官製談合

北海道における官製談合の実態

kenryuxの北海道の官製談合の実態(8)

2007-06-10 16:57:38 | Weblog
 暫くお休みしているうちにずいぶんといろいろなことがありましたね。何を書いていいのか迷います。
 今年3月末で大手ゼネコン5社が札幌建設業協会から談合イメージ払拭のため脱退していたそうです。大成建設、鹿島建設、大林組、清水建設、竹中工務店の5社です。それに対し、伊藤義郎会長(伊藤組土建会長)は『非常に残念だ、協会は談合の誤解を受けるような団体ではない。』と不快感を示したとのこと、伊藤組土建も道の官製談合で甘い汁を吸っている会社、自分のことは棚に上げて何を言うかと言いたい。大手ゼネコンは官製談合に組している北海道の建設業協会に見切りをつけて脱退したのであり、まず、自分たちから脱談合を宣言すべきと思います。

 緑資源機構の官製談合も遂に機構の理事や受託した4法人の担当者が逮捕され、さらに、機構が発注した農用地関係でも松岡農林水産大臣の地元で官製談合の疑いが浮上、受注した建設業者から松岡農林水産大臣が献金を受けていたことが報道され、ナントカ還元水で国会の追及を逃れようとしたけれどダブルパンチを受けて抗しきれず自殺してしまった。
 国民の皆様に迷惑をかけたことをお詫びしますと言う遺書があったとのことだが、お詫びするなら事実を全て明らかにすべきで何もせずに死ぬとはもってのほか、安部総理、日本国万歳とは馬っ鹿じゃないの。
 もう一人緑資源機構の前身の森林開発公団の元理事が飛び降り自殺。官製談合の仕組みを作った人物とのようで何も死ぬことはないと思うのだが、事実をうやむやにして死んで満足なのだろうか。
 緑資源機構は廃止になるようだが同じような団体は数え切れないほど有り、それらの団体で甘い汁を吸っているOBまた数限りなし。徹底的に追及して税金の無駄遣いを1日も早くなくして欲しいものです。

 大阪枚方市発注の清掃工場建設にかかる談合では現職の警部補が市とゼネコンを結ぶブローカーの役目をしていたとのこと、本部長表彰を何度も受けた優秀な刑事だったとのことだがとんだところに優秀な腕を発揮したようですね。
 警部補と副市長、大林組の顧問が逮捕されたようですが、更に大阪府議が3千万円を受け取った容疑で逮捕、中司市長の逮捕も間近いようだが大林組と淺沼組の共同企業体が55億6千万円で受注したのだから中司市長にもかなりの金額が渡されていると思われます。
 この件で大林組の大林剛郎会長と脇村社長が辞任。しかし、大林会長は平取締役脇村社長は特別顧問、責任の取り方が甘すぎます。

 我が北海道では官製談合が大手を振って進行中です。2支庁の業者から本命になったので積算をお願いしますと公示用設計書が送られてきました。公募型入札分は約10%引きで、指名競争分はやく95%で落札されました。
 北海道は本年度の予算で実質100億円の歳入不足の予定とのことです。今年も4月以降どれくらい発注されたでしょうか。1000億円くらいにはなると思いますが、全てを一般競争入札にすれば落札率は確実に15%は下がります。15%と言えば150億円です。
 北海道には大学教授や会社経営者等5人で構成される入札監視委員会なるものがあります。5月に4人が交代しました。3回目に入札監視委員会に実体を訴え官製談合防止をお願いした事を書きましたが再度官製談合の絶滅を働きかけようと思っています。
 実は皆さんにお見せしたいFAXがあるのですが、スキャナで読み込んでこの記事に貼り付けようとしても小さくて読めないようです。2年前私に見積もり依頼のFAXで感熱紙のため印刷が薄くなり見えにくくなったのでコピーしてあります。 元本は公正取引委員会に送付しましたが、内容は発信月日H16・7・16札幌の某社、7月28日入札の約6000万円の委託業務について本命の通知を受けたが協会から1社で6000万円の独占はないだろう。裏でジョイントを組んで3社に分割すれと言われ、工種が多くて積算したが金額が合わないので積算を頼むと言うことでした。6000万円位、委託業務では大きい方ですがかなりあります。管外の業者だったので地元の業者の突き上げがあったようです。
 近々入札監視委員会の委員の方に送付しようと思っています。どのような対応をするか楽しみです。その前に公正取引委員会の調査が入ってくれればよいのですが。
 今日はこの辺で
 


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