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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



新年あけましておめでとうございます。

昨年末の「M-1グランプリ」、スター芸人の調子が今ひとつ上がらない中、無名のサンドウィッチマンがその間隙をついて敗者復活から一気にかけあがるというドラマチックな展開でしたね。昨年のチュートリアル・麒麟・フットボールアワーの三者三様の神がかったような決勝のパフォーマンスと比べるとちょっと盛り上がりに欠けた気がしたのですが、こういう勢い次第で何が起こるか分からないライブ感もこの企画の魅力と思います。無名どころでいえばお笑いオンエアバトルでおなじみのダイアンも悪くなかったと思いますが、サンドウィッチマンは確かに面白かったですよね。あと「すべらない話」。正直ちょっといつもより爆発力に欠けた気がしますがどうだったですか。私は宮川大輔の「フィリップ君」が一番ツボにきました。

ところで今年から新しいことを始めることにしました。苦労が絶えない状態になりますけど、とても楽しみでワクワクしてます。節目となるのは、2月、7月といったあたりで、8月にもなればすっかり落ち着いてリラックスするだろうと期待してます。どんだけ奥歯に物が挟まったようなこと書くんだって感じですが、小さい環境の変化に過ぎませんので適当に流してください。関係ないですが、IKKOさんが流行語とさせたといわれる「どんだけ」、元々TBSの「リンカーン」でフジモンことFUJIWARAの藤本が二丁目で発見したように理解していたのですが、案の定こないだ久しぶりに「リンカーン」を見たらフジモンが怒っているのを見て、自分の理解が正しかったことが分かりほっとしました。ほんとDOでもいいですけどね。

そんなこともあり、色々あって疲れます。このところ癒しのためにクラシック、オペラ、バレエといった芸術に逃避しています。月に2~3回くらいのペースで何かしら聴きに(見に)行ってます。

私、バッハが好きなんですよね。管弦楽曲や協奏曲、室内楽曲も好きですが(このへんのHacheさんの記事を読んで、ほうほうとうなずいていたものです。さっぱり記事を書かない私も人様の記事は読んでます。)、宗教曲も好きです。聖書勉強会に行って敬虔な米国人の前で「どっちかというと仏教徒かなあ」というKYな発言をするほど神のおそれを知らない私でも(前にこんな記事)、あのコラールやカンタータの美しさにはやられます。まして当時の、ひたすら耐える毎日の中、救いを求める素朴な人たちだったら、この美しさに触れただけで神を感じたんじゃないですかね。

そしてミサ曲ロ短調やマタイ受難曲。これはもうただの音楽なんかではなくて、まさしく宗教そのもの。聖書の筋を追いながら聞くと音楽の後ろに神々しい何かを感じます。くどいですが、私なんかは信仰心のかけらもない俗物ですけど、宗教がどれだけ人にとって大切なものなのかは分かってますし(前にこんな記事こんな記事を書きました)、また、西欧の思想、更に言えば現在の米国を理解する上でも、聖書を含めてキリスト教をよく知らないといけない、これは間違いないです(私も良く分かってませんけど)。

とにかく、これらの音楽を聴くと、宗教やそれに関わる芸術が人の魂をどれだけ揺さぶるか実感するんですよね。ミサ曲ロ短調で分かるとおり、バッハは短ミサ曲(新教徒が採用した簡略型のミサ曲)やコラール(ルター派の賛美歌)だけではなくて通作ミサ曲も書いているのでぐっちーさんのようなカトリックの方でもOK牧場ですね(笑)。

中世やバロックの音楽は古典派以降と比べるとなじみが薄いものですが、このへんの音楽は特に歴史や社会との関係を考えながら聴くと、政治や経済の動きについて意外な発見があったり、さらに人間の美学や思想といった精神の歩みも見えてきたりして、非常に興味深いです(最近読んだ『西洋音楽史』は分かりやすくて良かったです)。といっても、まあ私なんか難しいことはよく分からなくてもきれいな音楽を聴けば単純に感動して満足します。(バッハの本当のすごさは作曲家と演奏家にしか分からないとか。対位法にしても楽譜読まないといけませんしね。『音楽の基礎』など読むとその意味は素人なりに分かります。知的な刺激に満ちてます。)宗教曲は私のような俗物の心も癒しますし、本来練習曲である平均律クラヴィーア曲集もその美しさに胸が打たれます(ロマンチックな演奏に惹かれる私はグールドよりフィッシャーの方が好きです)。

そのぐっちーさん、アルファブロガーをとってアエラに連載を始めて、元々すごい人とは思っていたがやっぱりすごい人だったんだなあとあらためて感服でした。こんな人にさんざん飲みを付き合ってもらって、まあさんざんお世話になって、ありがたいやらおそれおおいやら。このパワーをみならって自分もがんばりたいものです。

まとまりないのですけど、最近思うのは、世界は広いし、世の中には面白いことがいっぱいあるし、自分はまだまだ能力も経験も満足も足りないということ。やりたいことやるべきと思うことをどん欲に追求して、目一杯生きていきたらいいですね。そんなわけで(どんなわけ?)、新年のご挨拶とさせていただきます。

今年も皆さんにとって良い年になりますように。

PS1
今回本の紹介をしたこともあり、久しぶりにアフィリエイトの結果をチェックしたら、更新していないにもかかわらず私の紹介した本が購入されているのを見てちょっとうれしかったです。『アメリカのデモクラシー』と他のトクヴィル関連の本(私が読んでないのもあったりして)、『アメリカン・ロイヤーの誕生』、『憲法で読むアメリカ史』、『世界史の誕生』、『文明の文法』、『はてしない物語』、『バイカルチャーと日本人』、『昭和史発掘』、『日本のミドルパワー外交』、『会議英語』・・・そして『男組』(笑)。しかも全巻(笑)。ただ、中古本を1円で買われていたらしく、紹介料はゼロ円でした。でもいいんです。自分の紹介で興味を持ってくださった、それだけで十分。最近ろくな読書もしてませんが、年1回くらいのペースでも書評などやってみたいと思います。

PS2
NSC法案、おそらく誰も気にとめない話でしょうが、廃案になったとのこと。以前こんな記事を書いたとおり、私は最初から一歩引いた目で見てましたけど、器とか形の問題じゃないんですよね。結局何をやりたいかなんです。まあ、「そんなの関係ねぇ!」とばかりに、本質と離れたところで形式を整えること自体に色んな思惑があったのかもしれませんけどね。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 1 )



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コメント
 
 
 
明けましておめでとうございます。 (屋根の上のミケ)
2008-01-01 10:04:44
明けまして、おめでとうございます。本年も、どうか、よろしくお願い致します。ミケ
 
 
 
飲むんだッッ⇒砂糖水14キロ(バケツ入り) (mitsu)
2008-01-01 15:03:28
やじゅん復活ッッ
やじゅん復活ッッ
やじゅん復活ッッ
やじゅん復活ッッ
やじゅん復活ッッ

新年早々めでたいエントリを読めて嬉しい限りです。昨年から新しいことを始めるために色々準備されていたことが結実したご様子、おめでとうございます。私の方も帰国、論文の提出、引越しといろいろあってそれに振り回されていた2007年がようやく終わり、今年は色々なことを取り返したり取り返されたりとやっていかないといけないなと思っております。本年もいろいろご指導ください。

宗教と音楽ですか。私はNYではあまりクラシック系の音楽を聴かず(勿体無いとは当時も思っていたのですが…)、帰国後は近所でやっているミニコンサートを時間が許せば覗くようにしています。苦手意識を持たずに聴いてみるとやはり良いものですね。あとは日本の宗教というか祝祭音楽にちょっとだけ興味があり、お祭りがあると覗いてみるとか。念仏って結構踊れるというかハイになれるというかトランスDJとかが目をつけていいと思うんですが案外本気で取り組んでる例は見つからないんですよね。
 
 
 
Unknown (forrestal)
2008-01-01 16:27:52
やじゅんさん

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

私も後半は、バタバタしましたがかえって、テンション高い方が、ブログが息抜きになりました。睡眠時間、削ってますけどw

私も、クラシックが殆どですね。雪斎殿やカワセミ様にご教授頂いております。

私は、ラフマニノフを除けば、古典派、ロマン派が好きなんです。いろいろ聞いてみたいのですが、まだまだ、力不足です。

バッハは、ブランデンブルクと無伴奏チェロを持っていますが、宗教的にかなり難しいという先入観があって、手を出せません。

そうですね。欧米を理解するには、最低、ギリシア、ローマ、聖書、シェイクスピアあたりは基礎教養になりますね。

お互い、頑張りましょう!

P.S 失礼ながらTBを送らせて頂きました。又、ブログ名、URLが若干、変わりましたので、お暇なときにでも、変更して頂けると幸いです。
 
 
 
おお! (Hache)
2008-01-01 18:39:36
すっかり更新をなさらないので、○○○であんなことをされてギャーとか、○○○○でこんなことされてあちゃあとかいかがわしいことばかり考えておりました。……肝心のことを忘れておりました。あけましておめでとうございます。

バッハ、神ときましたか。以前、放送大学の「西洋音楽史」の科目で笠原清先生がギリシアから現代までの講義をされおりました。神が「日常」だった頃の音楽はなんともいえない味わいがあります。余談ですが、記事で御紹介いただいたヒラリー・ハーンは本当にジジ臭い演奏でちょっとびっくりしました。

どの宗教でも罰当たりな私とバッハというのは食い合わせでして、今では畏れも知らず、中世音楽に突入しつつあります。さらに古い『アポロン賛歌』あたりは実によいのですが、断片しか演奏が残っておらず、古代ギリシアのHPを運営している方にファイルを頂きました(著作権が絡みそうなので、頒布はされていないところを拝み倒してしまいました)。古代ギリシアの音階は実に独特でおもしろいです。

例によってとりとめがなくなっておりますが、NSC関連の法案がひっそりと廃案となったとのことで、なにをしたいのかがわからないまま終わった象徴のようでした。やはり俗世では優先順位を説得的に説明できる状態でことを進めないとダメだなと思います。「ブーメラン効果」が怖いのでこのあたりで失礼いたします。

末尾になりましたが、書評を楽しみにしております。
 
 
 
今年もよろしくお願いします (やじゅん)
2008-01-07 08:54:10
>屋根の上のミケさん
わざわざのご挨拶どうもありがとうございます。ブログを書かれていたのですね。今年もよろしくお願いします。

>mitsuさん
新年から、テンション高!(笑)
ついていけてるのかちょっと不安でしたが、なるほど、ちょっと調べたら趣旨わかりました(笑)。そういえば巨大昆虫と戦う芸人がいるの知ってます?
私が始めることはmitsuさんのご専門とつながりがあるかもしれません。いや、ないかなあ。こちらこそご指導よろしくお願いします。またHacheさんが来られたときでも。
念仏・・・トランスDJ・・・?相変わらずディープですねえ。祝祭音楽というとパルジファルなど思い出しますが、ボアダムスとか?
今年もよろしくお願いいたします。

>forrestalさん
私は好きなのを片っ端から聴くだけなんですよね。難しいことは何も考えてないです(笑)。
ただ知識があると楽しみ方が広がるというのはあって、だから中世の音楽とか現代音楽とかちょっと普通では聴かないところをたまには聴いてみるのも面白いんですよね。そういう意味では意識して聴く幅を広げるのもいいよなとは思います。
私も一番多く聴いているのは古典派なんですけど、基本的には節操なく聴きます。意外と後期ロマン派や印象派も好きです。宗教曲の流れで言えばフォーレとか。あとチャイコフスキー。12月はナットクラッカーや悲愴など5曲くらいライブで聴きました。あとラヴェルとか。このへんはバレエを見ることも影響してますね。

>Hacheさん
私もHacheさんの記事に刺激を受けたこともあり古楽やグレゴリオ聖歌に手を出していますが、アポロンですか・・・さすがです(笑)。Hacheさんもそうだと思うのですが、歴史が好きな性分だと、聴いている歌の源流が知りたくなって、どんどん遡ったりするんですよね(笑)。ベルリオーズなんかの「怒りの日」の引用とか、その「怒りの日」がフォーレのレクイエムにはなかったりとか興味深いですね。そのうち楽譜の勉強もしたいと思っていて、探求すると尽きないことが山のようにありますが、根がぐうたらなので結局楽な方に流れます(笑)。
ヒラリー・ハーンは私もこないだようやく聴きました。これまでシェリングを聴いていたのですが、私は彼女の演奏気に入りましたです。ちなみに私の友人は彼女とテニスをしたことがあるそうです。
 
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■本日は休みである。明日、明後日は仕事であるが・・・。 みなさん、良いクリスマス