詩編93編には、神エホバは「卓越性を身に着けておられる」と記されていました(詩編93:1)。そのエホバ神の「諭しは非常に信頼できるもの」であり、神エホバの「神聖さは長い日々にわたる」ことも記されていました(詩編93:5)。ですから、み言葉を日々学び、その教えを黙想し、生活に適用することはとても重要なのです(詩編1:2,3)。今日紹介する詩編94編1~11節には、神エホバのご意志を学び適用しないごう慢で邪悪な者は「やもめや外人居留者、父なし子を殺害する」、つまり弱い立場の人たちに苦汁を与えることが記されています(詩編94:2,4、6)。そればかりか、邪悪な者はそうした苦しみを「ヤハ(エホバ神)見ない」と、偽りを述べることも記されています(詩編94:7)。それゆえ公正の神エホバに、モーセは公正が行きわたることを願って、神エホバが邪悪な者に応報を与えるように祈っています(詩編91:1)。
詩編94編1節~11節には次のように記されています。み言葉から皆様方はどのような宝を見いだされるでしょうか。
「復しゅうの業を行なわれる神(エホバ)、エホバよ、
復しゅうの業を行なわれる神よ、
輝き出てください。
2 地の裁き主よ、身を起こしてください。
ごう慢な者に応報を与えてください。
3 エホバよ、邪悪な者たちはいつまで、
邪悪な者たちはいつまで歓喜するのですか。
4 彼らは言葉をほとばしらせ、とめどもなく
話しつづけます。
有害なことを習わしにする者たちは
みな自慢しつづけます。
5 エホバよ、彼らはあなたの民を砕きつづけ、
あなたの相続物を絶えず苦しめます。
6 彼らはやもめや外人居留者を殺し、
父なし子を殺害します。
7 そして言いつづけます、「ヤハは見ない。
ヤコブの神はそれを理解しない」と。
8 民の中の道理をわきまえない者たちよ、
理解せよ。
愚鈍な者たちよ、お前たちはいつになったら
洞察力を得るのか。
9 耳を植える方(エホバ)は、聞くことが出来ないだろうか。
また、目を形造る方(エホバ)は、
見ることが出来ないだろうか。
10 諸国民を正す方(エホバ)は、戒めることが
できないだろうか。
人間に知恵を授ける方(エホバ)が。
11 エホバは人間の考えを知っておられる。
それ(人間の考え)が
呼気のようなものであることを」(詩編94:1~11)。