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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



いやあ、年始休みも終わってしまいましたね。正月はテレビなど見てぐうたら過ごしてしまいました。

年始のウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。ぐっちーさんが書かれてますが、ジョルジュ・プレートル、83歳であの指揮はすごいですね。新年らしく明るい表情を絶やさず。風貌も若々しいし。あんな風に生涯現役でいきたいものです。フランス人が指揮をするのは初めてのことだそうですが、フランス人とワルツといえば、ラヴェル(プレートルの師匠であるクリュイタンスの指揮が良いです)も「ラ・ヴァルス」とか「高雅にして感傷的なワルツ」といった作品を書いてますよね。やっぱり何か相性いいんでしょうか。あとオッフェンバック(元々ドイツ人だがパリで活躍した)の「天国と地獄」はフランスを意識した選曲のようですね。

スペシャル版のみならず過去のドラマの再放送までされていた「のだめカンタービレ」。私はドラマより先に原作を読んだこともあって、原作の方が好きなんですが、この作品、音大生のキャンパスライフや留学の様子とか、私のような一般人ではイメージもしにくかった世界が描かれているのが新鮮で面白かったですね。それに演奏の描き方なども本格的というかうならされるものがありました。ドラマもよくできていると思いますが、原作とはちょっと趣の違う面白さですよね。とかいいながら、のだめinヨーロッパの第二夜を録画ミスし激しく落ち込んでいる私だ(笑)。誰か録画してたら貸してください。

あと、1月2日にNHKの「プロフェッショナル」という番組でやっていたイチローの密着取材を見ました。色々へえ~と思うポイントがあって、結構面白かったです。

一番インパクトのあったことをあげると、イチローは、米国に来てからの7年間、夫人手作りのカレーを毎日食べ続けているそうです。しかも夫人は大量に作るのでタッパーに入れて冷凍しているという。親近感わくなあ(笑)。いや、それはどうでもいいですけど、毎日カレーですよ。これちょっとすごいですよね。

インパクトある話ではあるので、NHKはこれを何か神聖なものというか、プロフェッショナルならではのリズムの取り方のように取り上げていましたが、どうなんでしょうね。私なんか単に食事への関心が薄いだけなんじゃないかと思ったり。そういう人は忙しいときや集中したいときに食事の選択にあれこれ迷ったり、あ、これ食べなければ良かった、あっちの方が良かったとか考えるのが嫌なんだと思うんですよね。それなら同じものでもリスクをとらずに間違いなくそこそこうまいものをことがいいとか思ったり。私もどっちかというとそういうときもある方なので何となく分かるような気がしたんですよ。まあイチローは実はすごいグルメかもしれませんからまったく勝手な(本当に勝手だ)憶測ですけどね。

あと背面キャッチはボールを見失ったときでも対処できるようにするための模擬訓練だとか、あたりそこねのような弱いゴロによる内野安打とか体勢を崩しながらのポテンヒットも実は狙い通り計算されたフォームで打っているとか(これは本当に凄い、というか信じがたいと思った)、ホームランは狙えばいくらでも打てるとか(これはよく伝えられている話ですが)、まあ知っている人からすれば今更という話でもあるのですが、イチローの口から実際に聞くとあらためてうーんと思うところがあり、やはり途方もないスケールの人なのだなあと感銘を受けました。

一方で、いやあすごい人だ、の逆で、割と普通の人なんじゃないかという意味で驚きの話も結構あり、それもまた面白かったです。イチローというと中田ヒデのように人間的にちょっと変わった人というか、スポーツマンを超えた哲人(時に奇人)のような存在に見られる向きもあると思うのですが、番組の中で見られる普段のしゃべり方やNHKのインタビューの受け答えがバカ明るくて(良い表現がなくてすいません)ちょっと軽い兄ちゃんみたいな感じです。一部の人がもっているであろう哲人的なイメージがこわれるかと思うほどでした。遠征に行っても夜ホテルから出ることはほとんどなくて部屋でひとりマッサージや読書をしているとか、日本から訪ねてきた友達と居酒屋みたいなところで結構酩酊しながら持論を語るとか、さっきのカレーとか、スーパースターのド派手なプライベートという雰囲気はなくて、落ち着いているというか現実的な感じでしたね。

実は以前から、イチローって人間的には割と普通の人なんじゃないかと私は思ってたんですよね。WBCの時の熱さも意外な一面に見えましたが、ちょっと思い返してみたら、ああやっぱり元々こういう人なんだなと思ったり。私は阪急時代からのオリックスファンで、入団した時からイチローを注目していたのですが、角刈りヒップホップという当時はLLブラザーズしか思い浮かばないようなスタイルで(しかも実際に見てみるとテレビで見た印象より体がデカイので、なおさらLLブラザーズっぽかった)、しゃべるとなまりが出そうになるのをこらえるというの姿が、ほんとに普通の若者っぽいな、こういう普段は普通なんだけど仕事をさせれば超人的、というのが何か現代の英雄っぽいな、とか勝手に思ったものです。まあ実際のところは分かりませんけどね。

与太話ついでですが、私、「プロフェッショナル」というものに強く憧れるんですね。自立して、個人の力で、目の前にいる人の助けになることができて、それが社会や国に対する貢献につながるという。それはイチローのようなスポーツ選手でもいいし、プログラマーや技術者、医者のような専門職でもいいし(『医龍』の主人公の朝田、漫画ですけど本当にかっこいいですねえ)、何でもいいのですが、要するにポストや肩書きとは関係なく、その「人」ならではの力が評価される、自分の信念を貫いたり思い入れを大切にしながら求められる任務を遂行できる、要するにわがままと使命を両立できる、そういう人が「プロ」なんだろうと思います。これ、当たり前のように聞こえますが、結構難しいことですよね。少なくとも私の場合、これまでそれなりに色々な仕事をする機会がありましたが、まず個人の個性や動機が先にあって、仕事はあとからついてくるというよりは、個人ではなくて組織の動機や何か大きな目的が先に決まっていて、自分のやることできることはあとからついてくるということが多かったので。まあ、どんなところで何をするにしても究極的には自分次第、気のもちようや能力による話ですけどね。ただこれからの時代はそういう志向の人間がより認められやすい環境になってくる、あるいはなりつつあるのではないかなあとも大ざっぱに(本当におおざっぱだ)思います。いや何だかよくわかんないですね。まだ年始休みボケから直ってないのかもしれません。そんなわけで週末も終わってしまいますが、明日からがんばりましょう。

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
あけましておめでとうございます (Alice)
2008-01-07 11:13:48
 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は変な書き込みばかりで大変ご迷惑をお掛けいたしました。
 相変わらず御多忙の御様子、御体にお気をつけ下さい。
 私も、さぼっていた分が取り戻せず、少々役立たずのくせに忙しい毎日を送っております。文才がないくせにまたもや下書きもせずに書き込ませていただきました。以下に述べますことにご不快な点がございましたら、削除下さい。よろしく御願い申し上げます。

 私、演劇は小学生のときから、ミュージカルは大学生のときから趣味でしたが、音楽は和洋問わずPOPSが中心でした。でも、ここ5年くらい、クラシック音楽、フィギアスケートにはまりだしました。昨年、演劇・ミュージカル好きでミュージカルの原型であるオペラがみたいと前々から思っていたことと、クラシック音楽とフィギアスケートにはまってしまったこととあいあまって、オペラを見に行きました。まだ2回だけですけど・・・。大学院生なので、資金が・・・。演劇・ミュージカルだけでもかなり出費ですし、オペラはお高いですし・・・。
 でも、やじゅんさんもクラシック音楽、オペラがお好きと伺ってすごくうれしかったです。こんな優秀なプロフェッショナル意識のある方と自分の好きなものが一部でも重なっているなんて。
 私、昨年は大原美術館に行って西洋絵画の名作って、本当にすごいんだなって実感しましたけど、バレエまでは時間と資金の余裕がありませんでした。今年は是非バレエも見たいと思います。
 それでは、末筆ながらプロフェッショナルとしてのやじゅんさんのご活躍を心から応援しております。今年もやじゅんさんの御多幸をお祈りいたしております。
 
 
 
 
はじめまして (顧客心を捉える!儲かる仕組み請負人)
2008-01-09 10:30:14
はじめまして。ぐっちーさんのところからやってきました。
私は、年始のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートと1月2日のプロフェッショナルを見損ねて悔しい思いをしています。のだめは見ることが出来ました。(笑)
のだめは録画しました。録画の状態を確認して、問題なければお貸しできます。
今日の夜状態を確認してみます。

のだめ、原作とは趣が変わっているところもありますが、細かいところの描写楽しいでいます。

今後ともよろしくお願いします。
 
 
 
Unknown (雪斎)
2008-01-09 12:21:39
おひさしぶりです。
 「プロフェッショナル」といえば、昨日の鮨職人小野二郎さんの話も、すごかったなと思います。「プロフェッショナル」の特徴は、「これでいい」という変な妥協をしないことでしょうな。
 さて、拙者も、「執筆」をしなければなりません。
 
 
 
Unknown (forrestal)
2008-01-10 21:49:18
やじゅんさん

イチローさんが、言っていたことですが「好きだから」これが最大のモチベーションだそうです。

ただ、イチローさんにしても、僕のようなしがない一般人にしても、「好きなこと」ばかりではありません。当たり前ですが。。。その中で、いかに楽しみを見出していけるか、諦めず、妥協せずやれるかが「プロ」ではないでしょうか。といっても現実、大変なんですが・・・(笑)

のだめの原作、僕も持ってますよ。あのコミックは、TVでもそうですが、少女マンガとカテゴライズされながら、ストーリーが男性(千秋真一)視点で進んでいるという、ちょっとした新しいスタイルなんですよね。
 
 
 
一応撮ってはいたと思います (tomonya)
2008-01-14 11:19:08
お久しぶりです。みたび玉以外日記のtomonyaです。

「のだめ」の第二夜撮っていたと思います。まだ見ていません。人の評価を聞いて撮ったので、第二夜しか撮ってません。

経緯を追っかけるほどのファンではないのですが、イチローは以前と同じ印象を再確認しました。やっぱり、基本はスポーツ選手に珍しい内向だと思います。「達成感がない」というのを聞いて、改めて納得しました。実は引きこもりと同様の病理も多少感じます。

こんごともよろしく。
 
 
 
お返事遅れました (やじゅん)
2008-01-15 00:10:53
>Aliceさん
どうも、明けましておめでとうございます。
変な書き込みとのこと、とんでもないです。暖かいコメントをいただき非常に励みになっています。
確かに日本ではオペラなど高いですよね。海外にいるときと比べるとこのへんで貧しさを感じてしまうのですが、どうにかならんもんですかねえ。それでも私もない袖ふり絞って2月もいくつか見に行こうと思っています。
私の趣味は適当もいいところですが、こんな風に勝手な感想を書いてAliceさんのような方からコメントをもらえるのは嬉しいです。
Aliceさんも今年も頑張ってください。よろしくお願いします。

>顧客心を捉える!儲かる仕組み請負人さん
はじめまして。のだめは、実は職場の上司から借りることができました!ご配慮どうもありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

>雪斎さん
お久しぶりです。
「プロフェッショナル」NHKらしい良い番組ですっよね。「トップランナー」も好きです。宇多田ヒカルの回ぐらいしかちゃんと見てませんけど(笑)。
執筆頑張って下さい。私も雪斎さんのようなプロになるべく頑張ります。

>forrestalさん
好きなことをやるというのが一番大事、まさにそのとおりですね。やはり自然体でいられる、自分のやりたいように生きるというのが何より幸せなことと思います。
のだめの千秋はシンパシーを感じるところが多いです。能力は及びもつきませんけど。ドラマの玉木宏さんも突き抜けた演技が良いですね。

>tomonyaさん
お久しぶりです。イチロー、確かにスポーツ選手らしくない印象ありますよね。そういう意味での不思議な印象は私も感じました。
今年もよろしくお願いします。
 
 
 
遅レスです (mitsu)
2008-01-15 22:50:28
>自分の信念を貫いたり思い入れを大切にしながら求められる任務を遂行できる

30台も半ばに入ってくると、そういう場所って結局自分で作っていくしかないのが見えてきますよね…









とか思わせぶりなことを書いて鎌をかけてみたり(ぉ

何か気の利いたコメントをつけようと考えていたのですが、自分でもいろいろ悩みがある分野だけに難しいです。自分の取り組みたい分野がそれ単独で食えるかどうか分からないとき、それでも金銭での評価を求めてあえてリスクを負って飛び込むか、職業にしている人には手を出せないテーマにハイアマチュアとして取り組むか。どちらが正解、というものではないのでしょうが。
 
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