Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

裏寺町でダンカイロに会う。

2017-03-06 16:26:26 | 随想・・・。

  いやいや、ちょっとおかしな表題ですが、ホントと云えばホントなんです。

ダンカイロとはビゼーの歌劇「カルメン」に出てくる役柄で、彼は「盗賊の親分みたいな役です」と言っていました。

  この土曜日いつものようにぶらりと裏寺町の「三木半」にお邪魔しました。事前にお母さんに電話を入れてあるのでいつものお気に入りのカウンター隅の席を空けておいてくれます。

僕が着いたら、その隣の席にその男が座っていました。髭面メガネの大きな男です。

見た目何かせまっ苦しいなぁなどと思いながら座ったのですが、以外と余裕があって気分を良くし、いつものように飲み始めたのですが、彼の目の前のメニューに手を伸ばしそれを取るとき、その彼はとても感じの良い対応をしてくれました。

  僕は何処でも必ずお隣の席の方には軽く挨拶はします。この日もご多分に漏れずそんな感じだったのですが、しばらくは会話もなくお互い黙々と食べて飲んでしていたのですが、どちらからともなく会話が始まり、色々話していると彼は出張で二週間ほど京都に滞在するらしく、京都が大好きで来る度に太田和彦の「居酒屋放浪記」を参考に飲み歩いているとのことでした。

すこぶる感じの良い男で、僕もついつい会話に引き込まれていったのですが途中で「実は僕、今度ロームシアターで開催されるオペラの歌手なんですよ」と言うではありませんか「おっ芸術家や!」僕は実は芸術家大好き人間なんですよね。

大好きというよりそれに対するコンプレックスに近いかもですが・・。

聞くところによると今回、指揮者の小沢征爾さんに呼ばれて「カルメン」で演ずることになったとのことでした。

バリトン・・役柄は表題の「ダンカイロ」と云う訳なんです。

  それにしても小沢さんに呼ばれるとは凄いじゃないか、と云うことなんですが、彼もまんざらでもなさそうで僕が「こんなに飲み歩いていていいのかい?」と聞くと「自分の出番は第二幕なのでまだ稽古も始まっていないし、まだもう少し大丈夫なんですよ」とのことで、僕も俄然嬉しくなって「じゃせっかくだから次、バーでも行こうぜ」となった訳です。

  楽しかったですよ、ホント。

彼はどんな話でも打てば響くようで、知識も感性も驚くほど豊かで話は際限なく広がりましたね。まぁ、特にオペラやそれにまつわる話を僕が訊ねるような感じで、僕の芸術家感とかも織り交ぜながらですが・・・。

  僕はずっと以前、武術研究家の高岡英男氏(ユル体操の開発者)のセミナー合宿(確か長野県の野沢温泉)で、今の彼と同じバリトン歌手の浦野智行さんと一緒になり、余興でその歌を聴かせてもらった事があります。この時もえらく嬉しくて、後日大阪の泉ホールのクリスマスコンサート、バッハですね。それに家内と招待して頂いたことがありました。

もちろん彼はよく知っているらしく「彼はバッハのスペシャリストであり求道者です」と後でメールをくれました。

  で、そのすっかり仲良くなった彼「町 英和」さんと云います与論島出身です。

38才ですよ・・息子の年齢に近い青年ですよね。その青年がこんなに僕と打ち解け楽しませてくれました。

嬉しい出会いでしたね。

  しかしそのコンサート、チケットはもう早々と完売、当然と言えば当然ですが・・・。

ただ嬉しいことにコンサートが始まる前日に「総稽古」というのがあって、これも一般公開されているのですが、「オカダさん、そのチケットならなんとかなるかも・・」と云ってくれました。僕はとても嬉しく思いましたが、あの人気オペラ、それも小沢征爾指揮・・こりゃちょっと無理だろうなぁと思っていたら、連絡もらいましたよ。

「奥様と二人でご招待しますので是非お越しください」ですって。

いやはや家内もとっても喜んでいましたね。うれしいなぁ・・・。楽しみですね18日土曜。

  ということで、そんな素敵な出会いがありました、という話です。

また機会を見て観劇記でも書きますね。

  町君頑張れよ!

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