i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

青森駅周辺整備はまとまらない

2015-05-27 00:06:52 | 青森市庁舎とアウガ問題
5/26東奥日報WEBで伝えておりました。

-駅周辺整備中断 会頭「再考を」-

 青森市の鹿内博市長が青森駅周辺整備推進事業の中断方針を示した問題で、青森商工会議所は25日、事業推進を求める要望書を鹿内市長に提出することを決めた。若井敬一郎会頭は、市の中断方針に対し「誠に遺憾で再考してもらいたい。中心市街地活性化に向け、知恵を出し合って難局を乗り越えたい」と述べた。要望書提出は29日の予定。

-引用終わり-

この問題は徐々に混迷の度合いを増してきましたね。私は元々青森駅周辺整備はアウガや市庁舎と関連付けて計画すべき内容だと思っています。今からではもうスケジュールがドンドン遅れますが・・・。

青森市庁舎建て替えとアウガの利用については今まで結構書いてきました。ちょっと聞いた人がいるので答えておきますが、私の案は「アウガに窓口を持ってきて駅前デッキで連絡する」というのが特徴です。部外者の意見はここまでです。興味ある方はブログ内をご参照下さい。以下にタイトルと日時を記しておきます。

カテゴリー「あおもり」
・2013.12.18「青森市庁舎建て替え問題」
・2013.12.21「青森市庁舎建て替え構想案作成」
・2014.1.16「青森市庁舎建て替え、21日最終方針?」
・2014.1.19「2回目の公聴会、青森市庁舎建て替え」
・2014.1.22「青森市庁舎考」
・2014.2.17「青森市庁舎問題、市議会要望書」
・2014.2.22「青森市庁舎ようやく対案イメージ」
・2014.2.27「青森市議会が再質問」
・2014.3.1「青森市庁舎訪問客」
・2014.3.6「市庁舎建て替え問題で再質問、青森市議会」
・2014.3.9「市庁舎建て替え問題の説明は10日」
・2014.3.10「市議会ネット中継、青森市」
・2014.3.11「市庁舎整備とまちづくりの連動性」
・2014.3.12「混迷を深める市庁舎問題、青森市」
・2014.3.13「アウガのポテンシャル」
・2014.3.14「緊急性の視点、青森市庁舎」
・2014.3.18「青森市庁舎の疑問点」
・2014.3.21「アウガ決断の時」
・2014.3.25「市庁舎建て替え、仕切り直し」
・2014.5.28「アウガを防災拠点に」
・2014.8.29「青森新駅考」
・2014.9.3「青森駅周辺整備考」
・2014.9.27「青森市庁舎の問題はこれから」
・2014.12.21「私の無責任なアウガ改革案」

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の無責任なアウガ改革案

2014-12-21 21:30:19 | 青森市庁舎とアウガ問題
気になっていたアウガについて最後のコメントをしてみます。

私は過去に結構な数の駅前広場を計画してきました。商業施設そのものの経験はありませんが、部外者の勝手な意見をお許し下さい。

1.アウガの採算性重視の意思があるのか
 当事者である経営陣にアウガ再建の意思があるように見えないのがイライラの原因かも。採算を重視するなら原因と改革案を真摯に発案して市民(納税者)に説明するべき。

2.集客に戦略性はあるか
 商業ビルで採算を取るなら正直公共スペースが多過ぎではないかと思います。同じ税金負担なら全国のクリエイティブな若者たちにアイデアを公募して賃貸を安価に抑え、集客と活気を優先させるべきではないかと思います。このままでは青森の一等地がちょっと恥ずかしい・・・。

3.大地震をどう考える
 私はまず最初に市庁舎の窓口をここに持ってくるべきだと意見してきました。新市庁舎が出来るまでに大地震が来ないとも限りませんし、工事中も来庁者の車と職員の車と工事の車で大混雑するのが見えています。つまり、先手を打って分散化を図る必要がありましょう。アウガに勤める職員は当面自家用車禁止です。

その上で、私は今後を見据えて駅前から屋根付きデッキを連絡させるのが雪国青森の将来形ではないかと思います。JRを始め青森駅を利用する全ての人にメリットがありましょう。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青森市庁舎の問題はこれから

2014-09-27 02:06:38 | 青森市庁舎とアウガ問題
9/26東奥日報WEBで伝えておりました。

-青森市庁舎建て替え関連議案可決-

 青森市議会は定例市議会最終日の26日午前、本会議を開き、市庁舎を現在地で建て替える「公募型プロポーザル審査委員会条例案」と、関連経費を計上した一般会計補正予算案をいずれも賛成多数で可決した。

-引用終わり-

やはり可決しましたか。でも本当の問題はこれからです。県都としてしっかり議論して進めて頂きたい、と部外者ながら見守りたいと思います。

具体的には以前の繰り返しで恐縮ですが、①アウガに窓口を早急に移設する検討(いつ発生するか分からない大地震のリスク分散)、②現位置での市庁舎建て替えの規模、機能、駐車場の検討(防災機能中心でコスト最小限)、③青森駅周辺整備との有機的結合(東西自由通路延長上にアウガまでデッキ接続案)

アウガは何とか再生してほしい、と思う県民は多いのではないでしょうか。新青森駅前の開発が余程進捗しない限り、青森県の観光客の玄関口はやはり青森駅だと思います。アウガは今の状態のままでは清算するしかないですよね。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青森駅周辺整備考

2014-09-03 02:01:26 | 青森市庁舎とアウガ問題
9/2東奥日報WEBで伝えておりました。

-駅周辺整備、先行分設計費1億円-

 青森市の青森駅周辺整備推進事業について、鹿内博市長は1日、先行整備する駅舎、東西自由通路などの設計費1億119万4千円を盛った本年度一般会計補正予算案を3日の定例市議会に追加提出することを明らかにした。

 現時点での概算事業費は先行整備分だけで約81億6600万円。市議会内には財政負担の増加を懸念する声があるが、鹿内市長は「財政健全化と、市民サービスを低下させないことを両立させる」との姿勢を示した。

-引用終わり-

まぁ、この件は青森市の方々はビックリした事でしょう。しかも、コストダウンを図ったつもりの新市庁舎とどっこいの金額です。市長は「それぞれ事業が異なる」と言っているようです。しかしそれは財布の話であって、街づくりの考え方からするとあまりセンスのあるコメントとは言えませんね。ただ風はJRの方から吹いてきました。

もしも市議会で議員が反対するのであれば、是非具体的な絵を描いて示してほしいですね。選挙もあるようですし、県民全体が注目しています。今度は良い所を見せて頂きたいですね。

私の意見としては従来の繰り返しですが、「東西自由通路とアウガをデッキで連絡させ、現在位置の建て替え市庁舎は防災機能中心に行い階数を最小限に抑える」というものです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青森新駅考

2014-08-29 00:08:07 | 青森市庁舎とアウガ問題
8/28東奥日報WEBで伝えておりました。

-青森駅舎など先行整備へ/市とJR-

 2012年2月の基本計画決定から具体化が停滞していた青森市の青森駅周辺整備事業に関し、鹿内博市長は28日、駅舎と東西自由通路などの駅機能を先行して整備することでJR東日本側と合意したと明らかにした。

 JR側との協議が難航していた「都市サービス施設」については当面の整備対象から外す。先行施設の整備には5年かかる見通しで、15年度を見込んでいた新駅の利用開始は、早くても19年度以降にずれ込む。先行整備分の設計委託料など関連予算案は、開会中の定例市議会に追加提案する。

-引用終わり-

どの駅前でもそうですが、新駅整備は最後でしょうね。

それよりも東西自由通路の芽が出てきました。東西駅前や周辺整備の方針を早急に検討する必要が出てきましたね。もちろん私が以前提案した駅広デッキ通路(アウガ連絡)の検討も含まれると思います。青森市の最大の課題ですね。今後、市の都市計画構想力が問われることでしょう。

しばらくウォッチしていくことにしましょう。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アウガを防災小拠点に

2014-05-28 09:44:47 | 青森市庁舎とアウガ問題
5/28東奥日報WEBで伝えておりました。

-アウガ、金融機関からの役員検討-

 青森市のアウガを運営する市の第三セクター・青森駅前再開発ビルが、外部の金融機関から役員の招聘(しょうへい)を検討していることが27日、複数の関係者への取材で分かった。

 現時点で正式要請に至っておらず、実現は流動的だ。経営に外部の目を入れて再建を図ることが狙いとみられるが、市議会関係者らの間に、アウガ支援に前向きな市による市議会の理解を得るための方策では-との見方もある。

-引用終わり-

むつ市在住の部外者の意見で恐縮です。

アウガの経営危機は市議会の一般質問で知りましたが、これは単なる民間企業の問題とは異なり、県都青森の活性化を担うべき施設です。そのため期待もされ税金も投入されています。

何とか市役所・議会も知恵を絞り、市民側も応援する必要がありましょう。

そこで以前ここに市庁舎のメイン窓口を移設し、デッキで連絡する提案をしましたが、少々補足します。

これはテナント誘致が有利になり収益が改善される、という目的のほかに、市民の避難小拠点という機能も持ちます。

1.アウガは新庁舎工事中の大地震に備えた防災小拠点、避難者分散
2.駅前から接続するデッキには津波避難者の待機機能(1~2分で来る津波対応/静岡の避難歩道橋の例)
3.職員通勤車両の削減と来庁者駐車場の分散化、災害時の交通混雑の緩和(アウガへの職員通勤は原則自家用車禁止に)

先日、市議議長らがアウガを視察し招集会議を行ったようですが、議員自ら何度もアウガや駅前に足を運ぶ必要がありましょう。現場に立つことで課題がよりイメージできるものです。

一つ提案ですが、市庁舎移転の市民へのPR説明と意見交換のための「市庁舎移転カフェ」を市庁舎とアウガに設置したらどうでしょうか。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市庁舎建て替え、仕切り直し

2014-03-25 23:58:49 | 青森市庁舎とアウガ問題
3/25RABニュースレーダーWEBで伝えておりました。

-庁舎建て替え、前進せず-

 青森市議会は最終日の25日、市役所庁舎建て替えの設計業者を決める審査委員会設置の条例案を否決し、建て替えは頓挫した。

 青森市議会は最終日の25日、14年度当初予算案を含む110の議案の採決を行った。青森市役所の庁舎建て替えの設計業者を決める審査委員会設置条例案は23対17の反対多数で否決された。

 庁舎建て替えの関連経費を盛り込んだ2014年度当初予算は可決されたが、条例案の否決によって建て替え関連の予算は執行できないことになった。

 また議員報酬を月額9万5000円、率にして15%引き下げるなど特別職給与の条例改正案も24対16の反対多数で否決された。

 鹿内市長は庁舎建て替えについては建設地を含む全ての選択肢を検討して、スケジュールも含めて4月中に示したいと答えた。

 また特別職の給与条例については再提案は考えていないと述べた。

 専門家は鹿内市長と市議会の溝は深く、市政の停滞が避けられないと指摘した。市役所庁舎の建て替えは安全面から建設が急がれているが、全く前に進んでいない。鹿内市長と市議会が解決の糸口を見出すために歩み寄ることが求められている。

-引用終わり-

またまた、部外者の意見をお許し下さい。これが最後でしょう。多分。

今回、議会で否決になりましたので仕切り直しですね。もうスケジュール的に合併特例債が使えなくなるのでしょうか。「合併特例債のスケジュールを急ぐあまり、説明不足に陥っていた」と部外者には見えましたよ。

それは記事の「建設地を含むすべての選択肢を検討して・・・」のコメントに表れています。「今まで説明し切れるだけの検討はしてこなかった」と言っているのと同じですよね。

仮に庁舎内でキチッと検討して納得が得られた案なら「プロポーザル選定方式でなくても可能だ」というようにはならないのでしょうかね。

さて、私が勝手に推奨したのは「(仮称)アウガ連絡デッキ先行分散型段階整備案」でした。これは1年以内に訪問市民の殆どを安全なアウガに誘導し、3年後には5階建てくらいの新庁舎もオープンで安全という案でした。アウガ連絡デッキは駅舎手前で止めておきます。取りあえず。自由通路の線路横断は協議調整の時間がかなり掛かりますので。これなら当面新たな用地買収もありませんでした。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アウガ決断の時

2014-03-21 20:50:37 | 青森市庁舎とアウガ問題
3/21読売新聞WEBで伝えておりました。

-アウガ再建、道険し-
 
 青森駅前の複合商業施設「アウガ」の経営再建問題で、運営する第3セクター「青森駅前再開発ビル」から、約24億円の債権を保有する青森市への元本返済が20日に始まった。同社は初回の1500万円は返済したが、今後の返済はめどが立っていない状況だ。新たな再生計画も策定できず、厳しい局面を迎えている。(大垣裕)

 市商店街振興課によると、同社が抱える債務約32億円のうち75%は市からの借入金だ。20日の返済に続き、26日にも約1800万円、半年後に約3600万円を返済しなければならない。さらに来年1月には2009年12月の臨時議会で承認された融資2億円の一括返済も迫っているが、現在の手持ち資金は約1億円で、このままでは返済は不可能だ。

 同社の13年度の業績は、10か月間(13年4月~14年1月)で約2700万円の赤字だった。1~4階のテナントも56区画のうち10区画が空いている。20日には地下1階でアウガの開館当時から営業していた行列ができる手羽先が人気の店「肉のナリタ」が閉店した。店主(74)は「家賃が高すぎ。『市民の台所』として皆で頑張る雰囲気がない」と、近くへ店を移転することを決めた。

 青森駅前再開発ビルの山田寿修専務は「テナント誘致を進め、早急に再生計画を策定したい」と語るが、道のりは険しい。再生の鍵となるのは、地権者に支払う賃借料の引き下げだが、地権者側との交渉は難航している。会社側は坪当たり月額7000円の契約を3000円に減らしたいが、地権者で同社の前社長でもある野呂和生氏は「再生の根拠を示さず一方的に『協力してくれ』では先が見えない」と突っぱねる。

 計画を巡っては「改装が必要」と主張した野呂氏ら旧経営陣と、「市からの追加融資が前提の計画は容認できない」(鹿内博市長)とする市側の溝が深まり、昨年6月に経営陣が入れ替わった経緯がある。同社は今後の借入金返済について、市側に猶予を求めることも検討している。

-引用終わり-

またまた、部外者の発言をお許し下さい。

私は市庁舎建て替えについて「(仮称)アウガ連絡デッキ先行分散型段階整備案」を推奨しており、アウガを有効利用することで色々な事が上手く展開できる、ということに主眼を置いてきました。

しかしながら、自身Uターンしたばかりでアウガの深刻な状況は知る由もなく、当初は正直勢いで提案していました。

ここに至っては「崖っぷち」の報道に「最大の債権者である青森市がイニシアティブを取るべきではないか」という思いを強くしております。

そこで以下のシロウト意見があります。

1.アウガが今のまま複合機能を維持しつつ、赤字を脱却するのは困難であろうと判断されます。市が今後とも赤字補てんを良しとしないのであれば、抜本的な再生改革が必要でしょう。

2.先ず、市が市庁舎窓口業務のアウガへの移設について決断することを望みます。4,526件/日の市庁舎訪問客とその対応職員の多くがアウガに移ることになります。波及効果はかなり大きいと思います。これでテナント誘致が前向きに進むのではないでしょうか。

3.現行の駐車場料金システムを再考すべきと考えます。詳しくは分かりませんが、ネットでは不満を持っている市民は多いようです。

4.市のふるさと納税の御礼品に「新鮮市場の物産品」を検討されては如何でしょうか。青森市民はアウガを応援すべきであり、愛着を持つべきです。

5.健康の駅の機能を男女共同プラザに組み込んでは如何でしょうか。

6.階層の連携が極めて希薄である、という指摘があります。窓口業務が来ると時間の利活用で結びつきが強くなります。つまり、待ち時間が図書館で有効に使える、パソコンで仕事も出来る、用事の後も買い物、食事が出来るなどです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青森市庁舎の疑問点

2014-03-18 12:05:45 | 青森市庁舎とアウガ問題
3/18東奥日報WEBが伝えておりました。

-青森市庁舎、修正予算案を否決-

青森市庁舎建て替え問題で、最大会派・自民新青の議員が17日の市議会予算特別委員会に、2014年度当初予算案から関連経費を削除する修正案を提出した。採決の結果、賛成少数で否決された。

 自民新青は25日の本会議では修正案を提出しない方針。一方、市提出の予算案は可決され、本会議でも可決される可能性が高まった。ただ、実質的に市案の是非を問う関連条例案は否決の見通しで、予算案が可決されても関連経費は執行できない状態となる。

-引用終わり-

またまた、部外者の意見をお許し下さい。

市の基本構想、基本計画を拝見して思っていたのですが、以下の疑問点があります。

1.人口が65%に減少すると予想しているにも係わらず、面積規模をなぜ30%割増しするのか。初期投資を減ずる方が良いのではないか。
2.ワンストップサービス、防災機能は30%割増ししないと出来ないのか。(別々の庁舎で各々の機能を集約することで出来ないか)
3.工事中の駐車スペースはどうするのか。
4.待合い、コミュニティ機能はアウガに十分あるのではないか。施設の有効利用の観点から。
5.二期工事のコストはどうするのか。
6.もしも大地震で新庁舎が倒壊した時や、国道が事故、大雪、避難渋滞などのリスク分散。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急性の視点、青森市庁舎

2014-03-14 22:55:57 | 青森市庁舎とアウガ問題
毎度、部外者の意見で恐縮です。

私は「(仮称)アウガ連絡デッキ先行分散型段階整備案」を推奨していますが、大地震時の防災拠点の観点から思う事があります。

市役所等の資料から説明内容を整理してみます。
・入内断層はM7.2の場合、震度6以上の恐れがある。
・また他震源の地震でも震度5は50年に一回、震度6は200年に一回程度発生している。
・現市庁舎は震度6強で倒壊の恐れがあり、耐震補強しても補強しきれない。
・大地震の時は防災拠点として素早い初動体制が必要である。
・また、県庁や消防、警察などの役所との連絡が取りやすい方が良い。
・出来るだけ早く地震に強い庁舎にすることが必要である。

これに以下の内容を加味してみます。
・現市庁舎には多くの訪問者4,526件/日、700人の職員が勤務している。
・現在の駐車場181台は常時混雑していて国道側にも影響している(らしい)
・建て替え時には平面、立体合わせて350台分の駐車場を整備する。
・工事は2期に分けて行うが、2期目は15年後に人口減少の状況をみて判断する。
・1期工事の新庁舎に仮設庁舎は作らないで、現駐車場に直接建設する。
・新庁舎は平成30年度供用開始を目標としている。
・なお合併特例債は平成29年までが適用期限。

これらから分かることをコメントしてみます。
・工事中の平成30年度までに大地震が来たら極めて危ない。
・しかし震度5程度なら恐らく倒壊しない。
・駐車場は常時混雑していて、工事、資材搬入の車両も国道を使用する。

私の提案
・早期の地震対応としてアウガに分散し、来庁者の危険度リスクを軽減する。
・アウガ利用は車両の分散化が図れ、現庁舎の駐車場混雑緩和になる。
・防災拠点機能は現位置の新ビルに持たせるのは市案と同様。ただし階数規模は縮小する。
・参考にアウガ駐車場は504台、駅前公園地下駐車場は96台、駅前駐車場は17台、買い物でハシゴするならラビナ駐車場は264台、中三駐車場は205台、さくら野駐車場は321台のキャパがある(観光ガイドマップより)。もうあるかも知れませんが、駐車場案内システムで整理できますよ。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アウガのポテンシャル

2014-03-13 11:25:26 | 青森市庁舎とアウガ問題
毎度、外野からの意見で恐縮です。

アウガの利用形態を案内板から確認してみました。因みに私は中に入ったことはありませんので悪しからずです。

8F:青森市図書館/専門ライボラリー
7F:青森市図書館/ポピュラーライボラリー、児童ライボラリー、身体の不自由な方へのサービスコーナー、新聞雑誌コーナー、パーキング連絡通路
6F:青森市図書館/AVライボラリー、ヤングアダルトライボラリー、リユースBOOKs、パーキング連絡通路
  男女共同参画プラザ/多目的室、つどいの広場、まちなかラボ
5F:男女共同参画プラザ/AV多機能ホール、研修室、託児室、情報ステーション、ワークステーション、企画ワーク室、インナーパーク、パーキング連絡通路
4F:キッズ&ファミリー&IT、パーキング連絡通路
3F:アクティブファッション、パーキング連絡通路
2F:カジュアル&ビューティー、パーキング連絡通路
1F:シティファッション、銀行・ATM
B1F:新鮮市場、レストラン、パーキング連絡通路

これらで気が付くのは次のようなことです。

1.図書館及び男女共同参画プラザの機能がかなり充実→新庁舎ビルと機能分担
2.お客さんニーズ、コンセプト、市場調査との整合性を確認→商業ビルの採算性
3.各階にパーキング連絡通路→車でのアクセス対応

公共的施設が4階分を占めています。また、空き店舗が10か所あるということです。上手に窓口業務で2階分スペースを考えてみては如何でしょうか。その他の集客、採算性向上工夫などはアイデアコンペやパブリックコメントなどで一般市民の意見も広く募集したらどうでしょうか。また、駐車場混雑は職員利用率を抑えることがキーポイントかと思いますね。

第三者有識者やプロのコンサルタントばかりに頼るのではなく、市民参加の良い機会とポジティブに捉えたらどうでしょうか。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

混迷を深める市庁舎問題、青森市

2014-03-12 03:34:44 | 青森市庁舎とアウガ問題
3/11東奥日報WEBで伝えておりました。

-青森市庁舎関連条例案を否決-

青森市庁舎建て替え問題で、青森市議会総務企画常任委員会(里村誠悦委員長)は11日、新庁舎の設計者を選ぶ公募型プロポーザル審査委員会条例案を採決、賛成少数で否決した。

 同条例案は、庁舎を現在地に建て替える市の方針が前提だが、議会には市の説明が具体的でないとして不満が広がっており、25日の定例議会本会議でも否決される公算が大きい。

-引用終わり-

またまた、部外者の意見をお許し下さい。

もう一度、市側の基本方針ペーパーで振り返ると、以下の5点が説明されています。私案「アウガ連絡デッキ先行分散型段階整備案」(勝手に命名)を対案としてコメントしてみましょう。

1.分かりやすい場所であること→これはトップに持ってくるほど重要なのでしょうか? 初めての訪問ならアウガの方が分かりやすいでしょう。デッキなら駅から歩いて130m、車とも交差せず、雨、雪の心配も不要です。

2.公共交通の利用によるアクセスが容易であること→駅は一番の公共交通の結節点です。バス、タクシー、鉄道とのアクセスが容易です。バスベイへのアクセスもデッキ設置でより安全になります。

3.自動車によるアクセスが容易で駐車場が十分確保できること→現位置新ビルでも350台程度しか設けられないので、窓口訪問客はアウガと分散した方が良いでしょう。

4.県庁等の他の官公署と連携しやすい場所であること→県庁とどんな連携があるのでしょう。最低限、現位置新ビルに防災機能と簡易窓口があれば良いのではないでしょうか。大規模災害への対応を考慮するなら、訪問客はアウガに分散した方が混雑緩和になると思います。何より既存ビル早期利用につき災害リスクが最少で済みます。

5.市の保有資産を有効活用し、インフラ整備に新たな経費が掛からないこと→アウガビルに窓口業務が移ることは究極の資産有効活用でしょう。デッキ築造コストは確かに課題ですが、現位置新ビルが半分の5階建てくらいに圧縮できれば十分間に合うでしょう。

ただ、ワンストップサービスの向上についてはアウガでも可能なのか課題です。

(追記1)面積算定を見たら防災とワンストップの為に30%も面積付加していますね。アウガ窓口移設であれば30%の付加は必要ありませんね。つまり、アウガ連絡デッキに30%と現位置新ビルに70%の配分で全体コストを変えずにデッキも出来る、という夢のような計算が成り立ちますね。そんなに甘くないでしょうか・・・。

(追記2)基本計画のペーパーの新ビル断面から判断すると、窓口業務は2階で行けそうですね。アウガビルの何処か2階分都合付かないでしょうか。

(追記3)これは提案です。少々怒られそうですが・・・。もしもアウガに窓口を移設することが出来るのであれば、原則自家用車での通勤禁止にしたらどうでしょうか。もちろん渋滞及び駐車場緩和や環境配慮はありますが、「先進的なコンパクトシティを実践している環境都市」という事で全国に注目されるでしょう。鉄道事業者も機嫌を治してくれるのでは? 多分。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市庁舎整備とまちづくりの連動性

2014-03-11 11:25:30 | 青森市庁舎とアウガ問題
3/11東奥日報WEBで伝えておりました。

-青森市庁舎関連条例は否決の公算-

青森市庁舎建て替え問題をめぐり、昨年9月から継続審査となっている関連条例案が11日の市議会総務企画常任委員会で採決、否決される見通しとなったことが10日、議員への取材で分かった。

 現在地建設の市案に慎重姿勢を示す4会派の議員は、庁舎整備とまちづくりの連動性に関する質問書への市の回答は具体性に欠けると反発。複数議員は取材に、建設場所を含め白紙に戻すべきとの声が議会で強まっており常任委で条例案は否決されるとの見方を示した。

-引用終わり-

またまた部外者の意見をお許し下さい。

市議会のネット中継で何人かの一般質問のやり取りを拝見しましが、これを見たら市民も納得できるものではないと思いますよ。もう市長は一方的な説明だけでなく、打開策を考える必要がありましょう。

市庁舎整備は市民にとってのプライオリティの最上位に来ます。議論をし尽して決定されるべきでしょう。その際、市長は○○年まで合併特例債を利用できなければ○○億が市民の負担になることをはっきり示すことが大切です。

根幹的なまちづくりの課題が絡んでいるのも特徴的ですね。アウガ存続、駅周辺整備、中心市街地活性化、コンパクトシティ・・・。キーマンである鉄道事業者とは上手くいっていないのでしょう。雰囲気的に。多分。

こんな課題の匂いを感じて「アウガ連絡デッキ先行分散型段階整備案」(勝手に命名)を考えてみたのです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市議会ネット中継、青森市

2014-03-10 23:46:00 | 青森市庁舎とアウガ問題
議会のシーズンです。あちこちで開催されておりますが、特に一般質問のやり取りは、興味深い話題が満載ですね。

さて、以前もお話ししましたが、青森市はHPでネット中継をしていますね。動画は後日でも見ることができます。

本日、質問答弁で気になった数字です。青森市の中心市街地活性化事業の状況ということで、幾つかの指標の中に歩行者数というものがありました。

目標平成28年:7.7万人
実績平成24年:6.2万人
実績平成25年:5.9万人(-0.3万人)

すごい減少量です。このペースでは20年後には完全にゴーストタウンですね。

何でもこの事業のキャッチフレーズは「歩いて暮らせるウォーカブルタウン」みたいな言葉が聞こえましたが、空耳かな・・・。

歩行者が増えることが活性化の源とすれば、どうしたら青森市の中心市街地に歩行者が増えるでしょうか。

私の答えは「先ずアウガに市庁舎窓口を移転させ、屋根付きデッキで青森駅前と連絡させること」です。(流れから予想通りの答えですか?)

アウガの2階にも写真の部分に上手く接続できそうなんだけどなぁ・・・。駅から天候に左右されず、直線徒歩130mで来れますよ。このくらいのデッキなら階段6か所、エスカレーター4か所を入れても30億、3年でどうかなぁ。

鉄道事業者も駅乗降客が増加する施策には賛成すると思いますよ。多分・・・。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庁舎建て替え問題の説明は10日

2014-03-09 20:55:28 | 青森市庁舎とアウガ問題
3/7ATV青森テレビが伝えておりました。

-庁舎建て替え/鹿内市長が10日に説明会-

 青森市役所庁舎の建て替え問題で市議会4会派から2度目の質問書を受けていた鹿内博市長は、きのう議員に回答書を配った上で10日に説明会を開く考えを明らかにしました。

 2度目の質問書の提出は、最大会派の「自民党新青会」など青森市議会の4会派で構成する「市役所庁舎問題討議会」が、先月18日に来た鹿内市長からの回答が、不十分だとして行ったものです。これについて鹿内市長は、きのう議員に回答書を配った上で10日に説明会を開く考えを明らかにしました。

 青森市役所庁舎の建て替え問題では、市が提出した庁舎の整備に関連する条例案が継続審査となっていて11日の総務企画常任委員会で審議されます。

-引用終わり-

またまた、部外者の発言をお許し下さい。

私は昨年まで横浜市に住んでいたので青森市の事情はよく分かりません。しかしながら、仮に青森市の復活があるとすれば、この機会が最後だと感じています。青森市の方には少々怒られそうですが、都市計画の重要指標である将来の人口予測が全国一厳しいので、『普通の努力』では活力維持さえも困難かと思います。

私が出来る事といえば、以前駅前広場を10個あまり設計した経験からブツブツと好き勝手に呟くくらいですが、多少興味を持って見てくれる人がいれば幸いです。

さて、写真をご覧ください。ホテルを探すために観光ガイドマップを見てふと気が付いたのです。青森駅とラビナの間に空間があります。ここをデッキ通路が通らないかなぁ、と。

これはかつての立川北口を思い出しました。大型ビル間のピタゴラス通りデッキのように、デッキをアウガからこの通路までほぼ真っ直ぐ伸ばし、将来JR線路を横断して西口新ビルに繋ぎ、周辺に西口駅前広場が出来ないか、と。

途中のバスアイランドにはデッキから階段だけでなく、エレベーターでも降りられます。雨や雪の時は屋根付きデッキの通路でバスを待てばよいでしょう。

デッキの利点は、歩行者は車と交差しない、バリアフリーに対応しやすい、津波の避難階になる、つまり安全なのです。もちろん防犯、維持管理などは必要ですが。さらに、デッキは後から継ぎ足しが可能です。駅舎を改築したとき、周辺ビルなど枝線通路を増やしたいときに後施工ができます。もちろん、荷重、接続構造、脚位置、階段等の配慮は必要です。どこにでも簡単に接続するわけにはいきません。

JR自由通路の調整に時間がかかるようでしたら、取りあえずデッキを駅前歩道に降ろしておく段階施工が可能でしょう。現在のシェルターを少々改良する必要がありますが・・・。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする