山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

岩手山(コマクサのお花見)

2017-08-03 17:47:43 | 旅行
一泊二日(7月7日~8日)の日程で、岩手山山頂を目指し『焼走りコース』から入山。今回の目的はコマクサの鑑賞。
自宅から登山口まで1時間10分くらいなので、日帰り圏内なのだが歩行速度が遅いのと、写真撮影(動画・静止画)に時間をかけるので、日帰りは無理。

駐車場から見上げる岩手山。今日明日は下界の最高気温が35℃位と予想されている、暑そうだ。飲み水は2リットル準備したが、中身はポカリスエットを薄めたものに食塩を加えたので、味がおかしかった。

歩き始めは樹林帯の中で日差しが遮られ快適。1時間40分位歩き樹林帯をでると溶岩の噴出孔跡に到着。
見上げれば、はるか彼方に山頂が見える。

ここからお目当てのコマクサの群生が見られる。日本有数のコマクサの大群落と言われるが、近年ほかの植物に押されて規模が縮小しているとのこと。
確かに白い綿毛が目立っており、ヤナギだと教えてもらった。
コマクサヤナギ

登山道は火山砂礫で非常に歩きにくくさらに歩行速度が遅くなるが、山の北側なので直射日光は避けられそこは有難かった。
コマクサ地帯を過ぎると樹林帯に入り、すでに12時を過ぎていたので昼ごはんを食べた。
そこから2時間ほど歩いて平笠不動避難小屋に到着。

見上げれば岩手山、標高差まだ300mくらいか。

相変わらずの火山砂礫を登ると、先ほどの小屋が小さく見える。


後方のなだらかな山は、安比高原スキー場のある前森山。



山頂まで0.2km地点まで来た、あと少し・・・・・・・

15時30分頃山頂。シャッターを押してくれた同年輩の方と息子と同年代と思われる方と3人だけ。

今夜の宿、八合目避難小屋が見える。

16時30分頃山小屋到着

今日見かけた花を紹介します。
ヤマオダマキミヤマハンショウヅルミヤマキンバイミヤマカラマツハナニガナタカネスミレコケモモキバナノコマノツメオオバキスミレウコンウツギイワブクロイワヒゲイワテハタザオイワウメ

 この山小屋、8合目避難小屋は定員100名であるが、避難小屋であることから宿泊希望者を拒むことは出来ないそうで、2年前に利用した時はすし詰め状態で関係者は宿泊スペースから溢れ、通路に寝ておりました。
 予約不要(不可)なので気軽に利用できる側面もあり、大人は1泊1,700の協力金を求められます。また、毛布を1枚500円、3枚1,000円で借りられますし、小屋の前には豊富な湧き水があり(渇水することがないわけではない)、自炊する環境が整ってます。
 前回は、小屋で販売している唯一の食料、カップヌードルと持参したおにぎりを食べて飢えをしのいだが、今回は様々持参しました。

 まずガスコンロとヤカン、これは昨年手に入れたもので、息子からのお下がり(お上がり)、日帰りの時はこれでお湯を沸かしカップヌードルを食べ、コーヒーを飲んでいる。
 主食はアルファ米、水なら1時間熱湯なら15分でご飯になるもの。初めて食べましたが、美味しかったです。副食はレトルトのカレー、これは普段もときどき食べているもの。
 カレーライスを食べる前の晩酌として、缶ビールを持参しようと思ったが小屋についてから冷やす時間があるか不安だったので、焼酎を250CCほど持参し、湧き水で割って飲むことにしたが、夕方の到着だったのでこれが正解でした。湧き水のかけ流しの水槽には、缶ビールが沈められており早くから入れておけば飲み頃になるのだと思います。 
 持参した柿の種などをつまみながらチビチビやってると、隣では山頂で会った同年代らしい方がペットボトルに入った琥珀色の液体を水で割って飲んでいる。『ウイスキーですか?』との質問がきっかけで会話が弾み、つまみを交換したりする。ペットボトルのウイスキーの量が半端じゃない、これを全部飲むんだろうか?こちらの焼酎が切れたころウイスキーを勧められたが、自重し丁重にお断りしカレーライスを食べた。

ウイスキーの方の向こう側には、山頂で会った息子と同年代らしい若者が陣取り、会話に入って来る。初対面でも会話が弾むのが楽しい。聞けば40第前半で息子より少し年上。鳥海山が話題となったので、そこの山小屋は食事の提供を受けられる(素泊まりも出来るかも?)、山頂付近に湧き水がないので、小屋で売っている500㎖500円のペットボトルを買ったこと、ビールは350mℓ缶が800円、生ビールは1,000円だったと教えた。

ビールの値段はどこの山小屋も同じような値段らしいです。缶ビールは1本で我慢してたら、隣に陣取った人が焼酎を勧めてくれたので、水を購入し二人でアレコレ話しなが飲みました。今回の焼酎持参はこの時の経験からです。

さて、岩手山の小屋、その晩はガラガラで宿泊者は10数名、その半分はとあるグループで。なんと、NHKの「にっぽん百名山」の撮影隊でした。聞けば11月に放送されるとのことで今から楽しみです。

20時の消灯後はそちこちの寝息、いびきなどを聞きながら寝たのか寝ないのか分からないまま過ごし、3時頃目覚める。

山頂で御来光を迎える人たちの準備で、ガサガサ、モサモサしている。小屋⇒山頂⇒小屋(朝食)⇒山頂に向かう途中の分岐⇒下山コースでは大変だろうと、小屋の前でカメラを構える。NHKの撮影隊もカメラをセットしている。

雲海ではない雲間から太陽が現れたが、前回ほどの神々しさを感じなかった。太陽が現れる前の雲の輝きも今一だったような気がする。


朝食はアルファ米、フリーズドライのすき焼き丼、インスタント味噌汁、コーヒー。食べ終わって片付けてたら隣のウイスキー氏が、レトルトカレーの小さなチューブをくれた。加熱しなくても美味しいとのこと。森下仁丹製らしい。これはそのあとの八幡平でアルファ米のご飯にかけて食べてみたが、手軽にカレーライスにありつけた。

今日は山頂付近のコマクサも眺めながら下山。昨日の群生地より株が小さく花も少ない。


昨日もみた群生地



下山して見上げる岩手山、あそこまでよく歩いたもんだ。 と、どの山に登ってもそう思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早池峰山(ハヤチネウスユキ... | トップ | 秋田駒ケ岳 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事