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やじゅんのページ/The World according to YAJUN



なんだかアクセス数が上がってるな~と思ったらかんべえさんに晒されていた(4月20日)件。笑
久々に1000近いIPに達しました。もうだいぶ慣れたとはいえ、相変わらずの破壊力です。

そのかんべえさんもおっしゃっていましたが、先週、米国にいたとき以来の大親友、東海由紀子(通称ビビアン)さんがいよいよ参院選に出馬!
才色兼備は報道にあるとおりですが、情熱、志、人徳も申し分ない方です。ぜひ良い結果を出して欲しいと切に願います。
(ちなみにビビアンさんの旦那様は東海辰弥さん。日本アメフト史上に残る京大伝説のQB。一度ご飯を一緒させてもらいました。ひたすら感激の思い出でしたね。)

ところで、破壊力といえば、爆弾。
ということで、先日、爆弾との戦いを描く映画『ハート・ロッカー』を見ました(強引だなー笑)。

面白かったです。
まず驚かされるのは描写のリアリティ。撮影はヨルダンで行われれたとのことですが、本当にイラクにいるかのような臨場感。そして自爆テロの恐ろしさ(防ぐのは無理!)の徹底的な描写。
内容は、ビグロー監督に撮影を勧めたキャメロンも言ってますが、『プラトーン』を彷彿させるものでした。戦争を美化するものではありませんが(劇中主人公が流すハードロックの音楽はブッシュ政権批判で知られるMinistryのもの)、どこか、闘争や破壊といった人間のタナトス的欲望、英雄主義を肯定する空気があります。でも同時に、それをどこか突き放すような感覚もあります。
主人公は、傑出した能力と平凡な日常人の心性、マシーンのような無機質さとランダムな人間性(情熱や優しさ)、格好良さとダサさ、そんな矛盾と気まぐれを持ち合わせています。リアルな現代人らしくもある一方、『プラトーン』のエリアスやバーンズのように神話の戦士らしく見えるところもある。そんな姿が奇妙に魅力的でした。
それと、こんなイラクの現実を淡々とエンターテイメントとして描く作品もなかったですよね。『スリー・キングス』(1999)という作品もありましたが、これは湾岸戦争とイラク戦争の間の時期でした。これからマット・デイモンもやるようですし、いっときのベトナムもののように流行るのか・・・それはまあ、なさそうですね(笑)。

・・・
前置きが長くなりました。本題。最近読んだ英語に関する本のご紹介です。

■ 寺澤盾 『英語の歴史』
英語の歴史を手軽に見渡せる本。
これまで私も何度も論じてきた語源(etymology)について、歴史に添って詳しい説明をしてくれます。文法や語彙の変化、ドイツ語やフランス語との類似性の理由など、かなり面白い。
情報の密度が高く、手軽なサイズのわりに読み応えがあります。

■ アーネスト・ウィークリー 『ことばのロマンス』
上記『英語の歴史』の著者である寺澤盾氏が影響を受けたという名著。ちなみに訳者(寺澤芳雄氏)は同氏の御尊父です。
膨大な量の単語の語源の歴史を説明しています。とにかく圧倒的な蓄積で読み応え抜群。ページをめくるごとに目から鱗です。

・・・
ところで、英語の主要な語源の一つをなすのがラテン語です。

■ ①小林標 『ラテン語の世界』
■ ②大西英文 『はじめてのラテン語』
■ ③逸身喜一郎 『ラテン語のはなし』

①はラテン語の歴史、文法、文学などを包括的に説明した入門書。
英語の歴史をより深く知る手助けにもなります。上記二つの本と合わせて読むのにぴったりです。
たとえば、なぜ英語には同じ[k]の音をもつ「k」と「c」の二つが含まれているのか。
これは、
ギリシャ人(無声音のk(κ)と有声音のc(γ)をもっていた)
→エトルリア人(有声破裂音をもたなかったため、cが無声音[k]になった)
→ローマ人(無声音のkとcをもち、有声音のためcを変形したgをあらたに作った)
という流れで文字(ラテン・アルファベット)が受け継がれてきたことによるのですね。
こんな感じでアルファベットを見ていくと不思議に愛着もわいてくるものです(こないか?笑)。

②と③は文法がメイン。
ラテン語(とギリシャ語)の言葉が大量に英語に流入したのは、ルネサンスの時代といわれます。
近代英語の相当大部分を作りだしたシェークスピアが、『ジュリアス・シーザー』で「It's all Greek to me.」(それはギリシャ語のようだ=まったく理解できないという意味)という表現を初めて使ったことに分かるとおり、16世紀の時点では、すでに英国人にとってある種のスノッブな「教養」として見なされるようになっていました(シェークスピアが、「small Latin, less Greek.(ラテン語はいまいち、ギリシャ語はもっとダメ)」と揶揄されたのは有名)。
そんな古語ですが、やはり古代の文芸を読めるというのはロマンがあるというか、真の教養としてみなされる雰囲気が欧米にはあります。
ちゃんと勉強するのはしんどいですが、とりあえず、このへんの本を読みつつ、英語や文学に現われるラテン語に注意して、軽い気持ちで親しむのもいいんじゃないかなと思います。

文学については、②の著者が執筆者の一人となっている『ラテン文学を学ぶ人のために』と柳沼重剛『ギリシア・ローマ名言集』も参考になります。

・・・
あと、勉強法の本では、多賀敏行『外交官の「うな重方式」英語勉強法』
法学教室344号(2009年5月号)の巻頭言で、交告尚文教授がとり上げているのを見て知りました。
現役外務省員が書いたエッセイ集的な本。語源を徹底的に掘り下げる姿勢が見てとれます。気軽な読み物として良いかもしれません。
ちなみに、この本では、通称「やまてい」という通称の英文法の学習書の古典が高く評価されています。
交告教授も高校生時代この本を使っていたそうで、多賀氏の指摘をふまえてあらためて読んだところ、当時気づかなかった価値を見出して感動する、みたいなことが書かれていました。
ということで、「やまてい」こと、山崎貞『新新英文解釈研究』。興味をもったので、私も試しに読んでみました。
・・・古い本だろうと内心疑ってかかっていたのですが、今見てもそのまま使えるようなクオリティ。
例文をまずあげて、そこから文法やイディオムに入るというスタイル。そのあとは大量の例文をざーっとあげているだけです。
前にエクセルを使って例文をまとめるという勉強法を紹介しましたが、このスタイルはそのやり方にぴったりはまります。
シンプルですが、こういうのが一番求められていることだと思うんですよね。個人的には。
今時あまり見当たらないタイプの本かもしれません。できればこういう形の教材のアップデート版を作って欲しいものです。

・・・
以下は昔に読んだ本ですが、紹介したことがなかったのでついでに挙げておきます。

■ 斎藤兆史 『英語達人列伝』
取り上げられているのは、岡倉天心、斎藤秀三郎(斎藤秀雄の父)、鈴木大拙、幣原喜重郎、野口英世、斎藤博、岩崎民平、西脇順三郎(井筒俊彦の師)、白洲次郎。
錚々たるメンツです。しかも生まれついてのネイティブスピーカーではなく、日本での勉強で実力をつけたと言われる人々ばかり。何となく勇気づけられるというものです(まあ、こういう天才たちと比べても意味ないのでしょうが笑)。
岡倉天心が横山大観と一緒にボストンを歩いていたとき、「What sort of 'nese are you people? Are you Chinese, or Japanese, or Javanese?」と侮辱されたのに対し、「We are Japanese gentlemen. But what kind of 'key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?」と切り返す。こんな芸当のできる日本人は今でもそういないでしょうね。

これらの本から分かるのは、日本にいても、できる英語の勉強はたくさんある、ということですね。以前、私も同じような趣旨のことを書いていました。がんばらないといけませんね。

・・・
最後に、最近ずいぶんツイッターに慣れました。ほぼ毎日なにがしか書いてます。
そして、ついにトップページ右側に表示させることに成功!
ただ、デザインがちょっとポップすぎ(笑)。色はきれいですけど、丸字がね。。。あともう少し文字を小さくするか、長い幅で表示できればいいのですが・・・ツイートが途中で切れているので。わがままか(笑)。
まあ、gooブログが最初から対応していれば何の問題もないのですが。できればタイムラインを表示したいですし。検討してもらいたいものです。
ついでにレイアウトを色々いじってみました。ちょっと新鮮な感じで、新しい季節という風情、なかなかいい気分になりました。

ようやく暖かくなってきましたね。連休も間近。もうちょっとふんばりましょう。

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