S2000奮闘記

スポーツカー偏愛録。
S2000のメンテナンスノート。

Book / 坂の上の雲(一)&(二)

2009年11月05日 | 雑記
以前に読もうと心に決めていたはずが、購入することさえ忘れてしまい、気がつけば今冬、NHKスペシャルドラマとして放送されるとのこと。

ドラマを見てから本を読んで、あのシーンのコトね!と映像が頭に浮かんで納得するよりも、先に本を読んで映像を見た方が作者 司馬遼太郎 氏の本心に近づけるのでは?と思い購入して、本日届きました。

文庫本8冊にもなる長編小説。

雑誌の様に気軽に手に取れるほどの品物じゃない。

それなりの覚悟と信念が無ければ読み終えることも出来なければ、読み終えた後に得られるモノも変わってしまうと思う。

司馬作品の奥深さがあるからだ。

舞台は明治維新を遂げた後の明治時代。

日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古、その弟であって日本海戦の参謀 秋山真之、日本文学の世界に多大な影響を遺した正岡子規。

この時期を生きた四国松山出身の三人の男達を中心に激動の時代が描かれている。

一巻目に被せられていた帯の裏に目が留まった。あとがきより抜粋された一説。
「このながい物語は、その日本史上類のない幸福な楽天家たちの物語である。やがてかれらは日露戦争というとほうにもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。(中略)楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみみつめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。」

全てを読み終えた時に
いま自分がのぼっている坂から一朶の白い雲をみつめて
歩を進めれるように・・・。

思考の整理学

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