私は、小学生高学年になったころから、人間のみがこの地上で異なった能力を持つ者として存在しているのはなぜだろうか、とよく考えていました。後にエンジニアとしての道を歩み３０歳を過ぎたころから、人体のくすしい造りや機能や物理的に持つ力は小さいが大きな力を発揮する能力をそなえていることや優しい愛情という特質の備えに、いっそう驚嘆するようになっていました。エンジニアがどんなに考えても、設計し、創造することの出来ない人体にただただ驚嘆していました。そしてその頃から、心の中でくすしい人間を造られた方、また宇宙や地球を造り、かつ私たちが見ることの出来るすべての生物、動物と、普遍的な物理的法則を備えた方こそ神と認めようと考えるようになっていました。４０歳代半ばを過ぎ、聖書を読み始め、小学生高学年時代から、抱き続け、３０才代頃から考えて、心に秘めていた回答を聖書から得ることができ、大きな感動を覚えました。聖書を読むことは感動の連続でしたが、人間が地上にすべての生物と異なってくすしい造りで存在しているのかを、衝撃的に理解した聖句が、創世記に次のように記されていました（詩編１３９：１３～１６）。
「そして神（エホバ）は人をご自分の像（かたち）に創造してゆき、「神の像（かたち）」に創造された。男性と女性にこれを創造された」（創世記１：２７）。
この聖句は、短い聖句ですが、偉大な創造者エホバ神の深い愛を理解することができるのです。この地上に人間が特別な能力を備えた者として存在しているのは、「神の像（かたち）」に創造されている故であることが理解できたのです。しかも男性と女性に創造して下さったのです。女性は男性を「補うものとなる助け手」として創造して下さり、とても美しく創造して下さったのです（創世記２：２１）。この「神の像（かたち）」に創造されている意味は、神エホバの比類のない愛、公正（義）、知恵、力、を丁度映像を映し出すように反映することができる者として創造して下さったのっです。神エホバがそのように男性と女性を創造して下さったのは、エデンの園の楽園を地上全体に広げ、子供を残し、地上のすべての植物や動物、また海の魚を管理する能力を備えてくださったのです（創世記１：１９；２：１５）。
私たち人間が愛や公正（義）や知恵や力を発揮出る能力を備え、男性と女性に創造して下さり、私たちが命を持って地上に存在している理由が分かれば、神エホバに深い感謝の念を抱き、神エホバに栄光と賛美を帰したいと願うのではないでしょうか（啓示４：１１）。それでも学校で学んだ「進化論」によって、私たちは偶然性の連続によって、他の下等な生物から進化したとお考えでしょうか。そのような方は、なぜ人間のみが、「進化論」では説明できない、愛や公正や知恵や力を備え、その能力を発揮できるのかについて熟考してくだされば嬉しく存じます。エンジニアでない人も、すぐれたものの背後には優れた設計者と製造者が存在していることをご存知ではないでしょうか。
新緑や 窓の外見る 歯科医室 今日の一句
次々と咲く庭の「梅花ウツギ」
