Subiran の祈り

私、Subiran(スビラン)の日常に想うこと

先生ずるい!

2017-01-24 10:16:01 | 日記

「良くなった?」

 

「あら、この前は、ありがとう。 おかげさまで、なんとか普通に戻れた気がする」

「それは、何より。  今日は、美味しいものでも食べに行こうか?」

「はあい!   でも、先生、怒ってる訳じゃないけど、この前のこと...先生が二重スパイだとは思わなかったわ!」

「二重スパイだなんて、酷いなあ」

「私に、協力してくれていると思わせて、実はナナさんにバラしてたんでしょ? ずるい!」

 

「ホントは、イヴォンヌの計画通りのつもりだったんだけど、勘の良いナナには、通用しなくて白状させられてしまったよ」

「まあ、しょうがないかぁ! 先生と、ナナさんは、夫婦同然だから、嘘は通用しないんだね」

「夫婦同然なのかなあ?  そうでも無いと思うんだけど...」

 

「ナナさんも、流れに乗ってくれて、結果オーライだったから、むしろ感謝してるけどね。  おかげで、風邪も吹っ飛んだし」

「きっとナナも、イヴォンヌの身体と、精神状態を考えて、そうしたんだよ」

「うん、うん。 皆に感謝してる」

 

「しかし、あの時、指だけで、あんなに早く、イヴォンヌが逝っちゃうとは思わなかったよ」

「私も、自分でビックリしたのよ。  ホントは、もっと楽しみたかったのに...」

「正直言って、ナナとだけじゃなく、イヴォンヌともしたかったよ。 だけど、たったあれだけで、全身、汗びっしょりになって逝ってしまったから...、あれが、風邪を追い出すチャンスだろうと、ナナも僕も、思ったんだ」

「そうだね。 汗をかいたからこそ、完治できたと思う」

「多分、今回のイヴォンヌの不調は、精神的な原因もあっただろうし、その意味で、Hは必要だったんだろうね」

 

「ビタミンHが、不足だったかなあ?」

「そうそう! 相変わらず、イヴォンヌの言葉遊びは、面白い」

 

「食べに行ってから、互いのビタミンHを補給し合う?」

「おう、それは良いねえ」

「それとも、ビタミン補給を先にしてから、食事に行く?」

 

「ふむふむ...」

「何を考えてるの?」

「あえて、イヴォンヌが、そうゆう言い方したことを考えると...」

「あら! もう、脱ぎだしちゃった」

「イヴォンヌのご要望に沿うために...」

「私のせいにするの?」

「そんな、嬉しそうな顔されたら、堪らないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナナさんと先生が...(4)

2017-01-22 13:53:42 | 日記

暫く、意識が飛んでいた。

 

気が付くと、ナナさんが、私の身体の汗を、バスタオルで拭ってくれていた。

勝手知ったる、私の部屋のチェストから、タオルを出してくれたのだろう。

 

「イヴォンヌ、 身体が冷えない内に、熱いお風呂に入りなさい。 もう、お湯が貯めてあるよ」

お風呂の用意までしてくれたとすると、一体どのくらい、私の意識が無かったのか?

 

私が、充分に温まってお風呂から出ると、

「さあ、ベッドに入って、このまま寝なさい。  私たちは、この後、お風呂を借りてから、帰るから..」

ナナさんに言われるまま、ベッドに横になり、心地好い身体の疲れに身を任せた。

 

「ナナさん、ごめんね。  実は、先生と打ち合わせしてて、こうゆう流れにしてもらったの...」

 

先日、先生が、お見舞いの電話をくれた時に、今回の 《ナナさんを襲っちゃおう》 って計画を話し、先生に協力してもらったのだ。

 

「あら! イヴォンヌ。  私も、謝ることがあるのよ。  昨日、彼からそのこと聞いてたのよ。 貴女の風邪を吹き飛ばすための強硬手段として、私も、それに乗ることにしたの」

 

「なあんだ!! やけに、事が巧く運び過ぎると思ったんだ。  でも、ありがとう」

「一杯、汗かいたから、これで朝までゆっくり休めば、きっと、風邪も治ってしまうよ」

 

何もかも、許し合える この三人だからこその、今日の出来事に、私は、また涙が出そうになった。

 

「彼が、お風呂から出たら、今度は、私が使わせてもらって、帰るからね。  貴女は、もう眠りなさい」

「ナナさん、ありがとう。 ところで、この部屋での先生とのセックス、どうだった?」

「貴女も、下らないこと、訊くのねえ!  興奮したに、決まってるじゃない。  でも、最後にイヴォンヌがあげた声は、ヤバかったよ。 隣近所に聞こえたかもよ...私、知~らない!!」

「そんな、大きな声だった?  ヤベ~!」

「また、そんなギャルみたいな言い方する。   調子が戻ったら、また私の所へおいで。 今日は、イヴォンヌに、私は何もしてあげてないから、今度は私が攻めて、思いっきり声を出させてあげる」

 

 

先生や、ナナさんが何時帰ったのか判らない。  私は、そのまま朝まで眠りに落ちた。

 

朝、起きたら、ちゃんと玄関のドアは、ロックされていたし、鍵は、エントランスの私の郵便受けに入れておくとの、ナナさんのメモが置いてあった。

そこなら、暗証番号で開けるボックスなので、私に鍵が無くても返せるって考えた訳だ。 ナナさん、頭良い!

 

エントランスで、鍵を取り戻し、すぐ脇の自販機で缶コーヒーを買って、部屋に戻る。

エレベータの中で、缶コーヒーの温かさを、両方の掌で感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナナさんと先生が..(3)

2017-01-21 12:26:52 | 日記

 

暫くぶりに見るナナさんの身体は、やはり美しい。

 

『激しいのを..』 という、私のリクエストに反して、先生は、ゆっくりとした優しい愛撫をした。

先生の唇が、ナナさんの乳首に触れる時、私の身体もナナさんとリンクして、ビクッと震えた。

 

何かが、...多分、元気の素が...ゆっくりと、自分の中に湧き上がるのを感じる。

二人の行為を、見ている私の体温も、少し上昇している。

 

先生の唇が、ナナさんの下半身に移ると、私は堪らず、それまで先生が独占していたナナさんの乳首に吸い付いた。

先生は、私に軽くウインクして見せたが、それが、《加勢をありがとう》 の意味なのか、《元気が出て来て良かったね》 の意味なのか、私には判らなかった。

 

ナナさんは、ここが私の部屋であることを意識しているせいか、声を押し殺して、悶えた。

ナナさんのマンションなら、広くて、部屋数もあるし、そもそもピアノ教室のために防音の追加工事が施されているので、どんな奇声を上げても心配ないが、1Kの私の部屋なので、そうしてくれたのかも知れない。

 

ナナさんの下半身は、先生に任せ、私の唇は、ナナさんの胸と唇を何度も往復した。

先生の一部が、ナナさんと一つになる頃には、私も着ているものを脱ぎ捨て、ナナさんに沿うように横たわり、先生の右手を私の熱くなった部分に誘った。

 

先生の腰の動き、ナナさんの表情、そして、今始まった先生の指の動き。

一気に、私は、暫く忘れていた世界の真ん中に来ていた。

先生も、ナナさんも、穏やかに昇って行くように思えるが、私は急速に身体と心が反応した。

汗が噴き出るのを感じた。

せっかく、ナナさんが声を控えてくれているのに、私は、叫んでいた。

 

「イッ...逝く!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナナさんと先生が..(2)

2017-01-20 13:01:16 | 日記

 

「お願い!  何でも、遠慮なく..って言ってくれたでしょ」

 

「そんなお願い、聞いたことないわよ!  Hするとこ見せろだなんて・・。  そんなに見たいのだったら、私のとこに来れば良いでしょ?」

「今、ここで見たいの」

「貴女の部屋で、私達がセックスするの?!  しかも、それを貴女に見せるの!?」

「見たい!見たい!!」

 

「イヴォンヌ、狂っちゃったよ!!」

「貴方が、変態なことばかり教えるからでしょ?」

「そんな!   何も、教えてないよ」

 

「ね! お願い... 私を、元気付けに来てくれたんでしょ? だったら、お願い!」

「僕たちのを見たら、元気になれるのかい?」

「うん、うん」

 

「貴方、まさか! する気じゃないでしょうね?」

「馬鹿げていると思うけど、イヴォンヌが望むのなら、しても良いかなって..」

「ウッソ!!  イヴォンヌの、この部屋で、どうして、私達が、しなきゃいけないの?」

 

「ほら、先生!  ナナさんを襲っちゃって」

「気違い沙汰よ...うっ!」

 

先生の口が、ナナさんの唇を覆った。

ナナさんは、必死で抵抗したが、先生に押し倒されるように、二人は私のベッドの上に倒れ込んだ。

先生も、馬鹿げているとは思いながらも、この状況に興奮してしまったらしい。

ナナさんは、抵抗を諦め、先生に服を脱がされるままになった。

私は、先生が脱ぐのを手伝う。

 

「二人とも、素敵よ。 激しいのを見せてね...」

 

 

  

 


ナナさんと先生が

2017-01-20 11:11:51 | 日記

 

私から何も連絡した訳では無かったのに、ナナさんと先生が、お見舞いに来てくれた。

 

「お揃いで、どうしたの?」

「イヴォンヌの場合は、《知らせが無いのは、無事な証拠》 とは、言えないからね..」

「そんなあ~! 却って、心配させてしまったの?」

「ナナから、どうも様子がおかしいって聞いたから、一緒に行ってみよう..って、なってね」

「様子がおかしい・・だなんて、ちょっと風邪が長引いてるだけだよ」

「それが、変じゃない? 貴女らしくないでしょ?」

「病院に行って、診てもらったかい?」

「ええ。 風邪で体力が弱っているけど、他には、特別に悪いところ無いって..」

「それなら良いのだけど、私たちが知り合ってから、こんなこと初めてだから、心配になるわよ」

「ごめんなさい。 先生、ナナさん」

「謝ることないけど、どうなの? ちゃんと、食事、出来てる?」

「はい。  熱が出てる訳じゃないので、一応、普通の生活できてるよ」

「栄養のあるもの食べて、体力回復しないといけないよ」

「は~い。 二人に、そんなに心配されると、涙が出そう..」

「欲しい物とか、して欲しいこととか、無いかい?」

 

「うーん...無いわけじゃないけど...」

「なあに? 何でも、遠慮無く、言ってごらん」

「・・・あのね・・・、Hなこと・・お願いしても..イイ?」

「まあ!! こんな時、何言ってんのよ?」

「いや! 私に、して欲しいって言うんじゃないの」

「どういう、ことだい?」

「ナナさんと、先生が、Hするとこ見せて」

「なによ、それ?!」

 

「このところ、気分が沈んじゃってるの。 自分で、独りHする気さえ起きないし..」

「身体、弱ってるんだから、当然でしょ?」

「でも、凄~く、ムラムラしたいの! 気分だけでも、その方向に向けたいの」

 

「そこが、よく解かんないなあ?  僕たちに、Hさせて興奮したいって言うのかい?」

「そう。 自分も、参加したいって気持ちが出てくるか、試したい」

 

「イヴォンヌ。 やっぱり、熱があるんじゃないの?  頭、おかしくなってるよ」