も複数あったと聞く、これは良識あり頷ける意見である、だが風評だけを気にして何の根拠もないのに福島を恐れる人がいる。
 日進市でも反対意見を上回る50通以上の意見が、被災地を思えばやるべきだったと、支援する言葉の方が多かったと云う。
   尚 その後には、3500通を超す、被災地支援の声が寄せられたと聞く、日進市長も、現地市長と花火業者に謝罪しに行ったと云う、当然のことである。
 あまり根拠のない、風評だけを信じる心ない少数の意見に、耳を傾けるべきだはない。

 一歩間違えば大惨事を招く火薬は、屋内で厳重に管理されおり、製造工程で乾燥の為、屋外で干す事もあるが、左程被曝していないので、安心だろうと話している学者もいた。

 折角、被害地復興を銘打って開催したのに、少数の心ない人の風評で打ち上げ中止になれば、かえって地元を落胆させてしまい、復興意欲を殺いでしまう、それならむしろ復興なんて銘を打たなが方がずっと良かった。

 京都の送り火や長崎の方でも、似たようなことがあった、被災地支援と銘打つならば、事前に厳重検査して、其の行事を実行しても安全である事を住民に知らせ、其の行事を住人が楽しみ、提供した被災地の人も、共に喜べる配慮をすべきであろう。


悪銭身に付かず

2011-09-09 08:53:28 | 日記

 昔からの諺に「悪銭身に付かず」と言われている、全くその通りで、悪銭とは労せずして儲けた金の事を云う、一獲千金で得たあぶく銭は、浪費で使い切ってしまうことが多い。
 汗水流し血の滲む思いで稼いだ金は尊く、其の尊い金はつましく有効に使う、僅かな金額であってもその価値は高い。

 終戦時、軍の物資を其の地位を利用して大量に獲得、軍が持っている物資は、人間生活に必要な物資全てである、特に終戦時求められたのは、食糧と衣類だった、庶民が必要とする物資をインフレの物価上昇に乗じて、闇流通に流し莫大な資産を持った人がいる、また終戦時の食糧不足を利用して、穀物を買占め高値で売る、悪徳農家、悪徳業者の「闇成金」が ウヨウヨ居た、食糧、衣類に限らず全ての物資を獲得した人間は「闇成金」になった。
 だが昭和20年後半に入り世情が落ち着き始めた頃にはこの「闇成金」は姿を消した、「濡れ手に粟」の苦労なしで貯めた金を、湯水の如く享楽に使い果たし、或いは事業を起こしたのもいるが、いずれ素人の商法で失敗、戦後の闇成金は消滅したのである。

 世の中には目先の利く「鋭い人」がいる、例年 早場米が出るこの時期「食糧倉庫」は、昨年産米「古米」が満杯の筈だ、だが今年は食糧倉庫は空っぽ、利口で目先の利く鋭い人が、放射能汚染米が検出され、汚染米が多く出て米不足になるだろうと予測?、古米買占め、早場米が流通し始めたら「鋭い人」が買占め、現在 例年より1割も高値で取引されているらしい、もっと買占めが進めば高値を良識業者が吸収しきれず、消費者にも其の負担が来るだろう。

 思い起こせば1993年北海道 東北 関東は「やませ」で冷害が酷く、西日本も冷害の影響があり米が大不作、主食不足を心配した政府は急遽外米を輸入した、アメリカ カリホルニヤ米は日本の米に近いとか、タイ米はぼそぼそで粘り気がなく、チャーハンにしても美味くないと不評、10kg1万円でタイ米を2kg抱き合わせで強制的に買わされたとか、そんなこともあった。

 幸い今年の米の作況指数は豊作迄はいかないが、例年を上回る作況、嬉しいことにこれまでの早場米汚染検査は皆合格、今後今年産米に汚染が発見されなければ、買占め悪徳業者が損をするだろう、仮に汚染された米が出たとしても、それは限られた地区で、日本の米事情を左右する程のものではないだろう、若し大量に汚染米が出て米不足が予想されたら、政府も動くであろう、終戦時や93年の様なことは無いと思う、是非そうあって欲しいものである。

  今年の日本は試練の年である、大震災と大津波、梅雨最中の九州地方の集中豪雨の水害、梅雨明けの新潟 福島の集中豪雨と水害、台風12号による紀伊半島の大水害、日本列島全国民が助け合い、復興に努力している時に、災害や風評を利用して、私利私欲を図る輩は許せない。

 

 


台風内閣にならぬよう

2011-09-03 11:07:08 | 日記

 台風12号が南の海上でのろのろと北上、やっと高知に上陸、上陸後は勢力を弱めながら足早に日本海を北上する。

 同日 野田内閣が誕生、台風12号の如く、足早に駆け抜け短期に消滅なんて事がないようしっかり政権を維持して欲しい。

 思えば2年前自民党から、民主党に政権交代した、庶民に即したどんな政治をしてくれるかと、国民は大いに期待した、子供手当月額2万6千円、高校生授業料無償、高速道路無料化、庶民にはおいしい話ばかりを掲げ、増税なくして財源は心配なし、埋蔵金発掘と事業仕分で確保と公約して、小・鳩政権が出来た、沖縄基地問題には大きな希望を持たせ、最後は何の進展もないまま。
 石原東京都知事がオリンピック誘致に力を注ぎ、首相が現地へ出向き誘致演説、夫人のパホーマンスだけが目に引き、招致失敗、マニフェスト履行もおぼつかなく、敢え無く9カ月で政権放棄、それで尚、増税反対 マニフェスト堅持を声高に唱える、何かおかしい。
 その後の大災害の復興に多大な資金が必要、国債を発行しても、次世代に借金を残してはいけない、それでなくても1,000兆円に及ぶ借金を次世代に残して、まだ増える傾向にある。

 昨年6月菅・小沢の代表選、菅さん勝利、国会のねじれと、党内でも脱小沢  親小沢とねじれの中、菅さんの国会運営大変だったが、3月の大地震と大津波、加えて福島原発事故、党内の反発に加え、野党の攻勢、四面楚歌の中、国内外で政治が停滞したが、1年3カ月よく耐え野田さんに引き継いだ、菅さんご苦労様でした。

 後を受け台風12号が吹き荒れる中、野田内閣発足、党内融和に腐心した野田さんの表れか、幹事長に小沢氏に近い輿石 東氏を起用、輿石 さんもベテラン議員、何が何でも小沢色を強調しようとは云わないだろう、他に小沢派から2人程入閣したが、党の融和を図るなら小沢の意向は強く出すべきではない、其れがあればまた党内分裂する、。
 どじょうを自任の野田さん、泥臭く地道に、国難回復の為に国民皆負担増税OK 、融和を図り長期政権を維持して、国内外の信用を深めて欲しい。