◇juri+cari◇

ネットで調べて、近所の本屋さんで買おう!!

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

永田守弘さん『教養としての官能小説案内』

2010-04-25 19:39:01 | 読書
本書は、官能小説研究の第一人者である著者が、

官能小説について概観する著作です。


2部構成を取っており、

1部では、川上宗薫、藍川京さん、中村嘉子さん、草凪優さんなど

代表的な官能小説作家を紹介し、官能小説の変遷を追うとともに

そこに描かれた社会や家族、男女の姿を検討します。

つづく2部では、「OL系」「スポーツ系」など、

官能小説のジャンルや、官能小説特有の表現をつぶさに分類・解説します。


『四畳半襖の下張』事件、『チャタレイ裁判』で「わいせつ」と指摘された部分や

近年の男性の嗜好など、全く知らなかった話が多く興味深かったですが、

もっとも印象的だったのは、創作のために多くの女性と関係を持った川上宗薫が

ガンで亡くなる間際に、『死にたくない』という闘病記を記したという記述。



いやらしさよりも、とにかく著者の官能小説への愛が伝わる本作。


著者と同じように官能小説が好き…という方はもちろん

教養として知っておきたいという方には、つよくオススメの一冊です。
ジャンル:
モブログ
コメント   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 近況報告 | トップ | 近況報告 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
返却済を思い出す (うさんくさいblog)
永田守弘「教養としての官能小説案内」(ちくま新書) 8月は暑さと仕事に追われて あまり本が読めませんでした。 図書館からの督促がしだ...