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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



GWはいかがだったでしょうか。良い天気でしたねえ。私は日帰りで遠出した他は、テニスなどしたくらいで基本的にゆっくりしてました。家にいてもやることが多くて、時間が飛ぶように過ぎました。明日から仕事というとブルーな方も多いかと思いますが、ぼちぼちがんばりましょう。

今日は遅ればせながら、カワセミさんからいただいたお題バトン「アメリカ」をやってみます。

・・・

■ 「本棚やPCに入っている『アメリカ』は?」
誰でも聞いたことがあるような基本的なものばかりです。なにごとにつけ大切なのはやはり基本ではないでしょうか。
その中でも特に何度も読んだのはトクヴィルの『アメリカの民主政治』。米国にしばらく住んだあとこの本を読み返したとき、「最近ふと思ったり疑問に感じたことが、こんなに古い本にすでに書かれていたとはッ!」と驚いたおぼえがあります。
小説を挙げれば『華麗なるギャツビー』。昔、米国人の先生から、「アメリカを知るにはまずこれを精読しなさい。それから(米国に限らない英語圏の思想を知るため)シェークスピアと聖書。できれば暗唱できるように。」と言われ、目先のやるべきことにとらわれていた当時の私は「フーン、そんなもんかねえ。」と鼻で無視してしまいました。あとになって後悔(笑)。

■ 「今、妄想している『アメリカ』は?」
テレビ番組。シットコムとかリアリティ・ショーとかJackassが恋しいです。スカパー!に入ったけど、米国での生の放送とはやっぱり違う・・・。そのうち日本でも米国のテレビがそのまま楽しめる時がくるのかな?

■ 「最初に出会った『アメリカ』は?」
映画です。それも、子供の頃家族で見たテレビ上映。土曜ゴールデン映画劇場とか(ドリフのあとに見る)。土曜だけは夜遅く(といっても12時前)まで起きても良く、妙な高揚感をおぼえたものです。記憶に残る限り『タワーリング・インフェルノ』が最初に見た作品だったかと思います。スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンが子供心に「かっこいいアメリカ人」としてすり込まれました。ちなみに劇場で初めて見たのは『バンデットQ』(と『幻魔大戦』)。
小学生のとき最も印象に残ったのは『ロッキー』。カメとか生卵とか生肉とか変なところばかり記憶に残った。が、その熱さに泣いた。
中学に入って授業で見た『十二人の怒れる男』。十二人全員は怒ってなかっただろ、と心の中でツッコミを入れた。が、その熱さに震えた。
さらに、『ダーティ・ハリー』。サソリの「ボートこげよ~!」に比べれば、ハリーがそんなにダーティとは思わなかった。が、その熱さにシビれた。
映画を見て何となく形成されたイメージは、『摩天楼はバラ色に』のような80年代映画(リアルタイム)のストレートな単純さ、強さ、楽観さ(大好きです)と、『或る夜の出来事』や『我が家の楽園』といった「偉大なアメリカ」的な古典的な世界と、その真ん中の、『俺たちに明日はない』、『卒業』、『真夜中のカーボーイ』、『狼たちの午後』のような絶望感が漂いつつ不思議な渋さとユーモアが混じったニューシネマの世界、おおざっぱに言えばこの3つの混合だったような気がします。

■ 「特別な思い入れのある『アメリカ』は?」
友達かな?面白くない答えでスミマセン。

■ 「『アメリカ』への愛ゆえに一言物申す」
うーん、なんでしょうか。アンタがおかしくなったらみんなが迷惑するので、これからもしっかりして下さいというところでしょうか。

・・・

ところでカワセミさんが指摘された日本の首相の米国議会での演説。私も同じこと考えていて、そんなことあったらいいな、すごいな~と思ってました。日本人で米国の議会でしゃべった人自体そんなにいないのではないでしょうか。私がワシントンDCにいた頃は、阿川尚之さんが上院の司法委員会で日本国憲法についての証言を行ったくらいだったかと思います。単に私が知らないだけで、例えば財界人の方などは結構やってるのでしょうか。

ちなみに、元々ちゃらんぽらんだったこのブログですが、これからますますどうでもいい感が加速すると思います。どうか暖かく見守ってあげて下さい。しかし、こんなどうでもいいブログに、私にはもったいないような価値あるコメントを寄せて下さる方々がいることは、驚きでもあり望外の喜びでもあります。しかも、その方々の中にはカワセミさんやHacheさんのように、私にしつこくせっつかれたこともあって(?)ブログを始められた方々もおられて、私なんかが何らかの影響を及ぼしたとしたら、本当に不相応というかおそろしいことだなあと驚くやら何やらです。話がまとまりませんが、これからもご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。

コメント ( 10 ) | Trackback ( 1 )



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コメント
 
 
 
特撮の「ゼルダ・フィッツジェラルド」は名曲です (mitsu)
2006-05-08 11:13:45
やじゅんさま、



今までのエントリに沿った内容でなるほどと思って読ませていただきましたが、「華麗なるギャツビー」がちと意外でした。キャラ的にはどちらかと言うとライ麦畑の方かなと思っていたもので(失礼?)

実は私、恥ずかしながら告白させていただきますと、「華麗なるギャツビー」、未読です。これを読まずにニューヨークのカルチャーがどうとかこうとか、汗顔の至りなのですが…。映画のほうは諦めていて老後の楽しみということにしているのですが、ニューヨークがらみの文学は滞在中に少しでも目を通したいですねー。

アメリカ関連の文学の古典で、読んだことのある数少ない作品のうち印象が強いのが日本側の作品ですが永井荷風の「あめりか日記」。100年前の作品なのですが、留学生崩れだとか駐在員だとかの生態があまりに今と変わらないので不思議に思ったほどです。



TVに出られるほどのお立場になると、筆名とはいえ「分かる人にはすぐ分かる」というBlogの扱いは難しくなるのかと思います。啓蒙主義的な視点を徹底するということも一つの政治的な立場でしょうし…。が、気力と立場の許す範囲で重いエントリも期待いたしております(この節コメントは不要です)
 
 
 
かけがいのないもの (Hache)
2006-05-08 12:33:17
やじゅんさんのブログを「ちゃらんぽらん」なのか、「ちゃんぽん」なのか「ちゃんとしている」と見るのかは、個人的な好みによるのでしょう。記事とmitsuさんのコメントに「悪乗り」させて頂くと、師と仰ぎ、ブログをつくるよう勧めて頂いた方が「いい加減感」(こちらもおもしろいのですが)だけの記事ではどうでしょうねと意地悪なことを書いてみます(よけいですが、「プライベートやじゅん」のコメント欄で「闇の組織」の怖さに怯えました。それよりはかわいい「煽り」と思ってください)。



記事そのものついてですが、「特別な思い入れのある『アメリカ』」が「友達」というのは、しみじみいたします。政治や経済、文化といっても、煎じ詰めれば、人。友情は、かけがいのないもの。やじゅんさんの一面がうかがえる一言で、興味深く拝見しました。
 
 
 
バトン有難うございます (カワセミ)
2006-05-09 22:01:13
時間が経ったにも関わらず、わざわざエントリしていただき有難うございます。



今にして思うのですが、何と言っても我々は日本人であるわけで、欧と米の違いが皮膚感覚ではちと分かりにくいというのは否めません。そういうのを在米経験のあるやじゅんさんから何らかの形で情報を引き出すような問いかけをひねっても良かったかなと思います。



私のブログはもっとひっそりしているはずだったのですが、なぜか引用してくれる人は妙に優秀な人ばかりで恐縮しています。何かのきっかけになれば嬉しいですが、過大評価なきよう。
 
 
 
ありがたいお言葉 (やじゅん)
2006-05-10 22:56:33
>mitsuさん

「特撮」?と思ったら・・・(爆)。こんな曲があったとは。ゼルダとは、さすがですねえ。mitsuさんの守備範囲もさすがです。

ギャツビーこそ映画から入るのも良いかもしれませんね。授業ではだいぶ細かいツッコミを入れて、ほとんど忘れましたが、大学でやった「三四郎」の精読を思い出したりしました。

荷風の「あめりか物語」、私も昔読みました。あれはグッときますよね。日本人の劣等感とか、昔の人の心境も今と変わらないんだなあと妙に感心しました。肉体労働とか売春宿の話などもインパクトありましたが、それも今でも通じる面が結構あるような。

ブログのようなバーチャルな世界での発信とリアルな世界での発信、それぞれの良さがあると思うので、両方とも大切にしたいものですね。後者はやろうと思ってもなかなかできませんけど(笑)。そういえば、先月末、私が尊敬していた方が停止していたブログをちょっとだけ更新されたようでした。静かにしておいて欲しいとのことでしたので、お名前は伏せますが、どうやらネットの世界ではなく公の世界でご活躍している様子で、いいなあと思いました。



>Hacheさん

いや、そう言ってもらうのはまた過分な期待のような・・・。まじめな話もいい加減なペースでやらせていただきます。Hacheさんの発信、毎日読むのが大変なほどの(笑)すさまじい勢いに圧倒されています。「友達」に関しては、私の方こそHacheさんのコメントにしんみりしてしまいました。



>カワセミさん

こちらこそどうもありがとうございます。

おっしゃる通り、欧と米、私も日本にいるとき同じようにしか見えなかったのですが、全然違いますよねえ。当事者である彼らからすれば当たり前のことなのでしょうけど。欧州にもっと行く機会を増やしたいものです。

バイオリニストのエントリ、興味深く拝見しました。最近友人から川畠茂道さんのCDを勧められて聞きましたが、カワセミさんのご感想も聞いてみたいものですね。
 
 
 
ブログはじめますた (mitsu)
2006-05-15 07:39:33
やじゅんさま、



まじめなエントリもちゃんと続くようですので、安心して(笑)ブログ解説のご報告をいたします。日々出かけたライブの感想をアーティストの説明もほとんど無しに淡々と綴るというなかなかシュールな内容です。

もともと別のところで書いていたものを手作業でコピー中なので、この週末にはエントリ数が異常になってますが、いつまでもこのペースで続くわけではありません(苦笑)。

まじめな話に疲れたときにお立ち寄りくださいませ。
 
 
 
おおー (やじゅん)
2006-05-19 00:38:55
>mitsuさん

ブログ、すごいですね。こんなに遊んで、勉強する時間はあるのでしょうか(笑)。

ゆらゆら帝国って米国でライブしてるのですか。へえー。英語名はなんなんでしょう。

それにしてもこうして見るとやっぱりNYというのは特殊なところだと思います。米国人は誰もあそこが米国だと思ってないとか言いますが、確かにこの国際性は異様です。米国の他の都市よりも東京やロンドンに近いのではないでしょうか。

TBをして下さったのもmitsuさんでしょうか。なんだか、すごい最先端の技術を扱っていらっしゃるようですね。両方ともこれから楽しみに拝読いたします。
 
 
 
Yura Yura Teikoku、ってそのまんまやないけー (mitsu)
2006-05-21 06:31:42
やじゅんさま、



リンクありがとうございます。「いつ寝ているのか」「ほんとに働いているのか」「そんな暇あったら女でも作れ」など色々呆れられたり叱られたりしてまいりましたが、「いつ勉強しているのか」というのは初めてでこりゃ一本取られたなという感じであります。今後精進いたしますので今日のところはご勘弁下さい(ちなみに私はフルタイムの仕事を持つ社会人学生です)。最近The New SchoolにMusic BusinessのNon-Creditの講座があるのを見つけ、Thesisが片付いたらいっそ勉強してみるかともちょっと思っております(お値段は10セッションで$320となかなかリーズナブルです)。やじゅんさまが歌手デビューされてツアーマネージャーを探すようなことがあればぜひお声をおかけ下さい。



NYの国際性、っていうのは中にいると全体像が見えにくいですね~。私が行ってるライブもNYのメインストリームではけっしてありませんし。私が感じるものは、例えばヨーロッパのバンドがぶらっとNYに来て小さなハコでライブやって本国に帰っていったりすることでしょうか。カワセミさまが上のコメントで欧米の違いに触れてらっしゃいますが、言論層とは別の部分でのNYとヨーロッパとの距離感というのはなかなか掴みがたいものがある気がします。



RFID a Go-Go!の方はずいぶん前から開いていたのですが、さすがに絡みづらいかと思って触れておりませんでした。一方で私の側では、RFIDはリアルの社会に直接関係する技術で、おまけにアメリカも政府レベルでリキ入れてるものですから、アメリカの社会・政治の知識がないとなかなかアメリカ発のニュースの実際の意味を理解できません。その意味でやじゅんさまやかんべえさまのサイトには本当にお世話になっており、改めてお礼を申し上げたいと思います。



ゆら帝は7月8日にBrooklynのNorthsixでライブの予定があります。この手の音楽が好きなお友達がいらっしゃればぜひ教えて差し上げてください。ちなみに私はその日はPuffyのライブでPhillyに遠征していると思います(笑)。
 
 
 
ゆら帝はマニアな米国人にうける予感がありました (やじゅん)
2006-05-22 00:15:09
>mitsuさん

歌手デビューですか・・・「寿司食いねェ」の英語バージョンやりますか(笑)。それにしてもmitsuさんのNY生活、うらやまし過ぎです。なんか猛烈に米国に戻りたくなりました。DCもカリフォルニアも私には十分楽しかったのですが、次はやっぱりNYですね(笑)。
 
 
 
古い記事へのコメントをお許し下さい、オールド・スポート (mitsu)
2007-01-02 04:36:30
あけましておめでとうございます。先日のキーウエスト旅行にグレート・ギャツビーを持っていきまして、行きと帰りの飛行機で読んでいました。粗筋紹介でしか知らない間は「アメリカを知るにはまずこれを精読しなさい」というのはどういうこと?だったのですが、読んでみて納得です。主人公の分身であるギャッビーとニック以外の人物は特に、今でも通用するアメリカ人のある種の類型をくっきりと描いているし、それぞれの類型の間の空気や距離感もリアルに感じました。でも、アメリカを皮膚で体験する前に「この本でアメリカを知ることができるから勉強しろ」と言われて読んでみてもなかなかピンと来ないのではないかなぁ。登場人物の中で一番リアルに感じられるのが灰の谷の人たちというのはそれはそれで間違ったアメリカ体験かも知れませんが(苦笑)。

ちなみに持って行ったのは当地のBookOffで$1で買った野崎孝訳です(なのでタイトルは「古い記事へのコメントをお許し下さい、親友」でないといかんですね、本当は)。名訳だとは思うんですが、地名の表記が現在日本人の間で一般に通用しているものと違ったり(e.g.「クウィンズ区」)、女性のカジュアルなセリフが時代がかり過ぎていたり(「まぁ、オゲレツなことをおっしゃるわねえ!」はないだろ…)、ちょっと引っかかるところもありました。村上春樹訳も気になるのですが、良くも悪くもアクの強いものになっているようで、どうしたもんかなぁと思案中です。

しかし先月25日のエントリを読んでちょっと淋しくなってしまいました。全国7万人のやじゅんベイベーを代表して申し上げますと、やじゅんさまのような方には「大統領のように働き」だけではなく「王様のように遊ぶ」も実践していただきたい。王子なんだから(笑)

ともあれ、本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
あけおめ、ことよろ (やじゅん)
2007-01-04 01:49:12
>mitsuさん
いやあ、こんなに古い記事にどうもありがとうございます。オールド・スポートにはやられた。オゲレツにもしびれました。
私も、これを読んでアメリカ分かれって言ったって無理あるでしょ、と思います。mitsuさんのおっしゃるように現代まで生きる基礎的な部分の理解と、教養の意味もあるということなんでしょうね。確かにこれを知っていると見えてくる現実というのもあったような気がします。私も日本語版は野崎孝訳で読みました。村上春樹訳も面白そうですね。このへんも落ち着いたらまた読みたいなあ。
映画はまだですか?
キーウェスト、いいなあ。Hacheさんのところだったかヘミングウェイのことを書いていらしたかと思うのですが、私もキューバで彼の別荘跡に行ったのを思い出しました。さらにキーウェスト・クラブという二人組アイドルも昔いたのを思い出しまして、何気なく検索したら、あの片割れは中谷美紀だったのか!と思わず家の中で叫んでしまい、果てしなくどうでもいいプチ騒ぎをひとり繰り広げていました。
先日のエントリではがっかりさせてしまったようですね。しかし、西麻布の夜もなかなかどうしてゴージャスなものがありましたよ、フフフ・・・(なんのこっちゃ)。それにしても王子って、とても自分に合うとは思えなかったですけど、いいですね。2007年はこれでいこう(正月からおめでたいなあ)。
では本年もよろしくお願いいたします。
 
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