Life Material

遂に5年目。
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ブラックジャック未収録分読みたいなぁ・・・

2011-05-10 23:21:00 | feeling
最近ブラックジャックを読み返している。
小学生に友人に見せてもらって以来の付き合いのある漫画だ。

まぁ作品については御紹介する必要もない、今は亡き漫画の神様こと手塚治虫が生み出したヒューマンドラマの傑作である。
毎回違うエピソードに奇病難病に天才的な医療技術で挑むB・Jの活躍を主軸にグイグイ惹きこまれるのだが、それはフロックで何といっても真の魅力は僅か30P足らずの枚数に描かれる人間の感情の機微だろう。

死と医術という相反する考えを医師戸隠の死を以って表現した「ちぢむ」や、機械が医師の代わりをし、自身の故障を「病気」としB・Jに治療を要求する「U-18は知っていた」等機械と人間の関係を端的に表現したSF色の強いものからトンデモ噺等語り尽くせばキリが無い。

さてそんなB・Jだけどどーも自分の持ってる文庫版には未収録分が大体後一冊分位残っているようだ。
なんでも昨今の倫理観にはそぐわない表現や自主規制・生前の作者の意向等もあるらしい。
しかし気になったのでブックオフで通常版に乗ってる未収録分を探してみると「しずむ女」というのがあった。
公害をテーマにした悲しい結末の話だった。
今では禁忌とされる白痴という言葉や、公害を起こした側の非人道な仕打ちが問題なのだろうか、何故かコミックスにしか収録されてない。
う〜ん非常に胸に詰まされる悲しい話で、B・Jの無力で懸命に生きる悲しい人間への感情が非常に滲み出たエピソードだったのになぁ。
「ヌ」や「オニイチャ〜ン」「サカナトリニイク」といった単語しか話せず、公害によって四肢の自由は奪われ、唯一の特技で生活の糧だった水泳も奪われた少女は、人を疑うことも知らず公害を撒き散らした会社の人間にいいように騙され、腐ったパンを食べて生きるという悲惨な姿がとても痛ましく、当時の公害の社会問題を痛烈に抉った手塚氏のメッセージがこもった作品だけに若い頃にこの話を読みたかったなぁ。
他にもお蔵入りの話が有るみたいだし、買うのもいいが同じ話の物がかぶるというのも中々場所が限られた家に住むものとしては難しい。
秋田書店はせっかくゾーニングも進んでいることだし、18歳以上の読者には当時のままの言語表現やお蔵入りになった話をネットで配信でもしてくれたらなぁ〜と思うばかり。
しかし放射能に汚染される今の日本を見て、「アトム」を書いた手塚氏が今存命であったなら何を描いただろうか。
興味は尽きない。
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ブラックジャック ゾーニング ブックオフ
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