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輝く夜

百田尚樹(講談社文庫)

幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない、平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、一人の男性を助けようとするが――。5編の泣ける奇蹟。
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お父やんとオジさん

伊集院静(講談社文庫)

(上)
子供のころに一度だけ逢ったオジさんは、ボクの英雄だった――。学生時代に剣道の天覧試合に出場したオジさんは、両親とともに祖国へ引き揚げた。しかし朝鮮戦争が激しさを増すなか、山中に逃れた村の若者たちが北朝鮮軍に皆殺しにされてしまい、密告したと疑われて鶏小屋の下の穴倉に隠れ続けることに。
(下)
妻の両親と弟の窮状を知ったお父やんは、無謀にも一人で戦場に乗り込むと言う。当初は夫の身を案じたお母やんも、決意の固さに無事を祈るしかなかった。祖国の無惨に荒廃した山野、我が子を失った村人たちの怒り。お父やんは彼らを救い出すことができるのか? 著者の父親の実体験をもとにした感動巨編。
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ヒトリシズカ

誉田哲也(双葉文庫)

本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。男が拳銃で撃たれて死亡する。犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ――。第二章「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、最終章「独静加」で……何を見る?
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WILL

本多孝好(集英社文庫)

11年前に両親を事故で亡くし、家業の葬儀店を継いだ森野。29歳になった現在も、寂れた商店街の片隅で店を続けている。葬儀の直後に届けられた死者からのメッセージ。自分を喪主に葬儀のやり直しを要求する女。老女のもとに通う、夫の生まれ変わりだという少年ーー死者たちは何を語ろうとし、残された者は何を思うのか。ベストセラー『MOMENT』から7年、やわらかな感動に包まれる連作集。
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なぎら☆ツイスター

戸梶圭太(文春文庫)

東京のエリートヤクザ桜井は、組の金一千万円とともに消えた部下を捜すため、北関東の田舎町を訪れた。彼を待っていたのは田舎ヤンキー、リストラ親父、引きこもり少年との死闘! 物語の速すぎる展開、クールで乾きすぎたユーモアは、まさに現代版「仁義なき戦い」だ。トカジ史上燦然と輝くベスト1エンターテインメント。
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キング&クイーン

柳広司(講談社文庫)

「巨大な敵に狙われている」。元警視庁SPの冬木安奈は、チェスの世界王者アンディ・ウォーカーの護衛依頼を受けた。謎めいた任務に就いた安奈を次々と奇妙な「事故」が襲う。アンディを狙うのは一体誰なのか。盤上さながらのスリリングな攻防戦――そして真の敵が姿を現した瞬間、見えていたはずのものが全て裏返る!
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ラン

森絵都(角川文庫)

9年前、家族を事故で失った環は、大学を中退し孤独な日々を送っていた。ある日、仲良くなった紺野さんからもらった自転車に導かれ、異世界にまぎれ込んでしまう。そこには亡くなったはずの一家が暮していた。やがて事情により自転車を手放すことになった環は、家族に会いたい一心で“あちらの世界”までの道のりを自らの足で走り抜く決意をするが……。哀しみを乗り越え懸命に生きる姿を丁寧に描いた、感涙の青春ストーリー。
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たぶらかし

安田依央(集英社文庫)
第23回小説すばる新人賞受賞作

元舞台女優のマキ、39歳。あやしげな事務所に所属し、市井の人々の中で誰かの代役を務める「役者」を仕事にしている。多忙なセレブ母の代理として子供の学校に赴いたり、夫の親戚との付き合いを厭う新妻の身代わりや、更にはワケありな葬儀での死体役まで、様々な役柄をこなしている。そんな中、あやしい青年・モンゾウが、マキに無理やり弟子入りしてきて……。第23回小説すばる新人賞受賞作。
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三匹のおっさん

有川浩(文春文庫)

還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る! その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響を与え……。痛快活劇シリーズ始動!紹介・児玉清、解説・中江有里
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少女

湊かなえ(双葉文庫)

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く――死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。
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世界屠畜紀行

内澤旬子(角川文庫)

「食べるために動物を殺すことをかわいそうと思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの? 他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。イラストポルタージュの傑作、遂に文庫化!! 解説・佐野眞一
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虐殺器官

伊藤計劃(ハヤカワ文庫JA)

9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは? ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化!
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武士道エイティーン

誉田哲也(文春文庫)

宮本武蔵を心の師と仰ぐ香織と、日舞から剣道に転進した早苗。早苗が福岡に転校して離れた後も、良きライバルであり続けた二人。三年生になり、卒業後の進路が気になりだすが……。最後のインターハイで、決戦での対戦を目指す二人のゆくえ。剣道少女たちの青春エンターテインメント、堂々のクライマックス! 解説・有川 浩
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ジョーカー・ゲーム

柳広司(角川文庫)
第30回吉川英治文学新人賞、第62回日本推理作家協会賞受賞作
このミステリーがすごい! 2009年版第2位、週刊文春ミステリーベスト10 2008年度第位

結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げてゆく……。
吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイ・ミステリー。  解説・佐藤優
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オイアウエ漂流記

荻原浩(新潮文庫)

南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは……無人島!? 生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶体絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲った、サバイバル小説の大傑作!
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