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国会図書館で昭和39年(1964年)の根岸線開業当時の時刻表を見てきた

こんばんは

昨日、地元愛が暴走しすぎて
人の本をコケにするような記事を書いてしまったKボーイです
コチラ

お前なんか大した文章書けないくせに偉そうに…
と思われた方もいるかもしれません

まあ、そんな話は置いといて

昭和39年(1964年)5月19日に根岸線の桜木町―磯子間が開業してから
まもなく53年目を迎えます

先日、関内駅で根岸線開業時の写真を見ていたら
(ろくでもないことが)ひらめきました

そうだ!
根岸線開業当時の時刻表を見てみよう


しかし時刻表といっても
現在のように全列車掲載の東京時刻表という便利なものは存在せず
あるのは全国版の時刻表のみ

つまり、掲載されているのは初電と終電だけです

それだけでは情報不足となるので適宜
岡田東四郎(1964年)「根岸線開通に伴う車両の配置・運用と輸送計画」,
『鉄道ピクトリアル』1964年5月号,P18-19を引用します

さて
50年以上前の時刻表は、神田神保町界隈で大枚をはたいて買う
あるいは東京の国会図書館で探すしかない

それでもなかったら?
諦めましょう

版元の日本交通公社、今はJTBパブリッシングにはあると思いますが
私みたいなどこの馬の骨とも知らぬ鉄オタに貸すわけないだろ?

てな訳で、永田町にある国会図書館に行きました

目的の月号を探すとあったので、書庫から出してもらって閲覧

時刻表は雑誌になるので、新館にありました

複写サービスもあるので必要箇所のみ複写

50年前の時刻表ですから、著作権は消失しているはずなので
このブログで利用する分には問題ないはず?

これが根岸線開業当時の時刻表
国鉄監修『交通公社の時刻表』1964年6月号です

5月開業なので5月号に掲載されていると思いきや
根岸線の初掲載は6月号だった

※交通公社の時刻表=現在のJTB時刻表

表紙は103系による置き換えが本格化する前の
山手線の101系カナリアイエローです

表紙を白黒でコピーする阿保


すいません
カラーでの複写を忘れました

後日、また行くのでその際に差し替えます

本文?を見る前にお知らせを見てみましょう


今月の主なダイヤ改正線区の次に
5月19日の根岸線桜木町―磯子間開業のお知らせがあります

『根岸線…京浜電車線の桜木町から磯子まで5駅新設』
「京浜電車線」という表現がなんか珍しい

『なお、横浜―磯子間(9.5キロ)が根岸線になりました』のくだりは
横浜―桜木町間が東海道本線の一部から根岸線になったことを示します

さらに、根岸線開業のお知らせの下には
越美北線の新駅開業と、駅名の改称が掲載されていて
5月1日に函館本線の大沼駅が大沼公園駅、軍川(いくさがわ)駅が大沼駅に改称
とあります

実はこの両駅は、開業時は2017年現在と同じ、
大沼公園駅と大沼駅だったのですが
大正9年(1920年)6月15日に大沼駅と軍川駅に改称し、
そして昭和39年に元に戻ったという経緯があります

話が少し逸れましたが
では本文を見てみましょう


当時の本の厚さ、大きさを考慮すると
この程度の情報量ですよね

駅名に目をやると
さいたま新都心駅(平成12年4月1日開業)と
西日暮里駅(昭和46年4月20日開業)はありません

一部の駅名の左側についているマークは
電報を扱っている駅であることを示しています


時刻に関してですが
意外なことに、終電は現在よりも遅い

東京駅基準で見ると
南行 磯 子行終電 017(現在016)
南行 桜木町行終電 049(現在027)
南行 蒲 田行終電 101(現在048)

北行 大 宮行終電 038(現在022)
北行 赤 羽行終電 104(現在040)
(2017年5月現在、057発の上野行がある)

南行はともかく、北行は随分と違いますね

所要時間は、この程度の掲載本数では比較しにくいですが
この表の中では磯子―大宮間を最速100分で走る列車があります
(磯子2345→大宮125)

現在でも磯子―大宮間を100分で走る電車がありますが
駅に掲示してある標準所要時分を見ると、
磯子―大船間は106分です

ここで、『鉄道ピクトリアル』内の記事を見ると
大宮ー磯子間の到達時分は下り(南行のことか?)107分30秒
上り(北行?)103分50秒と記載されています

途中2駅増えても、最新の電車なら
到達時間が変わらないということでしょうか?

運転間隔は時刻表では
宮―赤羽間3~10分毎
赤羽―蒲田間3~6分毎
蒲田―桜木町間3~10分毎
桜木町~磯子間5~15分毎
と記載されています

一方の『鉄道ピクトリアル』には
桜木町―磯子間は朝・夕の混雑時が6~7分毎、昼間が12~13分前後毎
本数は上下ともに122本、合計244本(内、横浜線直通28本)とあります

平成29年3月現在の桜木町―磯子間の本数は
下り202本、上り201本の合計403本(内横浜線直通22本)
と開業時の1.6倍の本数です

それだけ利用者が増えたということでしょうか

根岸線の開業は、横浜市の発展に多大な貢献をしたと同時に
国鉄として大きな期待を寄せていたようです

当時の『鉄道ピクトリアル』にこのように書いてあります
『国鉄としても数多くの建設路線中、
唯一の黒字線区として期待をかけている。』

唯一の黒字線区…なんてこった

〇昭和39年に開業した路線(新幹線を除く)
・橋場線(雫石―赤渕間・建設時は生橋線という名称・現在の田沢湖線)
・能登線(松波―蛸島間・のと鉄道転換、2005年廃止)
・美幸線(美深―仁宇布間・日本一の赤字路線・1985年廃止)
・白糠線(白糠―上茶路間・特定地方交通線の第1号として1983年廃止)
・富内線(振内―日高町間・1986年廃止)

幸運にも、秋田新幹線の一部となった橋場線を除くと
どれも強者ぞろい

美幸線と白糠線なんて最強コンビではないか

しかし、今でこそミニ新幹線がブイブイ言わせる田沢湖線ですら、
昭和57年(1982年)に東北新幹線開業に合わせ電化するまで
地方のローカル線に過ぎず、むしろ北上線の方が格上だった

こうなると、根岸線に期待をかけるのも当然かと

ここまで、磯子開業時の時刻表をご紹介しました
また、機会があれば洋光台・大船延伸時の時刻表もご紹介したいです

以上です

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