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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



与那国島の岬から見た海

ツイッターやFBでは結構まめに書いているのですが、ブログを書くのはだいぶ久しぶりになってしまいました。

こちら沖縄では台風が猛威をふるっています。
記録的規模、最大級の警戒という激しい文字が躍ります。日曜朝から暴風域に入り、激しい風音で目が覚めました。それからはもう一日中引きこもり。買い出しは昨日済ませて、久々に自炊。
このところずっと、週末はダイビングとゴルフをやったり、ちょっと連休があると旅行に行ったりで、せわしなく過ごしてきたので、こういう風に一日家にいるのは久しぶりでした。週末がつぶれるのは残念ですが、良い機会ととらえて、ゆっくり休むことにします。

その旅行ですが、8月中旬に一週間、沖縄の八重山といわれる離島をめぐりました。
今回行ったのは石垣島、波照間島、西表島、与那国島でした。

●石垣島
石垣島は、宮古島と並ぶ人口と西表島に次ぐ面積を有する大きな島です。
八重山諸島のハブになっており、だいたいの島にここから飛行機と船で向かうことができます。
7月にも行ったことがあり、そのときにはダイビングしながら海中でマンタを見ましたが、今回はシュノーケリングしながら海面からマンタを見ることができました。距離的には海面の方が近く、真正面から見えるので、ダイビングのときに見たのとは違う迫力がありました。


見えにくいですが、2尾のマンタが写っています。

●波照間島
波照間島は、有人島では日本最南端に位置する島。
石垣島から船で行くしかないのですが、風向きや波の状態によって欠航することが多く、7月に行こうとしたときは3日間すべてが欠航で行けませんでした。今回も、朝の第1便は石垣島を出港しながら、高波のために途中で引き返すというまさかの事態。2便と3便も欠航し、諦めかけたところで、奇跡的に波が穏やかになり、最後の便が運航。ようやく上陸できました。
「波照間ブルー」とも言われる透明度の高い海でダイビングとシュノーケリングをしました。



でも、なんと言っても印象的だったのは、海辺で見た満天の星。夜12時から夜中の2時まで西浜で寝そべって星を見続けました。ペルセウス座流星群の時期にあたり、1時間に45本の流れ星を見ることができました。

●西表島
西表島は、自然の美しさで有名ですね。
ダイビングを2日間、ピナンサーラの滝を見に行くカヌーとトレッキングを一日かけてやりました。絶景と多様な生物の生態を楽しむことができます。


ピナイサーラの滝の頂からの風景。

●与那国島
ここは日本最西端にある島。台湾はすぐ近くで、天気が良ければ最西端の岬から見えるほどです。
旅行中に中国人による魚釣島上陸事件がありました。那覇の検察庁は大変な様子でしたね。
ドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地としても有名です。診療所のセットは今でも残っていて観光地になっています。どこの宿にも原作の漫画が置いてあって、夜に読みふけりました。実際に沖縄で生活して、離島に行ったりすると、この漫画の描く世界、魅力や苦労がリアリティをもって伝わってきます。
ダイビングでは、有名な海底遺跡に行くことができました。夜は遺跡を開拓された方がパーティーをやってくれました。


海底遺跡。雲のように見えるのは海面の波の動き。

沖縄といっても、本島以外にも沢山島があり、それぞれの自然、文化に個性があります。
ダイビングも含めれば、今回の旅行以前には、石垣島、竹富島、黒島、宮古島、水納島、粟国島、慶良間(座間味島など)に行きました(本島と陸続きのところも入れれば、伊江島、瀬底島も)。
実際に行くと、自然や食べ物から、人の顔立ち、雰囲気、姓氏まで、色んな発見と確認ができて面白いです。ここまで深く突っ込めたのも1年近く滞在できたおかげで、ラッキーだよなと思います。
そんな沖縄にいられるのもあと1ヶ月くらい。さびしい・・・でも、東京に戻るのも楽しみではあります。関東で育った自分にとっては、遠く離れた南方に、第二の故郷みたいなものができたのもうれしいことですね。

・・・
最近読んだ本。

■ ニコラス・ハンフリー 『ソウルダスト』(2012)
離島旅行中に読んだ。
意識とは、自分自身が脳の外の世界について意見を述べ、それが脳の別の部分に影響を与える劇場のような現象である(デネットが『解明される意識』で批判する「デカルトの劇場」とは、外の世界の「複製」にとどまらないという点で異なる)という考え方を、ネーゲルの「being like something」を説明するための「理論」として導入する。理論の存在根拠として、意識という幻想の存在が進化的に理に適うことを説く。
意識ある自己、すなわち、自分自身(脳の一部)の表象行為(情報と志向性)を自分(脳の他の部分)が眺める(そして私秘化し、生存に生かす)ことは、自己必要条件としての他者の存在、創発(認知と身体・環境との相互作用)、身体と言語にも通じる議論。
クオリアの主観的属性については、時間の経過とともに起こることを統合する計算、アトラクター状態になるループ形式の再帰(ホフスタッター『ゲーデル、エッシャー、バッハ』参照)という脳の活動から説明できるとする。時間が鍵となる着想が興味深い。時間と死の関連についての記述はベルクソンとハイデガーを想起させる。
文体はシンプルで(デネットやチャーマーズ、ノーレットランダーシュの著作にある回りくどさ、ペダンティシズムは少ない。物足りなさも残るが。)、文学的センスもあり(タイトルの「ソウルダスト」とは自己の感覚の世界に対する投影)、とっつきやすい。何となくはぐらかされたような感もあるが(意識が、自然淘汰を回避し、生存に役立つ、というのは、デネットも『自由は進化する』で同旨のことを述べていたが、厳密な存在根拠にはならないような。ただこれは心の理論にも言われている話で、致し方ないところか。)、意識の話に興味ある人なら読んで損はないと思う。
心の哲学について、見取り図を得たい人には、ジョン・サール『マインドー心の哲学』、ホフスタッター、デネット編『マインズ・アイ』

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進化論といえば、こないだ、映画『プロメテウス』(リドリー・スコット2012)を見ました(強引・・・笑)。
『エイリアン』のプリクエルということで、何となく検討はついていたが、ある意味で期待にこたえてくれたトンデモ映画。エイリアン好き、GANTZ好き、映像好き、強い女の人好き、なんか凄いものみたくて心の大らかな人、それが全部当てはまる自分のような人なら楽しめるでしょう。そうでない人は、なんかやらかしてしまった映画という印象しか残らないかもしれませんね。あ、自分もそういう印象でしたけど。
リドリー・スコットといえば、トニー・スコットの自殺にはびっくりした。彼の映画は、まさに80年代ブロックバスターを象徴するようなものばかりで、どの作品も青春の1ページのように思い出深い。一つ挙げろと言われたら『トゥルー・ロマンス』か。この頃のクリスチャン・スレイターの壊れっぷりは素晴らしかった。転校生がトレンチコートマフィアのような格好で同級生を殺しまくって最後に校庭で爆死する『ヘザース』とかヤバすぎて最高でしたね。



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