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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



ロタ島にあるセンハノン・ケーブ(通称ロタ・ホール)

例によってまた話が遅れていますが、ゴールデンウィーク、いかがお過ごしだったでしょうか。
私は幸い仕事がそれほど立て込むこともなく、基本的にはちゃんと休めて、ゴルフなどできました。
ただ旅行はできなかったので、そのすぐあとの週末の前後に休みをとり、ロタ島という北マリアナ諸島にある島(米国領)に行きました。
久々ダイビングができ、旧友とも再会できて楽しかったです。写真はロタ・ホールというポイントで撮ったものです。



天に召されるような姿から、拒絶され、堕天使のごとく墜ちていく・・・「Paradise Lost」の世界を表現してみました。
・・・というのはウソですが。笑

・・・
さて、飯島内閣官房参与の訪朝。
もちろん私は内容について知りませんし、誰も知りようのない話ですが(よくマスコミが憶測を書いたりしますが、どれだけ意味があるのかなと思います。これは完全に当事者だけ、外務省ですらごく数人、それも全貌は把握できないというレベルの話ですから、推測するのは自由ですが、私みたいなドライな人間は、もっと他にやることがあるんじゃないかなと思ってしまいます。)、例によって、ジジくさい、多くの人にとってはどうでもよいと感じられるところに突っ込んでみます。
米韓に事前連絡がなかったなど報道されていますが、こういう訪朝を、たとえば日本の外務省が知らないということはあり得るのかと聞かれたことがあります。
結論から言えば、外務省の誰にも知らせずに実現するのは無理でしょうが、本当に一部の人、アジア大洋州局長(と担当課である北東アジア課の数人)だけに伝えられ(次官と外務審議官に話は一切通さない)、必要最小限の支援をする、という形は十分あり得るでしょう。
小泉訪朝が、田中均アジア大洋州局長(当時)が仕掛人で、次官や外務審議官を飛ばして総理と古川副官房長官(当時)と直接に結んで、実現されたことはよく知られています。今回は、外務省が仕掛ける立場にはなかったのでしょうが、官邸の方で外務省の誰を引き込むかと考えるとすれば、アジア大洋州局長になるのが自然な発想というか、自明のことでしょう。もちろん役職だけでなくて個人の資質も重要になるわけですが、現在の杉山局長についていえば、その実力、知見、胆力からいって不足はありませんから、同局長にすべてを任せるという推測は、十分合理的といえると思います(これだけセンシティブで政治的な問題になると、他の幹部は、むしろ話を回して欲しくないという方向に傾くこともあり得ます。)。

・・・
今回は本当は米国のことを書こうと思って準備していたのですが、思いの外文章が長くなってしまったので次回に回します。
こういう小細工をしてでも更新頻度を上げないと、もう動いてないのかなと思われてしまいますしね。笑
でも、さっぱり更新していない割には、驚いたことに、購読者数が急増しています。
頻度が少なくても、細々ながら一応は毎月のように更新しているのが効いているのでしょうか。ありがたいことですね。

・・・
■ ボブ・ウッドワード 『オバマの戦争』
『ブッシュの戦争』『攻撃計画』『ブッシュのホワイトハウス』に続く、米国の対イラク・アフガン政策の意思決定過程を描くウッドワードの最新著作。
主題はアフガン3万人増派をめぐる意思決定過程だが、『ザ・コールデスト・ウインター』感想にも書いたとおり、これら4冊と『静かなる戦争』と併せて読めば、90年代以降の米国外交の主要なポイントを概観できる。大統領選からのチーム・オバマ編成の過程も詳述されており、ジェームズ・マン『ウルカヌスの肖像』に通じる面白さもある。
英断と言われた増派の陰で展開されたゲーツ、マレン、ペトレイアス、マクリスタルら軍人とエマニュエルら文民との間の暗闘、その複雑さと根深さ。ニュージャーナリズムの時代からこの世界をリードしてきたウッドワードの筆法は(ストーリーテリングの技巧のため鵜呑みにできない部分も含め)円熟の境地だが、一方で、自身のインタビューやレポートをそのまま掲載する部分も多くなっている。刻一刻状況が変わるテーマの難しさをうかがわせる。アフガンがイラクより勝利が近いと見えた展望、ペトレイアスの英雄的活躍と輝かしい未来への期待も今は昔。

■ 村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
ちょっと期待はずれか。
この著者の魅力は、自分の中では、日本人離れした大きなスケールの世界観を展開できる(それでいて、日常の情景(音楽、都市、セックス)を現代的なセンスで溶け込ませるため、「SF」とカテゴライズすることはできない独特の空気を作り出す)ところにあるのだが(それがグローバルな評価を得て、ノーベル文学賞候補にも挙げられる理由と思う。その意味で『1Q84』関連記事)は良かった。)、この作品はどこにでもある小説というか、他の日本人作家が書いたものと言われても驚きはない印象。

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コメント
 
 
 
コミュニケーションの記号化 (たとえば カーミラ)
2013-08-01 12:45:58
 たしかに、顔文字も流行り廃りがあって、一度に皆使い始めて、いきなり消えていたりしますしね。
 激おこぷんぷん丸は存じておりましたが、他方でカワユスなんて今でも使う人はいないだろうし…。
 リア充はまだ残っているみたいだけど、ロールキャベツ系って、聞かなくなりましたよね…。
 私、イケメンってまだ使いますけど、これもう10代には通じないですかね?
 おそろしい速度でついていけません。


 用語を調べたり、豆知識とかニュースのコラム程度の情報ならWEBは便利です。でも、最新で濃厚な情報を知りたければ、学術論文か、せめて学術書、専門書の類になりますね。教科書はもう古典的な内容になりますしね。
 
 
 
記号化ですね (やじゅん)
2013-08-06 00:32:17
>たとえばカーミラさん

本当にスピードがすごいですね。
イケメンはさすがに通じるのではないでしょうか。そう信じたいです。笑
ここまでスピードが速いと、もはや流れていく軽い情報が無意味に感じられてきますね。逆にしっかりした論文や専門書を読みたくなってくるということですね。
 
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