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なんか使いづらいな・・・

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“35歳”を救え~あすの日本 未来からの提言

2009-05-07 10:50:09 | 世代間問題
昨夜のNHK総合『“35歳”を救え~あすの日本 未来からの提言』について。
団塊ジュニアの現実を率直に取り上げた良い企画だったように思う。
特に注目すべきは、過半数の人が、今後給料が上がることは無いだろうと実感している点。

90年代までなら、主任(係長)⇒課長⇒部長と出世していくことで基本給を上げる流れに
加えて、職級がそのままでも、昇給で緩やかに基本給の上昇が期待できた。
だから、その頃には50代でヒラでも、若手の課長以上に支給されているおじさんが多かった。

だが、もうそれはない。ほとんどの企業は30代以降での昇給を抑制しているから、
課長部長の出世魚コースに乗れなかった人(40歳あたりでは約7割に上る)は
ほとんど横ばいの給与で余生を捨扶持で飼われることになる。


別に誰が悪いわけでもない。人件費の原資が増えなくなったのだからしょうがない。
成長率が落ちるとはそういうことであり、「もう成長はいらない」なんていう意見は、
昨日のVTRに出てきたような人生を標準として受け入れろ、ということだ。

考えられる対策は
①原資増加分の分配から原資全体の再分配にシフトする
②パイ自体をなんとかして増やす
の二点だが、②のためにも①は必須なので、結局は雇用体系を180度、抜本的に
見直すしかない。

それやらねば、番組でも述べられていたように、企業はコスト削減のためにますます
非正規雇用比率を引き上げねばならず、非正規雇用および周辺的正社員(中小の下請け)
の待遇は、新興国のホワイトカラーレベルに収斂していくだろう。
非正規雇用比率が過半数を超えている韓国が、今のところ日本の10年後の社会像
にもっとも近いと思われる。
格差社会なんて生ぬるいものではなく、本当の階級社会の到来だ。
(ひょっとして、一部の人たちはそれを狙っているのだろうか?)

余談だが、僕の同期で大企業や新聞社に入って、格差やワープアなんて他人事とばかりに
生きてきた連中の間でも、上記のような悲観論が圧倒的だ。
もうダメだ、就職は失敗だった、毎年の海外旅行も、BMWも、子供二人を私学に
通わせることも夢のまた夢。とてもオヤジたちの世代のような暮らしは出来ない、と。

要するに、良い大学へ行って大企業に就職すれば報われるという
昭和的価値観は、 東大卒という比較的恵まれた層においても崩れ
そしてそれは将来の予測ではなく、現実となっているのだ。


特に10代20代の人は、上記の現実をおぼえておくといい。

それから最後。なかなか良い視点だったのだが、積極的雇用政策について取り上げるのなら
労働市場の流動化も触れるべきだろう。両者はセットで運用して初めて意味を持つものだ。
ちなみにイギリスは、最近まで労働時間に関する規制すらなかった“世界一規制の少ない国”だ。
(それでも過労死なんて聞いたことがない。それが起こりえるのは、終身雇用という名の檻
に入れられた奴隷だけだ)。

こういう問題は、身近なもので想像してみるとわかりやすい。
たとえば、職場の40代の人間への研修費を倍に増やすだけで、ポスト不足は解消するだろうか?
大学院への助成金を倍に増やせば、ポスドクはみんな優秀になって、教授ポストを手に
出来るのだろうか?
どちらのケースも、流動化が必須である事は明らかだ。

※再放送 
 5月17日(日)午前2時05分~3時18分(16日深夜)総合テレビ予定
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16 コメント

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Unknown (さちよ)
2009-05-07 13:29:58
昨日の番組はノート取りつつ見ました。
「積極的雇用政策」はどうなんでしょう。
実現可能なのでしょうか?
明日からでもどこかの自治体でやって欲しいものですが。
7日夜に近所で社会起業ミーティングがあるので「就職支援団体」が社会的企業として運営可能か話を聞いてきます。

>もうダメだ、就職は失敗だった、毎年の海外旅行も、BMWも、子供二人を私学に
通わせることも夢のまた夢。とてもオヤジたちの世代のような暮らしは出来ない、と。

 これって東大ですよね。
 何なんだこの社会は。
 だから今年開成は合格者が50人減って他大医学部に流れたと言っていましたね。

 蛇足ですが岩波新書から『雇用劣化不況』という本が出ました。
 熟読する予定。
こんにちは。 (♪やまっち3♪)
2009-05-07 17:31:49
昨晩の番組、僕も拝見しました。

司会進行が、35歳東京大学卒の島津有理子アナというのが「充てつけ」っぽくて良かったです。
番組の中で人口ピラミッドのフリップが出ましたが、ここまで少子高齢化が加速した以上、子育てにお金の掛からない社会にしていくしかないでしょうね…。

「東大・京大の受験に失敗」⇒海外旅行・外車断念
「就職に失敗、転職に失敗」⇒結婚・マイホーム断念
「正社員になれなかった…」⇒僕(私)の人生って…
この図式すら、地盤沈下を起こしてますからね。

結婚+子供を断念した時点で、少子化にブレーキは掛からないですからね。 労働力の輸入ですか…?
同時に両親の介護の問題も、切実に現実のものとなって圧し掛かってきますからねぇ。

まさに城さんの言われる「生き方」を問われる時代に突入では!?
自分も35歳ですが (えんさん)
2009-05-07 18:06:25
 70%の35歳が「もう給料は上がらない」と思っていることに驚きました。なぜなら、能動的に給料を「上げる」ではなく、「会社に給料を上げてもらう」意識が色濃く現れているのではないか、と感じたからです。
 確かに我々を取り巻く環境は厳しく、「黙っていても」、「能力は横ばいでも」給料が上がる時代は終わりました。そうではなく、「積極的に自らの能力を磨きアウトプットの質と量を上げ、会社に利益をもたらす存在となることで給料を増やそう」、という意欲を持てない35歳が大半を占めているということこそ、深刻な問題であると考えます。
ワールドビジネスサテライトが暴走 (ny)
2009-05-07 19:31:44
民放では唯一(?)のまともな経済番組だとおもっていたテレビ東京のWBSですが、とうとう壊れてしまったようです。

先日の特集は「ヤンキー的価値観」でした。
上を目指す事を辞めた若者は横のつながりである仲間を大事にする云々などといった内容で、その根拠が最近プチヒットしたヤンキー映画二本だけ。

しかもヤンキーと全く関係のないヨサコイソーランまで格好が派手というだけでヤンキーと同じくくりで語られる始末。

ヤンキー・不良が一つのジャンルとして映画や漫画で何十年も前から支持されて来た事や、バブル崩壊以降に仲間や家族といったキーワードがあらゆるジャンルで執拗にもちらあげられて来た事など、彼らはしらなかったのでしょうか。

不良と縁の無い人たち(学者や日経新聞の記者)がヤンキーを持ち上げている構図には唖然とさせられましたね。
まさか世相を切る、若者を分析する、という部分でNHKに負けてしまうとは。。。。
Unknown (めるめる500☆)
2009-05-07 20:18:59

>だが、もうそれはない。ほとんどの企業は30代以降で
>の昇給を抑制しているから、課長部長の出世魚コース
>に乗れなかった人(40歳あたりでは約7割に上る)は
>ほとんど横ばいの給与で余生を捨扶持で飼われることに

上場企業なら30代後半・非管理職で製造業で700万、
自動車や金融ならプラス100~200万といったところ
でしょうか。

フリーターなどの「階層」からみれば、あるいは多くの女性
からみれば中産階級として十分恵まれた待遇のように思いますが。
課長、部長となって年収5割増やすよりかは、草食系というのか、
そのへんでいいや、という考えもアリと思います。
ま、新卒時にフリーターになってしまうとそのようなルートが
絶望的に少なくなる、というのは問題ですが。
Unknown (ティン)
2009-05-07 20:44:17
こんにちは。

>もうダメだ、就職は失敗だった、毎年の海外旅行も、BMWも、子供二人を私学に
通わせることも夢のまた夢。とてもオヤジたちの世代のような暮らしは出来ない、と。

この部分が非常に興味深いです。子供二人を私立中高一貫校→旧帝大のための教育費を払うのがきつくなっているのでしょうか。
Unknown (台湾人)
2009-05-07 21:18:30
来日して10年目に入った台湾出身のものです。
伝統的な日本企業に勤めた時に悶々としていた時期がありました。そのときに、解放してくれたの
は城さんの「若者はなぜ3年でやめるのか」という本です。ジグソーパズルのピースが一気に
つながって絵に構成されたような感じです。

このエントリーにあることに私も同感しています。とりわけ「新興国のホワイトカラーレベルに収斂していくだろう」という点です。
今まで日本語の壁で守られてきたのですが、為替、外国市場のウェイトの増加によって、日本国内で雇用しなくてもやっていけるようになってきました。
しかも付加価値の高い製造業はこの傾向が高いと感じています。従業員の質も変化されています。ラインワーカーからホワイトカラーにシフトしています。人力の裁定取引が起こっているわけです。

ただ、高給のポストは減ったわけではなく、中間やや高めのポストは消えただけだと思います。一芸に秀でている方はやはり引く手あまたです。大企業ではまだ普通ではないのですが、転職市場はひそかに職能給に変わっています。
ここは一つの突破口となるかもしれません。

とはいえ、割合で考えたときに一握りしかいません。大多数の人は昔のようなただ乗りがもうないでしょう。
会社に利益をもたらしても給料は増えない (X)
2009-05-07 22:41:17
>、「積極的に自らの能力を磨きアウトプットの質と量を上げ、会社に利益をもたらす存在となることで給料を増やそう」、という意欲を持てない35歳が大半を占めているということこそ、深刻な問題であると考えます。

そら、持てるわけ無いです。
いくら会社に利益をもたらしても、自分の給料は上がらず、中高年のノンワーキングリッチの懐に消えていく、というのが、まさしく年功序列・終身雇用の定義そのものだからです。
情実や飲みニュケーションの入り込む余地無く、飛び級昇進を認めさせるようなスーパーマン的成果を上げられるなら、外資系にいくとか独立するとかしたほうがずっと儲かります。10億利益を上げて100万しか年収があがらないなら、2000万稼いで全部自分の懐に入れたほうが賢いですから。
Unknown (野田一丁目。)
2009-05-07 23:18:35
>50代でヒラでも、若手の課長以上に支給されているおじさんが多かった。

それを目指して頑張ってました。(笑)団塊世代は逃げ切れたんですけどね。バブル世代は苦しいでしょう。私は脱落しましたが。

>毎年の海外旅行も、BMWも、子供二人を私学に

うーん。夢がさもしいなあ。(苦笑)海外旅行とBMWは我慢できるでしょう。21世紀の子供は小学生のウチから資格取らせて中学出たら自立できるぐらいに育てなければ生き残れないですよ。

しかしNHKは似たような企画を続けますね。今日も菊川怜ゲストで同じような番組やってましたね。(笑)
Unknown (Unknown)
2009-05-07 23:22:53
> 70%の35歳が「もう給料は上がらない」と思っていることに驚きました。なぜなら、能動的に給料を「上げる」ではなく、「会社に給料を上げてもらう」意識が色濃く現れているのではないか、と感じたからです。

それは違うでしょ。

今の日本にあるのは「そういう給料が上がるキャリアパスが、どこにもない」という閉塞感ですよ。
私は「あげて貰う」なんて考えはとっくに捨てているけど、上がる道がどこにもない。遺された道はせいぜい起業するくらいだけど、それさえも日本は既存産業保護し、新興産業を潰す国だから、キャリアアップというよりは玉砕覚悟の博打ですね。

あんたがそういう風にしか「あげてもらう」としか見えないのは、あんた自信が上げて貰うことしか考えておらず、自分で上げる道を考えたことがないから、今の閉塞感を理解できないのでは。
なかなか (えんさん)
2009-05-08 13:07:30
激しい反発を喰らっておりますが…。

確かに、年功序列・終身雇用文化にどっぷり浸かった大手企業にいる限り、上の世代のような”ただ乗り”はもはや不可能で、閉塞感がただよっているでしょうね。そうした閉塞感を実感している人が約7割をというのは、我々の世代に限らず共通した思いかもしれません。
 確かに一般論としては「給料が上がるキャリアパスが、どこにもない」、「上がる道がどこにもない」のかもしれませんが、まだ35歳にもかかわらず諦観に入ってしまうのは、さびしい限りです。

ちなみに、何ゆえ
「あんたがそういう風にしか「あげてもらう」としか見えないのは、あんた自信が上げて貰うことしか考えておらず、自分で上げる道を考えたことがないから、今の閉塞感を理解できないのでは。」
という解釈に至ったのかは理解しがたいですが、実態としては真逆です。リスクを冒して自分の頑張り次第で収入が上げられる立場になったがゆえに、年功序列・終身雇用文化にどっぷり浸かった大手企業の閉塞感については、いまいち実感できていないかもしれません。
Unknown (Unknown)
2009-05-08 13:55:55
>実態としては真逆です。リスクを冒して自分の頑張り次第で収入が上げられる立場になったがゆえに、

具体的に
「何から何になったか。」
「それにより年収がどれだけ上がったか。」
「生涯賃金はどのくらい見込めるか。」
を書かないと、全然説得力ないですよ。

まあ例えばデイトレーダーなんかもそういう「自分の努力次第で~」の立場だけれど、それが日本の若者が目指すべき方向かというとそうではないでしょう。kこういうのは、その道を目指す人が極少数だからこと成立している。これもまた先着順の椅子取りゲームの世界の一つですね。
他にも起業するとか店を持つとかもそうだけど、そのためには元手が必要でこれまた先着順。余力のない世代にはそのための元手を得ることさえできませんんよ。
お金 (kenji)
2009-05-08 21:00:33
知人で商売をしていて、このご時世である。彼の業界はもう15年前から、縮小している。
 飲み会で彼は何気なく、バブルの頃は何もしないで、売り上げが増えた、今は之だけ努力しても殖えない。商売とはなんだとよく考えると話した。
 俺がそこ頃は経済が拡大していたから、うまくいてだけで、お主の力ではないよ。之からが商売では無いかというと、いや金を大分使って、倒産するのを待っているだけだと答えた。小企業などそんなものである。
 今までが、ありえない事態であった。
舞台どころか、劇場が変わった。
 金などごく普通の人は手に入れることはできない。会社で努力しても得られない。くれるだけしか手に入れることはできない。それが常識である。
 ではどうするか。それはつめに火をともすように、小銭をためて、それを投資して、うまく行けば、金は手にはいる。それだけである。
 戦前は町内に小銭を貸すおばあさんが一人はいた。
それがごく普通の世界である。
 我々の生活を浴するには、社会的な制度を作らないと、最早無理である。
 住宅に之だけお金がかかるようでは。之を社会的に解決する事だが。教育費に之だけお金が之だけかかるようでは。
 私も給料は3.5割り減った。
いずれにしてもアルバイトでもなんでもして、投資をする金を造ることである。
Unknown (野田一丁目。)
2009-05-08 23:02:07
>激しい反発を喰らっておりますが…。

いや。賛同しますよ。私も入社した頃は「会社を儲けさせれば、それなりのリターンがある」と信じてましたが、会社への貢献度より煙草ミュケーション、飲みニケーション能力の方が重要視されますからね。(苦笑)上司のお気に入りフォルダーに入れて貰う以外のキャリアパスは存在しませんから。私も一旦は上司のお気に入りフォルダーに入ったのですが上司ごとフォルダーから抹消されて脱落しましたけどね。(苦笑)

>自分で上げる道

社内で制度改革をしようと思えば、反抗的なヤツとレッテルを貼られて査定が下がるだけですし。(笑)藻掻けば藻掻くほど嵌る蟻地獄。起業しても資金繰りに悩むだけなのは目に見えてるし。八方塞がりですな。
まとめます。 (道無し)
2009-05-09 15:26:49
バブル以前まで・・・
成長経済下での後払いシステム(+下の世代からの薄く広いピンハネ)により、大多数の普通の人間が(←これ重要)ふつうにやっていればほぼ満足な人生が送れた。

バブル以後・・・
停滞経済下で、下の世代は負の遺産(一人当たり負担額の多いピン跳ね)にあえぎながら脱出する方法もない。残されている道は、ピンハネに耐えながら希望を持たずに生き続けるか、起業や海外移住など100人トライしたら98人は途中で討ち死にするバクチしかない。






時々、生き残りの2名がテレビに出てきて、「俺らと同じことしない/できないのが悪い」と言うが、討ち死にした98人がテレビに出ることができたら何と言うだろう。
Unknown (lc)
2009-05-10 08:18:24
失敗した人、離脱した人は飢え死にしろとはいいづらくて、できるだけ多くの人に家庭を再生産できるだけの生活をしてほしいのもまた事実。

住宅、教育の生活コストもフラットにすることを並行してしないとえらいことになるでしょう。

世代論を語るなら城さんには、「未婚社会」の討論への感想をセットで書いてほしかった。どうしてもお立場上「入り」の話をせざるをえないと思いますが。「出る」ところの話がないと・・。

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