テレビ局というのは、非常に古い年功序列制度を持っている。
中でも制作現場というものは、ああいう業界特有の徒弟制度的な古さも加わって、
そりゃあもう若者泣かせの世界らしい。
「城さんは『若者はなぜ3年で辞めるのか』なんて言われてますけど、
制作会社なら3年続けばいい方ですよ」
なんて言われたこともある。
もっとも、花形業界なのでなり手はいくらでもいたし、そんな中からたたき上げて
制作会社を立ち上げる猛者もいたりと、それなりに夢のある業界ではあったようだ。
ただ、最近はそうでもないらしい。
要するに、テレビ自体に以前ほどの魅力が無くなったのだろう。
まだまだ影響力は大きいとはいえ、激務薄給に甘んじるのは割に合わないというわけだ。
そういう意味では、
「人生の意味を考えない」のではなく、「冷静に考えたらやってられない」
というべきだ。
というか、激務薄給でキャリアパスの見えない仕事の意義ってなんだ。
年功序列制度や、そのアップグレード版である徒弟制度というのは、将来的に
出世や暖簾わけにより、一定水準以上の対価が保証されている場合にのみ機能する。
この条件が崩れれば、きちんと労働対価を交渉するほうが合理的になるから、
年俸制のような流動的なものにシフトしていくことになる。
労働者と企業の間で市場原理に基づいた交渉が行なわれるわけだから、徒弟制度
なんかよりよっぽど健全だ。
それが嫌だと言うのなら「最近の若いもんはなっとらん」とか「たかが選手の分際で」
と愚痴を垂れるような老人だらけのまま、ズルズルと地盤沈下していくだけだ。
まあ、僕はテレビ見ないのでどっちでもいいけれど。
テレビ局については、規制業種ということもあって、年功序列が今後も維持できる
かもしれないと思っていたが、意外なところから崩れ始めるかもしれない。
結局、いかなる業種であれ、業績に応じた雇用調整は必要であり、それを一手に
引き受けてくれていた下請けが崩壊すれば、上半分の年功序列も崩壊するわけだ。
それでも民放労連が「組合員の賃金を下げるのはおかしい」というのであれば、
制作会社の労働者に、これからも忠実な奴隷として奉仕してくれるよう説得することだ。※
そういえば、映画監督の想田和弘氏との対談において、まさにこの点が話題となった。
氏はNYの番組制作会社に就職し、その後、日本のテレビ局とも仕事をした経験がある。
アメリカ的価値観からみた日本のテレビ制作現場は、不条理さのオンパレード
だったらしい。
・やたら残業が多い
・しかも、残業するのが偉いという空気がある
・疲れた顔してないと怒られる
・その割りに出来上がったものはパッとしない
うーん。文字にするとバカバカしいけど、そういえば身に覚えがあるような…。
※現状、下請けからキー局社員に所得移転しているわけだが、流動化というのは
その配分を変えるだけで、業界全体のパイの量は変わらない。
中でも制作現場というものは、ああいう業界特有の徒弟制度的な古さも加わって、
そりゃあもう若者泣かせの世界らしい。
「城さんは『若者はなぜ3年で辞めるのか』なんて言われてますけど、
制作会社なら3年続けばいい方ですよ」
なんて言われたこともある。
もっとも、花形業界なのでなり手はいくらでもいたし、そんな中からたたき上げて
制作会社を立ち上げる猛者もいたりと、それなりに夢のある業界ではあったようだ。
ただ、最近はそうでもないらしい。
要するに、テレビ自体に以前ほどの魅力が無くなったのだろう。
まだまだ影響力は大きいとはいえ、激務薄給に甘んじるのは割に合わないというわけだ。
そういう意味では、
「人生の意味を考えない」のではなく、「冷静に考えたらやってられない」
というべきだ。
というか、激務薄給でキャリアパスの見えない仕事の意義ってなんだ。
年功序列制度や、そのアップグレード版である徒弟制度というのは、将来的に
出世や暖簾わけにより、一定水準以上の対価が保証されている場合にのみ機能する。
この条件が崩れれば、きちんと労働対価を交渉するほうが合理的になるから、
年俸制のような流動的なものにシフトしていくことになる。
労働者と企業の間で市場原理に基づいた交渉が行なわれるわけだから、徒弟制度
なんかよりよっぽど健全だ。
それが嫌だと言うのなら「最近の若いもんはなっとらん」とか「たかが選手の分際で」
と愚痴を垂れるような老人だらけのまま、ズルズルと地盤沈下していくだけだ。
まあ、僕はテレビ見ないのでどっちでもいいけれど。
テレビ局については、規制業種ということもあって、年功序列が今後も維持できる
かもしれないと思っていたが、意外なところから崩れ始めるかもしれない。
結局、いかなる業種であれ、業績に応じた雇用調整は必要であり、それを一手に
引き受けてくれていた下請けが崩壊すれば、上半分の年功序列も崩壊するわけだ。
それでも民放労連が「組合員の賃金を下げるのはおかしい」というのであれば、
制作会社の労働者に、これからも忠実な奴隷として奉仕してくれるよう説得することだ。※
そういえば、映画監督の想田和弘氏との対談において、まさにこの点が話題となった。
氏はNYの番組制作会社に就職し、その後、日本のテレビ局とも仕事をした経験がある。
アメリカ的価値観からみた日本のテレビ制作現場は、不条理さのオンパレード
だったらしい。
・やたら残業が多い
・しかも、残業するのが偉いという空気がある
・疲れた顔してないと怒られる
・その割りに出来上がったものはパッとしない
うーん。文字にするとバカバカしいけど、そういえば身に覚えがあるような…。
※現状、下請けからキー局社員に所得移転しているわけだが、流動化というのは
その配分を変えるだけで、業界全体のパイの量は変わらない。











若い頃に何度か見ましたが、理屈にも討論にもなってないような言葉を、バケツで浴びせ合う出場者に釣られて何時間も感情のダンスを踊らされた挙げ句、最後には疲れてどうでもよくなってしまうので、まともに取り合わないようになりました。
あれ見て何か有意義なものが残ったって人いるんでしょうか?
しかし、朝生やいいともみたいな番組を使って顔売ってサクセスストーリーを歩むRouteってまだ機能してるんですかね。
現在の若年層が抱えている仕事上の問題はここに集約されているのではないでしょうか。
上司を見ても「ああいう風になりたい」と目標たり得ない。かといって、キャリアップを図るため、仕事帰りに勉強しようにも連日の深夜残業で時間が確保できない。
仮に勉強が出来て資格なり何なりを取得しても、硬直化した日本の雇用はとことん中途採用には冷たい。
将来に希望が見えない中での奴隷のような労働。
うつ病にならないほうがおかしいですよ。
>要するに、テレビ自体に以前ほどの魅力が無くなったのだろう。
つい先日「日本の20代の男性のネット利用時間がTV視聴時間を超えた」と報道されてましたが、ネット>TVは若者だけです。ジジババはTVが話相手だし、番組の質がTVの命だから、TV局こそ流動化して若い制作者の待遇をアップすべしですね。
>アメリカ的価値観からみた日本のテレビ制作現場は、不条理さのオンパレード
>・やたら残業が多い・しかも、残業するのが偉いという空気がある・疲れた顔してないと怒られる・その割りに出来上がったものはパッとしない
以前某大手企業の派遣でしたが、「疲れを顔に出すな」とよく注意されていました(笑)。それ以外の現場の描写は全部同じで、別にテレビ局でなくても会社の仕事ってどこでもそうじゃないかと思います。
城さんがブログにお書きになってる映画というのは、かなりマイナーなものが多いと思うのですが、一体どのような判断基準でお選びになっているのでしょうか?
TV業界は激務と聞いてはいましたが、ここまでとは・・・。
私はTV業界ではありませんが、以前いた社内の同期や後輩で突然死した人が何人かいます。まだ20代なのに。(何とか会社と組合の尽力でまるくおさめたようですが)
なんだか「年金ゲット&逃げ切り世代」よろしく、まるで会社と言う生き物が若者を踏み台にして逃げ切りを図っているようです。逃げ切った先がどこなのかはまったくわかりませんが。
>「冷静に考えたらやってられない」
これの対義語が、おじさんたちの「社会って者はそういうもんだ」「若いうちは我慢して仕事を覚えるんだよ」でしょうね。
昔は上司や親方のそばでみっちり仕込まれて成長したのでしょうが、今は上司と部下であっても分業化が進んでいて、そばで仕事を見て覚える機会もない(上司にも、教える余裕がない)。たまにできばえをチェックされて好き放題言われる。わからないところを相談すると「自分で考えろ。聞いてばっかりじゃ成長しないぞ(実は自分もわからない)」。会話の中からヒントすら生まれてこない(と言うかもはや会話をしたくないが、そうすると「報連相が出来てない!」って言われちゃう)。
「社会ってのはこういうもの」なんでしょうか。
もう、好きにやってくださいよ、みたいな(笑)
下請け企業もネットでの配信に進出してほしいものです。ヤフー動画とかGYAOとかニコニコとかプラットフォームはたくさんあるわけだし、それらに良質コンテンツを提供してほしいですね。
あとはそれをテレビと同じレベルまでどのようにユーザーに届けるかが課題になりますが…ネットの動画って良質コンテンツは多いのですが、イマイチ業績が伸び悩むのですよね。マーケティング不足なのか、工夫が足りないのか…
制作会社の人に怒られるかもしれませんが、朝4時5時終わりが普通の殺人的な業務で、残業は50時間マックスでした。
そのかわり働かない部下無し管理職はたくさんいました。
まさに日本型の終わっている雇用形態です。
その生地がはっきり出ているということだろう。何しろ客は気ままでいつ来るかわからないから、年中無休である。
西洋イスラムの世界は社会のそのものが契約社会であるから、労働基準法はそれなりに機能する。
ところがわが国は異なるから、基本的にすべての世界が、テレビ界と同じである。そのくべつはかたぎかかたぎでないか、まともかまともでないかである。城さんも文筆だけなら世間は其れで物を見る。なぜならその見方だけが身についた見方(具体的に行動できる)だからで、いざと言う時に其れが出てくる。それほど伝統と言うのは逃れられるものではない。したがって芸人が一人前に世間の評論をするが世間の冷たい部分は其れで動いている。このごろ、その芸人が出すぎたことを言うから、世間は実に冷たい目で見ている。
わが国は表向きの世界(これは作り方がいろいろある)と実質動いている世界が異なるり、相互が影響しあって動いている。
さんざん、勧善懲悪ぶっているのに、
自分らが「下請けいじめ」を行っている業界ですよね?
いや、普通のヤツもいっぱい見てるけど、チャーリーズエンジェルとかで書いてもしょうがないし…
>TV業界は激務と聞いてはいましたが、ここまでとは・・・。
某局のプロデューサー曰く、制作部門に長くいる人間は平均寿命が60歳未満(つまり在職中に逝っちゃう)らしく、それでローテーションを義務付けているらしい。まあ彼らは高給取りだからまだいいけど、ローテもなくて安月給の下請けは報われない。
パイの量が変わらないなら赤字転落はしないような気がするんですが、テレビ業界だけじゃなくネット広告とかに流れているからその分全体的にはパイは変わらないってことなんでしょうか?
農業でたとえると10人分の労力が必要な田んぼが機械化で1人の労力で済むようになったけど取れる収穫量は10人分で変わらないみたいな感じでしょうか??
であぶれた労働力は農業以外の世界に散っていって文化とかが豊かになるのかな?
それとも余った労働力で新たな土地を開墾してさらに作物を取れるようにするとかなのかな・・。
うーん。。。なんか頭が混乱してきた・・。
流動化だろうが終身雇用だろうが、業界として労働者に払える金額は変わらないので、だったら自由化してしまえということです。広告収入減といった環境的な問題はここでは関係ない。
アメリカみたいにきちんと育ててくれる教育機関が日本には少ない気もするのですが、どうなのでしょうか?
TVシリーズ好きでしたよ。放映当時、小学生でした。『600万ドルの男』のリー・メジャースが当時の旦那さんで離婚する前はFFメジャースだったんですね。昭和の時代には600万ドルって凄いなあ、と思ってたけど今や主婦でもFXで600万ドル動かせる時代。30年前、21世紀には家庭にロボットが居て普通に宇宙旅行出来るものと思い込んでいたんですが、まさか失業者が溢れて雇用や年金でこんなに悩む時代になるとは想像も出来ませんでした。
(ブログの趣旨に関連の薄い長文、失礼しました)