醸楽庵(じょうらくあん)だより 

主に芭蕉の俳句、紀行文の鑑賞、お酒、蔵元の話、政治、社会問題、短編小説、文学批評など

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醸楽庵だより  322号  白井一道

2017-02-22 11:19:16 | 随筆・小説

 宝石の国 スリランカ

 私は船橋国際外語学院のマネージャーをしているラリー・ジャヤセカラです。理事長の岩井先生の知遇を得てスリランカから来ました。速いもので、もう七年にもなりました。
 皆さんはスリランカという国を知っていますか。インド半島先端に浮かぶ日本の北海道を一回り小さくした島国です。そんな小さな国ではありますが、日本以上に長い歴史を持つ国です。今から二千年前中国に漢帝国が成立し、地中海周辺地域にローマ帝国が成立すると東西の交易が始まりました。その交易路が皆さんも知っているシルクロードです。そのシルクロードは大きく陸上の道と海の道がありました。その海のシルクロードの中継地がスリランカ共和国のあるセイロン島でした。セイロンティーで有名なセイロン島はもちろん茶の栽培が盛んでありますが、それほど歴史があるわけではありません。今から二百年ほど前イギリス東インド会社が持ち込んだものです。古くから世界的に有名であったのは宝石の島として、海のシルクロードの中継地として有名だったのです。今でもいろいろな宝石がでます。キャッツアイという宝石は世界的に有名です。サファイアも有名ですよ。交通事故で亡くなったイギリスのダイアナ妃がチャールズ皇太子から贈られたサファイアの婚約指輪はスリランカ産のものでした
 島の中央には高い山があります。その山頂付近では雪も降ります。ですから高原地域は気温も低くしのぎやすいです。日本に来て感じたことは、四季があることです。春や秋があることに季節の素晴しさを感じました。日本の夏はスリランカと比べて蒸し蒸しするように思います。スリランカではいつも爽やかな風が吹いています。だらかもしれません。日本はまた平和な国だと思いました。スリランカは小さな島国ですが、シンハラ人とタミル人という言語も宗教も異なった人々が住んでいます。シンハラ人が多数派で九十パーセントです。タミル人は少数ですが、インドにシンハラ人の何倍ものタミル人がいます。シンハラ人は仏教徒ですが、タミル人はヒンドゥー教徒です。イギリスによる植民地支配の負の遺産が残っています。それが新聞を賑わしているテロの問題です。日本にはこのような問題がありません。アジアの若者にとって日本は憧れの国です。日本はヨーロッパ諸国の植民地になることなく、独立を守り通し、ヨーロッパ諸国と肩を並べる先進国工業国になったからです。
 日本製の電気製品を持つことはアジアの若者にとってステイタスシンボルです。日本に来て日本語を学びたいと思っているアジアの若者は数多くいます。しかしいろいろ困難な問題があり、誰でも希望すれば日本留学が実現する状況ではありません。それが残念に思います。
 スリランカとは、シンハラ語で光り輝くという意味です。宝石の島ですから。その宝石の島がアジアの若者にとっては日本なのです。日本は光り輝いています。
 スリランカは赤道直下の国ですから沿海地域の低地では一年中暑い。ほぼ平均気温が三十度前後です。日本のような四季がありません。気候は乾季と雨季にわけられます。雨が降り出すと毎日のように雨が降ります。日本の何倍も降ります。

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