詩編７２編１節～９節には、ソロモン王の平和な支配を希求するダビデ王の祈りの言葉が記されていました。その言葉に中には神の王国の王イエスによる「豊かな平和が」永遠に続く預言の言葉も記されていました（詩編７２：７）。今日紹介する詩編７２編１０節～２０節には、地上に遣わされるイエス・キリストは「立場の低い者や貧しい者をふびんに思い、魂（命）を救う」預言の言葉（詩編７２：１３）や、神の王国によって、全地に及ぶ繁栄の預言の言葉が記され（詩編７２：１６）、エホバ神の「栄光あるみ名が定めのない時に至るまでほめたたえられますように。アーメン、アーメン」という祈りの言葉で、ダビデは締めくくっています（詩編７２：１９）。
詩編７２編１０節～２０節には次のように記されています。皆様方はみ言葉の中からどのような宝を見いだされるでしょうか。
「１０ タルシシュと島々の王たち －
彼らは貢を納めます。
シエバとセバの王たち －
彼らは贈り物を差し出します。
１１ そして、すべての王は彼（ソロモン）に平伏し、
すべての国の民も彼に仕えます。
１２ 助けを求める貧しい者、
苦しんでいる者や助け手のない者を
彼が救い出すからです。
１３ 彼は立場の低い者や貧しい者もふびんに思い、
貧しい者たちの魂（命）も救い出す。
１４ 彼は虐げと暴虐から彼らの魂を請け戻し、
彼らの血はその目に貴重なものとなります。
１５ そして、彼が行き長らえるように、彼に
シエバの金のいくらかが与えられるように。
そして、彼のために絶えず祈りがささげられ、
一日じゅう彼がほめたたえられるように。
１６ 地には穀物が豊かに実り、
山々の頂きであふれんばかりに実ります。
彼の実はレバノンのもののようになり、
都市からの者たちは地の草木のように
咲き輝くことでしょう。
１７ 彼の名が定めのない時に至るまで続くように。
太陽の前でその名が増し加わり、
彼によって人々が自らを祝福し、
すべての国の民が彼を幸いな者と言うように。
１８ エホバ神、イスラエルの神がほめたたえられるように。
ただこの方だけがくすしい業を
行なっておられるのです。
１９ その栄光あるみ名が定めのない時に至るまで
ほめたたえられるように。
その栄光が全地に満ちるように。
アーメン、アーメン。
２０ エッサイの子ダビデの祈りは終わった」（詩編７２：１０～２０）。
詩編の７２編は、ダビデ王の息子のソロモン王の支配に関するものですが、後に遣わされるメシア、つまりイエス・キリストの統治の下でゆきわたる真の平和・義の宿る状態を予表しています（ペテロ第二３：１３）。神の王国の下では、みなぎる平和、圧制による不公正や暴力が過去のものとなり、義が宿るのです（詩編７２：１２～１４）。さらに、地上には豊かな穀物が実り、もはや食糧不足の問題も解消されます（詩編７２：１６）。あなたもこうした事柄や、イエス・キリストを王とする神の王国による数々の祝福を享受するエホバの証人のクリスチャンの一人として加わることができるでしょうか。あなたもできるのです。そのためにあなたのお近くに住むエホバの証人のクリスチャンたちは、いつでも無償の聖書レッスンの援助を致します。
ダビデは詩編７２編１８，１９節で、エホバ神の栄光が全地に満ちるように、祈っています。同じように私たちも、心を込めて神エホバをほめたたえ、その栄光のあるみ名を神聖にし賛美致しましょう（マタイ６：９．啓示４：１１）。
小春日や 雀餌場に 集い来る 今日の一句
１２月の庭の「ランタナ」
