花ごよみ

映画、本、写真など・

八日目の蝉

2011-05-04 | 映画

角田光代の小説を映画化。
成島出が監督。

誘拐する女性、希和子には永作博美、
誘拐され、薫と名付けられた、
少女には渡邊このみ。
すごく可愛い女の子です。
その後実家に帰され、
恵理菜と呼ばれた女性を、
井上真央が演じます。



小池栄子、森口瑤子、田中哲司が共演。

愛人の赤ん坊をさらった女、
さらった女に深い愛情で包まれ、
育てられた少女、
二人の逃亡劇、そしてその後の二人。

映画は闇を抱えながら成長した、
恵理菜(井上真央)の心の揺れに、
重きをおいた設定になっていました。

4年間の二人の幸福な生活。
数年を経て成長した恵理菜(井上真央)は、
不倫相手の子どもを身ごもってしまう。

小豆島の美しい風景。
幸せだった思い出、
忘れていた希和子(永作博美)との、
豊かな愛に包まれた過去の記憶が蘇ってきます。

この映画、
上映される前から
予告編で泣き、
中島美嘉の歌うテーマソングを、
聞いただけでも泣けていたんです。



映画を見てやっぱり想像通り
涙が頬をとめどなく流れてきて、
困りました。
ストーリーは本を読んでいて
分かっていても、
どうしようもなく泣けるんです。

逮捕時に「その子はまだご飯を食べてないんです。」
本でも泣けた一言、
母親としての深い愛情が感じられます。

でも元の家族から奪ってしまった心、
特に実の母親から奪い去った
罪の重さは限りなく深いです。

育ての母と同じ道を行く恵理菜(井上真央)
愛し慈しまれた過去の記憶は、
新たな生命を慈しむ心に…
未来へ向けての明るさが、
かいま見えるのが救いです。

本の感想は→こちらです。







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4 コメント

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ラスト (しんちゃん)
2011-05-04 23:44:25
 原作では現在の希和子の心の中でおわってたよね?確か。
あと、港ですれ違う部分もあったけど。
 映画ではあの逮捕のシーン・・・もちろん時間軸では最初に出てきた裁判のシーンが希和子の最後の姿だったけど。
 なので、出所後の希和子も見たかったかも。

 ダメな男2人がそれぞれにいい味を出してたなぁ(笑)
 
しんちゃんへ☆ (kazu)
2011-05-05 05:31:37
こんにちは。
原作ではそうですよね。
すれちがってました。
映画では逮捕のシーンが
最後でした。
あと写真館に訪れたのが
ありました。
ダメ男…
たしかに良い味でした。
見られたんですね。 (たんぽぽ)
2011-05-06 10:14:49
八日目の蝉の映画、もう、見られたんですね。
テレビでずっと見ていたので、気になります。
生みの母と育ての母。。
色々な事を考えさせられるドラマでした。
でも、幸せな家族の最も大切な宝物を奪ってしまって。。そんな罪の上に、やはり幸せはきませんよね。
たんぽぽさんへ☆ (kazu)
2011-05-08 21:40:56
こんばんは〜!

見てきましたよ〜!
ほんと、泣けます。
思い出しても涙が出てきます。

やっぱりこの場合、
永遠の幸せは
どう考えても不可能でしょうね。
いつか、きっと悲しい
別れが待っているでしょうね。

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