Joe's Labo

城繁幸公式。
というか避難所。移行か?
なんか使いづらいな・・・

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経済成長という病

2009-06-08 16:33:49 | 書評
経済成長という病 (講談社現代新書)
平川 克美
講談社

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うちのブログは団塊世代は見てないだろうからはっきり書かせてもらうが
(いたら読み飛ばして欲しい)、僕は正直言って団塊世代が好きではない。
某公共放送局の団塊テーマの討論番組にキャスティングされたものの、危険視されて
外されるくらい好きではない(代わりに谷村新司が出ていた)。
嫌いな理由はいろいろあるが、その嫌な部分を煮詰めたような本がこれである。

もう帯からして泣ける。
「いま、本当に考えなければならないこと-崩れゆく時代の必読書」
なんだこの、当事者性のカケラも感じさせない説教臭いフレーズは。

昨年あたりから、保守層の一部に「そろそろ成長を諦めよう」的な意見が台頭しつつ
ある。60前後の論者が中心で、論壇でも
『もはや成長という幻想を捨てよう』(佐伯啓思:中央公論12月号)などがぼちぼち
顔を出す。

要するに、自分たちはこれまで高度成長だナンだと競争に突き動かされ、大事なもの
をいろいろ見失ってきた、だから今後は経済成長にこだわらず絆を大切にしましょうね、
という思いやり深い人間宣言である。

正気だろうか。ゼロ成長を続けるということがどういうことか、想像したことがあるのか。
個人の生活で言えば、給料が上がらない、出世も出来ない、ローンも組めないということだ。
たとえゼロ成長下でも原資全体の再分配を行なうなら、優秀者に限っては勝ちあがれる。
だが現状、職能給というわけのわからないガラクタのせいで既得権を含めた再分配は
認められていないので、若年層にはなんとも希望の無い社会となる。
給料が上がらないと嘆く30代も、正社員の椅子が空かないとこぼす派遣社員にも、
この手の自由競争否定論者は、いかなる答えも提示しようとはしないのだ。

あくまで国の成長自体を追及するか、それとも現状維持で
我慢するか。どちらにせよ、それは血まみれの大改革を
推進することで可能なのであり、痛みの伴う改革はすべて
イヤですというのは、国家規模の自殺行為でしかない。


そもそも、赤字国債というのはローンみたいなもので、今より将来は賃金が上がる
だろうが今はまだ買えない、でも今買っておくと後々まで有用だというモノに対して
使うべきものだ。
つまり、ゼロ成長なら、PB黒字化は最低条件であり、平成20年度でいえばあと
最低5兆円は歳出をカットしなければならなくなる。
さらにいえば、毎年の利払い分約9兆円も現役~将来世代が負担し続けるのは理不尽だから、
使い込んだ世代にきっちりツケを払っていただかないといけない。
(今の30歳以上が年齢に応じて負担するべきだろう)
現在の債務残高1200兆として、先進国最低水準の英国並のGDP比50%まで債務残高を減らすために1000兆円程度は必要になる。
とりあえず団塊世代には、総額80兆以上とも言われる退職金と年金全額返上くらいは
して誠意を見せていただかないと。

だが、“懺悔する団塊たち”は、そんなしおらしさはけして見せない。
ただひたすら、「もう無益な争いはやめよう」というのだ。

要するに、さんざん食い散らかした後で、遅れてきたヤツもこれから参加予定のヤツも
含めて「みんなで仲良く割り勘にしよう!人類みな兄弟!」って言ってるような
もんだろう。バブルからゆとり世代までひっくるめても、今の日本にこれほど
厚顔無恥な主張があるだろうか。

驚くのは、著者がまがりなりにも経営者としてビジネスの現場に携わってきた人間
だという現実だ。学生時代は学生運動、社会に出てからは中産階級として昭和的価値観
を担い、リタイヤと共にマルクスだの日本的美徳だのスローライフだの掲げてその実、
既得権に全力でしがみつく。この世代の節操の無さ、理念の低さは目に余る。

退化に生きたきゃ、どこか山の中にでも篭って勝手に暮らすといい。
もちろん、年金も医療も辞退した上で。


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34 コメント

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Unknown (pick)
2009-06-08 18:39:28
そこまで言って委員会に出ておられたときが顕著だったと思います。
基本的にあの番組は好きなのですが、テーマによっては非常に残念なときがありまして、
ある年代以上のうるさい黙って働けと言う主張には、ほんとに落ち込みます。数も多いし、力ももってますし。
Unknown (あ)
2009-06-08 19:15:33
非正規雇用も就職氷河期も、
極端な話団塊世代の賃金を半額にしてしまえば起きなかったのに結局席を譲らなかったし、
それでいて今更「成長は諦めよう」とか
「昔はよかった」などの懐古主義に浸って現実から目を逸らしているのには募り感じます。

彼らが社会保障に回るころに地獄絵図にならない事だけを願います。
Unknown (999)
2009-06-08 19:22:11
この本は読んでないので、この著者に限っては、見当ちがいかもしれませんが、こういう本を書く人や文中の保守論者みたいな人に限って高度成長がなければ維持できないような「日本的経営」、「日本的雇用」なるものを賞賛しますよね(苦笑)
同感 (kenji)
2009-06-08 19:22:17
人口構成を考えれば、若い人を助ける(?)事以外に、道がない。それは馬鹿でも分かる。また年金の仕組みを考えれば、現在の受給金額を、対数方式で30パーセント削減して、その分若い人々の負担を引き下げるのが、身のまわりの受給額から考えると山勘で正しいと私はおもっている。
 本当に身勝手な世代である。ホント全体が見えない奴の集まりで、妙に群れる。
 元々全共闘運動など自身、中身がないことに耐えられず、それを見つめる事をせず、暴れたに過ぎない。
 女を抱きに言った事と同じである。
西洋的な年金など止めて、俺達の伝統である姥捨てでやろうではないか。開闢以来昭和40年代までしてきたから、元に戻す事は難しきくない。
 どうせ、うやむやにしか解決方法はない。一種の契約解除で財産権をクリアして、保険の破産と同じ方式を取れないか。契約ならそれができるはずだと思うが。空想か。
Unknown (Unknown)
2009-06-08 20:44:19
団塊をあんな風に団塊たらしめたものは何なのか、いつも不思議に思われます。
単に数が多かったために場が狭く群れひしゃげ、人格的にあんな風(田母神!)になってしまっただけなのか、それとも60年周期で人類はそんな風になるように設定されているのか・・・。
アメリカでもおそらく諸先進国どこでも同様なのでしょうが、団塊・ベビーブーマーの老後に向けてとりあえず経済危機、そしてその後どうなってしまうのでしょう?
ところで城さんの親は団塊ですか?興味深いです。
記事の紹介です。 (KKMM)
2009-06-08 20:47:31
「このままじっと我慢してれば、そのうち良くなる」。そんな神話を信じる老害社員はなぜ増えたのか? - カレーなる辛口Javaな転職日記
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20090607/p1

圏外からのひとこと(2005-09-15)
http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20050915

若い時に高度成長期を経験し、その体験から抜け出せないのが団塊世代の勘違いの原因のようです。

「上の世代から見ると、労働市場はみんなを食わしてくれるはずのものなので・・・・・・」
この言葉が、すべてを物語っていると思います。

団塊世代にとっては、安定が当たり前で、不安定とか停滞とか衰退なんてものはあってはならないものなのでしょう。
同意見です (maru)
2009-06-08 21:30:55
いつも拝読させていただいています。
ありがとうございます。

1970年代中盤生まれの者です。

その本は読んでいませんが、基本的に同意見です。

この国の歪んだ意思決定構造を是正するために、例えば、思い切って、選挙権は、成人1人1票ではなく、細かくちぎった上で、年齢と反比例して分配し、未成年の分はその両親に分配して欲しいと思っています。そうすると、将来の世代にツケを回すような政策は多少是正されるんじゃないでしょうか。リタイアした世代より、少子化対策、子育て支援にお金が回るようになるかもしれないですね。

でも、多分憲法上許容されないので、せめて、年代別に国会議員その他代議員を選べるようななればと思います。
どうも思いつきません (JFK)
2009-06-08 22:04:26
ただですね、もし今から「年功序列は廃止!」「職能給から職務給へ変更!」ってことは、それこそ士農工商をぶっつぶした明治維新並みのドラスティックな改革な訳でして。。。
その明治維新の時も、「抵抗勢力」の反撃は結構あり、最後は西南戦争にまで至ることになり。。。
今までの歴史において、大改革は原則外圧が必要であった(と思っっております)わが国で、そんな夢や希望が持てるのかと言えば。。。
どんなハッピーエンドのシナリオが存在するのでしょうか?
Unknown (野田一丁目。)
2009-06-08 22:25:06
>これから参加予定のヤツ

さっきまで風呂で長男(小学6年生)に年金の仕組みを教えてました。「貰う前に死んだらメチャクチャ損じゃん!」と長男。まあ、その通りなんだけど。(苦笑)

〝これから参加予定のヤツ〟には、何を教育したら良いですかね?(笑)日本国のカラクリを教えれば教えるほど絶望するだろうし、勉強しても報われないこと教えると勉強しなくなるだろうし。難しい課題ですね。
いろいろ (城)
2009-06-09 07:09:59
>極端な話団塊世代の賃金を半額にしてしまえば起きなかったのに

左派でも斉藤貴男などはこの点で団塊を非難している(中公06.12)。やはり90年代、彼らの保守化は痛かった。

>アメリカでもおそらく諸先進国どこでも同様なのでしょうが

実はアメリカの年金危機は日本以上かもしれない。GM破綻の主因もシュワちゃんが苦しんでるのもそれ。
もっとも、企業単位なので破綻させても大勢に影響は無いし、実際破綻しまくっています。

>年代別に国会議員その他代議員を選べるようななれば

ヨーロッパの一部にある考えですね。僕の周囲にも同じ意見の人は何人かいる。年齢層の歪みは先進国共通なので、同じ問題意識があるのでしょう。
Unknown (tksuzuka)
2009-06-09 08:19:04
最近感じるのが、団塊の子供である年代の人達は(ようは氷河期世代)、ここに出入りしている人達のように世の中の仕組みに疑問を持っている人と、年功序列バリバリの思考の持ち主(城さん風に言えば「昭和的価値観」)の2通りに大きく分けられるのかなと思いました。

特に結婚している人では、どちらかに顕著に出てくるような気がしてます。

団塊世代もそうですが、同年代の氷河期世代にもこの辺の問題を訴える必要があるのかなと最近思いました。

全然関係ないですが、城さんは早起きですね。
団塊 (kenji)
2009-06-09 09:08:30
再び失礼します。
団塊の世代の気の毒なところは、人の成長と、社会の成長が同期した稀有の世代で、しかもそれにきずかず、それを前提に物を考えることである。
 要するに子供の要素が大きいと言うことである。
其れは自らの経験を絶対化していることに築かない。
要するに女は女房だけで、二十歳の女も入るし、45歳の女もおると言うことにきずかない。
 ちょうど大東亜戦争時10歳から15歳くらいだった人々とよく似ている。
 これは多感なころの社会の激動が絶対だと考えて、一生そのときの経験から抜け出られない人々とよく似ている。これもかまった人々で、団塊の前はその人々である。これは一種の時代このである。
 いずれも不思議なことは高等教育を受けた人々に多いと言うことである。本来は逆になるはずだが、むしろ、それを高等教育を受けたことが加速している。

 もう一つ個人の人生で多感なころ大きな事件に遭遇して、そのときの経験が絶対化している人々である。
これは多分普遍てきな、各人に在るだろう。

再び記すが団塊の世代は、各個人の成長と社会の成長が一致した稀有の世代である。
 一番得をしたのは、その少し前の世代である。昭和10年代生まれでしょう。
大幅な経済成長は期待できない。 (松本孝行)
2009-06-09 12:04:40
 今後は人口も減っていき、規制緩和が行われるわけでもなく、起業ブームも終わってしまった状況では経済成長は難しいでしょう。経済成長しなくていいのではなく、70年代80年代と同じ環境ではないため、難しいという意味です。

 が、ゼロ成長というのは実質マイナス成長と言えますからGDP換算で1~2%の成長は必須です。

 そうなった場合、個々の企業の生産性が大きな課題になってきます。今以上に若い人が入ってこない状況で高い生産性を上げなければなりません。そのためにも絶対必要なのが生産性の低い企業が淘汰される規制緩和なんですが、ココが政治の役割として期待できないんですよねぇ…

 生産性を上げる、もしくは配分を変えるという二つしか方法はないのは同意ですが、どちらにせよ政治が決断しなければならないものです。そして今の政治ではどちらにも舵を取らず、そのままズブズブとマイナス成長へ突っ込んでいきそうな、そんな予感を強く感じますねぇ。
Unknown (ZG)
2009-06-09 13:06:13
女なんて、と言えた世代の最後が団塊の世代でしょうね。ブ男でも高学歴だったり、実家が金持ちなんだって言う嘘も通じた世代、だって訳の分からないアジ演説は女に持てたい一心だったし、喧嘩が弱くても強いと嘘を付いてアイドル加藤登紀子に子供を産ませるチンピラ学生運動家もいたくらいだしさ。糸井や拓郎に、泉屋は山の手の金持ちなんだってな
、失神はしてないから許せるともいえるけどさ。
もうこの手の論理はうんざり (バーナムJr)
2009-06-09 13:44:04
以前、TVタックルでビートたけしさんが
今の若い奴らは車には興味がないと言っているけど
そんなことはないんだ 
オイラだって若い頃凄く、車に興味があったし若い奴らなら車に興味を持って当然だよ
只、最初から車のことを考えるのをやめるくらい今の若い奴らは搾取されていて可哀想なんだと言っていました。成程と思いました。
成功者や人生を上手く逃げ切った人たちが
勝手に人生を達観して、
哲学的にもう成長神話を信じるのをやめよとか
人生諦めることも大切とかいうのは欺瞞以外の
何者でもないですよね
そんな下らないことを言う前にどうすれば豊になれるのか具体的な処方箋を書いたほうが有益だし、みんな
幸せになれますよ。
選挙も (あ)
2009-06-09 14:19:11
年代別に投票できる回数を調整するべきだと思う。
一票の格差なんていうけど、
一人一票だったら圧倒的に中高年以上の世代は数も投票率も高いわけで、
選挙行く前から若年層の主張が聞かれなくなるのはわかりきってる。
最も罪深い問題 (若者)
2009-06-09 18:05:29
なんだかんだ言って、最も重大な罪はでたらめな政治と官僚機構を放置してきたことでしょう。

上の世代の人が、がんばって働いてもたらした(これはまあ確かなもの)「経済大国」というのは、非常にわかりやすいものでいわば、「目に見えるもの」です。それに対して、「政治をちゃんとやるという文化」というのは、目に見えないものです(明確に数字となって現れない)

さらに、自分たちが政治を放置してきたせいでもたらした問題を見えなくしている。公共事業でも補助金でも、金を出せば雇用はいくらでも作れるし、補助金を出せば需要はいくらでも増えます。(佐伯啓志さんは「談合でもしないと、経済がうまく回っていかない地域は確かに存在します」とおっしゃっておりますが)だから今の日本はなんだかんだうまく言っているように見える。

そのお金の出所が、未来の日本人であって(下手したら私の世代も)、重税にまみれた生活を望んでもいないのにおくらされます。

これは私の世代がもっと言わなくてはならないのですが、若者の人格を否定して逃げてはならないのです。それは、「覇気がなく」「怠惰で」「コミュニケーションが取れない」若者は彼らより多いかもしれませんが、それを言ってもどうにもならないし、「教育」という問題を放置してきた人たちに言われる筋合いはない。

関係ないのですが、城さんの熱い記事は好きなのですが、いざ社会に出るとなったらすべて忘れてしまわなければ、理不尽すぎてやっていけなくなりそうでなんか怖いです。
めちゃくちゃですが。 (higuti)
2009-06-09 19:14:32
>年代別に投票できる回数を調整するべきだと思う。

それよりも、年代別や年齢別で、票に重みで違いを付ける、というのはどうでしょうか?
1つの年齢の総人数分の1票、とするということです。例えば24歳の人が投票したら、それは24歳の総人数分の1票ということです。そしてその分母(総人数)を1番人数の多い年齢の分母(総人数)に合わせるようにするのです。そうするとその人の1票(分子)も同時に上がります。
上記のようなことをすると、若い世代の1票ほど重くなり、主張が反映されやすくなるのではないでしょうか?

投票回数を増やすというのは、集計にかかるコストの問題と、若い人皆が、しっかりと政治に対して意見を持っている環境が整っていないという問題から、難しいんじゃないでしょうか。


滅茶苦茶な意見かもしれないので、厳しいご指摘をお願いいたします。


しごくまっとうな批判です (イカフライ)
2009-06-09 21:13:04
そもそもヒラカワさんたちにとってはしょせん「他人事」なんです。
本気で考えているつもりかもしれないけど、たぶん倫理的な姿勢を周囲に示したいだけ。
ちょっとは頭のめぐる人ならあほらしくて読んでられない調子のいい「説教」。
てめえを棚に上げて若者を指弾する内田樹と同じ。そういう若者をつくった
おのれたちの罪科にはいっさい目がいかない。
あたりまえすぎるほどまともな批判だけど、きょうびはこの程度の批判すら
だれもしなくなって、団塊世代の批評家同士でよいしょしあってる。
Unknown (Unknown)
2009-06-09 21:28:53
城さんは団塊の子供ですか?母親だけ団塊とか両方とも違う・団塊の前とか、どうなのでしょうか?
団塊の子供とそうでない子供では、どこか人間の雰囲気が微妙に違うような気がします。
親が団塊だと、ぼやぼやした団塊との親子間の近さでの強い影響で、人間形成が遅れるような気がするのです。さっぱりと大人になり切れなかったような所があるのです。この大人とは今となっては悪い意味です。
同年代でも両親両方とも団塊の前だと、進路の見切りなどの選択が悪い意味できっちりなされてしまったような気がします。
Unknown (城)
2009-06-09 21:34:39
>それよりも、年代別や年齢別で、票に重みで違いを付ける、というのはどうでしょうか?

世代ごとに定数のようなものをもうける、あるいは世代会議のようなものを作るという議論もあります。もっと簡単に、世代会計の指標をもうけて立法化するという手もある。いずれにせよ、世代間の政治格差はいろいろと議論しているので、近いうちに何らかの形で発表したい。

>てめえを棚に上げて若者を指弾する内田樹と同じ。

確かに、あれは団塊の団塊による団塊のための言葉遊びでしかない。
同意の他に言葉がありません (NRRP)
2009-06-09 22:30:57
城さんと年齢や境遇が似ているだけでなく、
ご意見がぴたりと一致するので、
いつも楽しく拝見させていただいています。

私も一言。

指摘されている世代別投票は、憲法改正しない限り
難しいでしょう。法令改正で可能なのは、
投票年齢の引き下げだと思います。
これくらいやっていいでしょう。

また、「みんなで仲良く割り勘にしよう!
人類みな兄弟!」に反論。割り勘じゃなくて、
負担は団塊2その他8くらいじゃないですか?
あまりにもひどい俗流昭和的価値観 (alan_smithee)
2009-06-09 23:34:57
会社を辞めただけで、なぜここまで言われなければいけないのでしょう?
http://www.tamra-ar.com/blog/jounetsu/2008/06/261.html

俗流昭和的価値観全開の俗流若者論以外の何物でもないですね…。こんなだから団塊が嫌になるんですね。
できないことは言わないのがよい (ts)
2009-06-09 23:49:51
年齢別選挙区とか票の重みとかは、実現可能であれば有効な解決策ではあるのだが、いかんせん政治的に実現可能でない。学者の思考実験ならともかく、実世界に片足(or両足)をつっこんでいるフツーの人間には実現性のない実のない空論だ。

今からやるとすれば、結婚しても働いてくれる(寄生目的でない)配偶者を探す。念入りに子育てをして、世界中どこに行っても仕事がある専門職(医師やCPA)に就かせる(そのような結婚相手を探す)等のほうが現実的なのだが。

日本外から日本の苦境を見ることができるなら、泥舟とともに沈む「最悪な事態」よりはましでは。
改革反対派の主張で (あ)
2009-06-10 01:55:35
アメリカ型の弱肉強食の社会がいいのかという常套句がありますが、
そっちのほうがまだ未来に希望を持てます。
実力さえあればどんなバックグラウンドでも能力さえあればキャリア形成ができるわけですから。(実態は差別なども多かれ少なかれあるでしょうが)
今の日本は資本主義でもなく社会主義でもなく、新卒一発勝負、あがったもん勝ちのカースト制度みたいなものです。
経済成長が永遠に続けばそれでもいいのですが、ものづくり信仰のせいで新興国との泥沼レースになり、最早このままでは成長は望めません。

国債ばら撒きの問題先送りももう限界だと思います。
早く国に明確な指針を立ててもらい、未来に希望を作ってほしいです。
Unknown (Unknown)
2009-06-10 02:57:05
世代間に票格差をつけるって誰が賛成するんですか?若年層が賛成したって数でかなわないじゃないですか。そもそも既得権をどうやって取り上げるかって話で、取り上げられる方に協力してねって言ったってするわけないじゃないですか。
結局馬鹿が数という最大の力を持っちゃってるのがこの国の不幸ですよ。
おそらく社会が回らなくなるまで何もしないでしょう。そして責任も取らずにトンズラ、俺達頑張ったから後は若いやつに任せようぜとか言い出すんだと思います。泣きたいです。

団塊の世代って (UNTA)
2009-06-10 04:51:27
団塊の世代といっても、まあ一括りにされてもなあ。
かく言う私、64歳なので(ただし現役で働いている。今年に入ってあまりにも馬鹿馬鹿しい厚生年金のシステムにあきれて年金離脱、受給開始しましたがね)団塊の世代よりほんの少し上なのですが。
城さんのブログ、とにかく「全くその通り」と毎日読ませてもらっていますよ。
コメントの皆さんから選挙制度に関して提案があったけれど、どうもそう言う事で上手く行く事はないのではないかと思う。
じゃ、どうすればいいのよ。と言う事なのだが。
狼少年ではないが、やっぱりこの既得権社会の破綻は近いと思う。その流動化、変化の時のリーダーとしての城さんのような人材の大切さを感じる。
明治維新の時期の様々な人間(有名無名含め)、昭和の時代にも存在した鋭い目で事実を見つめた人々に連なる大いなるリーダーの活躍の舞台が整いつつあると感じる。

Unknown (WATERMAN)
2009-06-10 08:07:28
問題は、このまま行くと衰退の未来しかない、そしてその未来で苦しむのは自分達の子供や孫の世代だと言うことを自覚していない中高齢層が多過ぎるということでしょう。
議論をするにも土台が全然かみ合っていないのですからまず現状どういう状況であり未来予測はどうなのかと認識を統一する必要があります。
そういう意味で、先月放送されたNHKスペシャル「“35歳”を救え あすの日本 未来からの提言」は重要な番組であったと思います(この中では経済成長がほぼゼロの場合の未来予測が描かれていました)。
小生としては食い足りなかった(なぜ問題が放置されたのか、不可視化されていた原因は何か追求されていなかった)のですけど、まず問題は何かを可視化しなければ議論のテーブルすら用意できないわけで。
ただあまりに遅すぎた、せめて5年早ければ継続して調査と報道を行いつつ政策の練り直しまでもって行けたと思うのですが、仮に1年後2年後に新政策を行ったとしても団塊Jr世代の中核は既に30代半ばを過ぎてしまうわけですから。
むしろ若者の方が問題 (ケビン67)
2009-06-10 10:34:04
団塊の世代だろうが、医者だろうが、マスコミであろうが、既得権を持っているものが自分の既得権を守ろうとするのは当然である。

彼らが、自らの貢献以上の所得を得ることが問題だと考えるなら、彼らと闘って、既得権を奪わなければならない。
そういう気概のある若者がどれだけいるのか?

城さんは、闘っているかもしれないが、その以外はどうか?
暴動しかない (Yas)
2009-06-11 14:15:15
団塊の世代はこれから脳細胞が死んで行く世代です。
過去を美化して若い世代をこき下ろす傾向は高まりこそすれ弱くはならないでしょう。そうした年寄り世代を言葉で説得することは不可能です。そうではありませんか?

いつの時代だって、人類は先行世代と次世代の戦いだったはずです。政治的に奴隷のように大人しくなっている若い世代を何とか起こす必要があります。どうしたら良いのか、それを考えようではありませんか。

秋葉原事件のような間違った怒りの表出は絶対に繰り返したくありませんよね?でも、このまま若い世代が自分達の境遇は先行世代の政治の帰結である事を知らないままでいると、同様の事件が何度も何度も繰り返されることになりますよ。

団塊の子供世代だって人口は多い。親世代に勝てるのは、正しい状況認識と知識、そして身体的エネルギー。何とか知恵を出し合いましょう。
そりゃそうですが・・・ (78年子)
2009-06-11 23:14:33
>彼らが、自らの貢献以上の所得を得ることが問題だと考えるなら、彼らと闘って、既得権を奪わなければならない。
>そういう気概のある若者がどれだけいるのか?


闘う方法を考えなければならない、というのは、その通りだと思うんですが。
けっこうせっぱ詰まってるはずの現在、なぜ目に見えるカタチの「闘い」が起こってこないのか・・・ということを考えないと。

池田信夫さんのブログでも、コメント欄などで議論がありましたけれど、要するに

「個人名が表に出るカタチでの、顔が見える闘いは(ふつうの人には)現状ではムリ」

なんじゃないでしょうか。
ムリというか、リスクが大きすぎる。
一度、造反した若者を、いまの社会・・・つまり団塊前後の権力を持つオトナたちは決して許さないですよ。
生きるための年収300万円すら失う可能性が高い。

かつての学生運動は、
・大学生がまだまだ少数でエリート扱いだった
・当時の大人が、本当の意味で「大人」だった(団塊世代は子供っぽいですよね)
・社会システムの固定化が、いまほどガッチリじゃないので、一度失敗しても再起のために進む「すきま」があった。
・経済成長期で、とにかく人が欲しい企業多数。多少ヤンチャしても就職はどうにかなる雰囲気だった。

など、今とは条件が違いすぎます。

これだけ「ルサンチマン」が渦巻いている世の中で、私だって言いたいこと、闘いたい場面はたくさんありますが、ヘタを打つとただでさえ少ない手元のあれこれを失う可能性が高いわけですから・・・。
こうやってインターネットで議論を広げていくぐらいしか、できることを思いつかないのですよね、当面は。
あ、あと「選挙へ行く」ですか。

>何とか知恵を出し合いましょう。

なにか良い知恵はありませんかねえ・・・。
赤木智弘さんが参考になるかと思います。 (松本孝行)
2009-06-12 10:27:50
>彼らが、自らの貢献以上の所得を得ることが問題だと考えるなら、彼らと闘って、既得権を奪わなければならない。
>そういう気概のある若者がどれだけいるのか?

なぜ闘わないのか、これは赤木智弘さんが明確に語っていますね。彼は革命や暴動という方法ではなく、戦争を望むと言っています。
それは革命や暴動というのは「多数派」だから成功することであって、現在の若者は少数派であり、革命が成功する可能性はほぼゼロであるということです。ですから、皆が問答無用で巻き込まれる可能性のある戦争を選ぶという論理ですね。

結局闘っても自分たちは少数派であるという自意識がどこかにあって、社会変革を起こせないと思っているんじゃないでしょうか。だから個人的に海外で働いたりして個人の生活を変える人はいても、社会的に変えようというムーブメントを起こす人が少ないのでしょう。

城さんを初めとする雇用流動化の話もまだまだ世間一般では少数派です。最も多いのは無関心層ですが…
一票の格差ってご存知ですか (SH)
2009-06-12 23:43:30
選挙権の価値について論じているようですが、
皆さん一票の格差っていうのは知っていますか。
一票の格差というのは、1人の議員を選ぶ選挙区でも
都市部の選挙区は有権者数が多く、農村部の選挙区は有権者が少ないということ。つまり都市部の選挙区は40万人の有権者が1人を選ぶのに、農村部では20万人の有権者で1人選ぶのです。
そして、都市部には若者が多く、農村部には若者が少ないので、結果的に若者の選挙権の価値が低くなっているのです。
若者に2票渡すということは現実的ではないでしょうが、都市と農村の一票の格差をなくすことによって、若者の発言権を強化することができるはず。というか、今まで不当に若者の発言権を低下させていたのです。
政権交代が実現した後、民主党がまずしなければいけないのはこの一票の格差をなくすこと。そうすれば農村の老人に利益誘導してきた旧来の自民党は二度と復活しません。
一票の格差をなくす。これは非常に重要なことだと思います。
エコノミスト誌が (あ)
2009-06-19 22:42:47
http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=13862513
興味深い考察をしてますね。
池田信夫先生も言及してます。

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