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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



(沖縄での自分のマンションからの風景。沖縄の雲は美しい。大好きだった。この風景が見られなくなると思うと切なくなる。)

私を直接知っている方へのご報告ですが、今月26日に那覇を出て、東京に戻ることになりました。
10ヶ月という短い時間でしたが、たくさんの素晴らしい人たちと会い、色んなことを経験しました。その一つ一つがかけがえのない思い出になりました。自分にとって新しい故郷ができたような思いがします。お世話になった方々とは、これからも親交を続けていければと願っています。
東京にいらっしゃる方々におかれては、しばらくぶりになりますが、忘れられていないことを祈っています(汗)。よろしくお願いします。

It's finally time to leave Okinawa. On Wednesday 26th, I'm going to leave Naha for Tokyo. Although I lived here for only 10 months, I met so many wonderful people and gained a lot of experiences.
Every single moment of my life here turned into a precious memory. I believe this place has now become my second hometown.
I'll definitely come back "home" quite often. I would appreciate it if you could take your time to hang out with me. In fact I'm coming back as early as December. If you come to the Tokyo area, please let me know.
I can't feel anything but gratitude for everyone around me. Thank you, thank you so much.
(The photo below was taken at dusk just before my room on the 9th floor. I love beautiful clouds in Okinawa, which I'll certainly miss in Tokyo...)

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最近読んだ本。

■ ブライアン・グリーン 『隠れていた宇宙』(2011)
『エレガントな宇宙』『宇宙を織りなすもの』に続くB.グリーンの最新著作。
ひも理論、時空論に続き、今回は多宇宙(multiverse)を中心とする最先端の宇宙論を展開する。
一般相対性理論から導かれるパッチワークキルト多宇宙とインフレーション多宇宙、ひも理論(余剰次元)を加えて導かれるブレーン多宇宙、サイクリック多宇宙、ランドスケープ多宇宙、量子力学から導かれる量子多宇宙、ブラックホールと情報理論(エントロピー、最小情報容量)から導かれるホログラフィック多宇宙。これらの多宇宙に関する議論をまとめて知ることができる。
ここで紹介される現代物理学の最高峰は、観測不能な知的創造という点でもはやSFと変わらない。その発想の飛躍と結晶化には哲学的・文学的なロマンすら感じられる。著者がノージックの哲学に世界観を揺さぶられたというエピソードも示唆に富む。
光速度不変の原理と不確定性原理を脅かした最近の発見(「世界観をめぐる論争」でも触れた。発見自体は後で否定されたが。)を見てもわかるとおり、この世界は数年で議論の様相が変わってしまう。その最新の状況をフォローしてくれているのがありがたい。最近話題になったヒッグス粒子についてもインフレーション多宇宙の説明の中で言及される。
議論の前提となる相対論やビッグバン、ひも理論の解説もあり、これら理論の応用を知ればかえって理解もしやすくなるから、最初にこの本を読んでから前2作を読むのも良いと思う。
余談になるが、素粒子物理学の権威で、あと数年生きたらノーベル物理学賞をとったとも言われる故戸塚洋二東大教授は大学の部活の先輩。この方のブログは、ガンとの闘病の記録が有名だが、科学入門、自然や世界の考察も読み応えがある。平易な文体の中に厚い思索と暖かい思いやりが込められていて、胸を打つ。

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