むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

イランモード

2012年01月11日 06時04分46秒 | Weblog


飛行機の車輪が、テヘラン空港の滑走路に着地した直後だ。
「パカッ」「パカッ」
シートベルトを外す音があちこちで聞こえる。

まだ、かなりの速度で滑走路を走っているのに、立ちあがり、棚の荷物を取りだす人がちらほら。(そんなに忙しくないのに、なんてせっかち?!)

そして、携帯電話をかけ、べちゃくちゃが始まる。
「ママ、今空港着いたよ!」
(なぜかイランの若い男の多くは母親大好き。そんな「マザコン」男たちを女性はバカにするが……)



機内で列に並び、降りる順番を待っていると、座席から通路に出られずモジモジしている人がいたので、「どうぞ」と順番を譲った。
すると、後ろに並んだ若い兄ちゃんが私の背中をつっつき、「なんで、前に入れるんだ!」と文句を言ってきた。
私が「何がいけないんだよ!」と言い返すと、「おれはトイレに早く行きたいんだ」とか。
「そんなの知るか。さっさと行けよ」
私がそう言うと、すぐに笑って走って行った。

すべては独自路線!
だれも周囲のことなんか構っちゃおらず、好き勝手に生きている。
自分が一番大好き、そして自分を愛してくれる家族、友人が大好き。
それがイランなのだ。



正月休みを終え、また何もかもが濃い〜イランに戻ってきた。
帰宅途中のタクシーを降りる際には、またまた運転手のおっさんとけんか。

運「はい、料金は30万リヤルだね」
(出た。イラン人得意の「とりあえず、ねだってみる」攻撃!)

私「乗る時、25万リヤルって約束しただろう。おれはイランに2年以上住んでんだよ。フロントガラスにも25万って印刷してあるのもわかるんだよ」

運「いや、ガソリン代も高いし、30万だ。それに日本人は金持ちだろう」

私「残念でしたあ。私は違います。外国人にも今のイランの生活は大変なんだよ。じゃあねえ」

私もだいぶイランで「大人」になった。
声を荒げず、ペルシア語による冷静なけんかができるようになったのだ。ハッハッハ……。





生活、仕事、人間関係……。
もちろん嫌なことばかりじゃないけれど、とにかく「イランモード」に切り替えるのは時間がかかるのだ。



職場の玄関では、オスのムハンマド君が迎えてくれた。
こいつだけは、わがまま言わないし、ベタベタひっついてくるし、いいやつだ。
何だかホッ……。

遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
昨年できたこと、できなかったこと、いろいろありますが、今年も頑張ります。

ネット規制をくぐりぬけ、もう少し更新も……。

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キーワード
ムハンマド ペルシア語 テヘラン空港
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3 コメント

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あけましておめでとう! (鵠沼のヤキトリ店主)
2012-01-14 12:34:49
楽しく読ませていただいてますよ!

お互い今年も頑張りましょう!

また遊びに来てね!
Unknown (temptation)
2012-03-19 22:01:45
このネコ、誰かに似てるなーと思ったけど思い出した、由利徹だ。

鳴き声も「おしゃまんべ」と鳴きそうだし。
Unknown (ブログ主)
2012-05-10 05:46:17
temtationさん なんとも想像力が豊かだ。実は、このムハンマド、5月に入って姿が見えない。転居したか、車にでもひかれたか。ささやかな心の支えだったので、なんとも寂しい……。

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