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坂本龍馬の手紙

2010-05-26 17:09:20 | その他
岡田幹彦先生(日本政策研究所センター主任研究員)
  ご講演の中から

坂本龍馬は、当時、インドや中国が西欧の植民地になっていることを知り、
神州をそのようにさせてはならないとの思いから、
尊皇・倒幕、海軍力増強・日本国防衛のために、命を賭して活躍した
のであった。

(龍馬の手紙)
「誠になげくべきことは長門の国に軍(いくさ)初まり、五月より
六月度の戦に日本甚だ利すくなく、あきれはてることはその長州で戦い
申し候。これみな官姦吏(徳川幕府)の夷人と内通いたし候ものにて候。
朝廷より先ず神州(日本)を保つの大本をたて、それより江戸の同志と
心を合わせ、右もうすところの姦吏を一事に軍(いくさ)いたし打ち殺し
(徳川幕府を打倒し)、日本を今一度洗濯いたし申し候ことにいたすべく
との神願にて候。」(文久3年6月)

龍馬の尊皇・勤皇の至情
 *坂本家の国学、神道、歌道の伝統と家風。

 *龍馬の精神、信念、行動の根本にある深遠なる尊皇思想、強い皇国意識、神国思想。

 *土佐における尊皇の伝統とこれを支える国学、万葉学等の学問精神。
   父は万葉学者、国  学者鹿持雅澄門下。

 *和歌を学び愛し、時折歌会までした龍馬。

 *太平記、忠臣蔵を愛読し、楠木正成を深く仰慕した龍馬。

「この数ならぬ我なりと、何とぞして今上様(孝明天皇)の御心を安め
たてまつらんとのこと、御案内の通り朝廷というものは国(土佐藩)よりも
父母よりも大事に せんならん というは きまりものなり
」 

「新葉集(新葉和歌集)とて南朝楠木正成などの頃、吉野にて出来し歌の
本なりしにて出来し本あり。これがほしくて京都にて色々求め候えども
一向に手に入らず候間、かの吉村よりお借り求めなされ、おまえのだんなさんに
おん写させ、おん願いなされ、何卒急におこし下さるべく候。」
(慶応元年、31歳)

孝明天皇の御製

”あさゆふに 民安かれと 思ふ身の 
              こころにかかる 異国の船”

”澄ましえぬ 水にわが身は 沈むとも 
               濁しはせじな よろず国民”

新葉和歌集編者 宗良親王の歌

”君のため 世のため何か 惜しからん 
               すててかひある 命なりせば”



*40年に渡って、龍馬を研究され続けている岡田先生の資料に基ずくお話は、
私たちの心に響くものでした。
 先生は、最近の多くの龍馬伝(書)も全て読んでいるが、龍馬の真髄を
語った本は無い(司馬遼太郎さえも)と、断言されていました。
 また、今のNHKの大河ドラマ「坂本龍馬」に触れて、岩崎弥太郎と会ったのは、
長崎でであり、フィクションだ、と話された。
 


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