9月27日(火)、1974年以来43回目の「地公三単産・地公退高齢者集会」が日本教育会館で開催され、700名の参加がありました。
集会では主催者を代表して地公三単産の永井雅師全水道委員長、地公退の西澤清会長が挨拶。基調報告を鈴木洋一全水道副委員長、地公退報告を川端邦彦地公退事務局長が行いました。
この中で社会保障の意地充実の三前提として、平和、生存権・基本的人権、健全な国民経済を掲げて運動方針が提起されました。そして今年の課題として、(1)医療保険・介護保険制度の一方的な給付抑制・負担増を許さず、(2)年金制度と財政安定のため誠実な協議を政府側に求めることなどが提起されました。
記念講演では、孫崎亨氏が「TPP参加で日本社会とどうなるか」という題で大変わかりやすく、今国会の課題と云われるTPP交渉内容の問題点を指摘しました。
最後に「充実した社会保障制度のもとで、高齢者が安心して暮らせる日本、若者・子どもたちが未来に希望を持てる日本、戦争をしない日本、安心・平和・信頼が強固となるような日本をめざし、運動を前進させよう」との集会前言やスローガンを採択しました。
自治労横浜退職者会からは18名が参加、熱心に基調提起や講演に耳を傾けました。