シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

シャンチー(中国象棋)全日本選手権、所司和晴選手が連覇

2016-05-04 | 国内トーナメント
「シャンチー(中国象棋)日本一」を決定する第43回全日本シャンチー選手権大会(主催:日本シャンチー協会、後援:中国大使館、一般社団法人東京華僑総会、公益財団法人日中友好会館、公益社団法人日中友好協会、協賛:株式会社乾月)は、5月3日・4日、東京・目黒区民センターで開催され、所司和晴選手が2年連続3度目の優勝を果たしました。

◆戦況

★A級
第4R
所司和晴vs山崎秀夫、坂本進vs黄雅輝と3連勝の4選手が激突。所司、坂本が勝って4連勝。山崎、黄は一歩後退。

第5R
所司vs坂本の頂上対決は和(引分)。これによって両者とも9ポイントで、決勝進出を決める第6Rへ有利な立場で臨めることになった。山崎は勝って8ポイント、自力による決勝進出へ望みをつなぐ。黄は和で優勝争いから脱落。

第6R
坂本vs山崎、山崎は勝てば決勝進出だったが、坂本が勝ち、11ポイントと暫定1位で決勝進出を決める。所司はこのラウンドを和として、10ポイントで暫定2位で決勝へ進出。

第7R
坂本vs所司、2年連続で同じ顔合わせの決勝となった。暫定2位の所司は黒番(後手)で勝たなければ優勝できない(和の場合は規定で暫定1位のプレーヤーが優勝)という不利な立場だったが、執念で坂本を下し、2年連続3回目の優勝を決めた。坂本は3年連続の決勝戦敗退。3位争いは第6R終了時で7人が8ポイントで並ぶ大接戦だったが、最終第7Rに勝利した山崎秀夫、田口福夫、岡田蒸、服部亜光がそれぞれ3-6位を占めた。

★B級
第4R、3連勝同士の熊野和伸vs山家愛美(やんべ・まなみ)は山家が勝って単独トップに。ところが山家は第5Rで南出豊に敗れ、山家、熊野、南出が8ポイントで並ぶ混戦状態に。南出は第6Rでも熊野を破り、山家とともに決勝進出。決勝の南出vs山家は、黒番の山家が勝って優勝を決めた。

【入賞者】
A級(25名)
優勝:所司和晴(千葉) 2位:坂本進(東京) 3位:山崎秀夫(神奈川) 4位:田口福夫(長野) 5位:岡田蒸(東京) 6位:服部亜光(埼玉)

B級(12名)
優勝:山家愛美(千葉) 2位:南出豊(神奈川) 3位:熊野和伸(東京) 4位:佐久間寛明(埼玉) 5位:田中幸吉(埼玉) 6位:小川比呂士(神奈川)


(手前)A級決勝戦、(奥)B級決勝戦


A級優勝:所司和晴選手


A級2位:坂本進選手


B級優勝:山家愛美選手


B級2位:南出豊選手


競技運営に従事したボランティアスタッフの神長さん、飯田さん


表彰に先立ち小熊誠理事長より、井上奈智(左)、可児宏暉両選手に
「トップアスリート育成プログラム」修了証書が交付されました


A級入賞者(左から服部、田口、坂本、小熊理事長、
株式会社乾月・石田莉さんをはさんで、所司、山崎、岡田の各選手)


B級入賞者(左から田中、熊野、山家、小熊理事長をはさんで
南出、佐久間、小川の各選手)














最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。