じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭B 興国

2018-02-18 08:49:14 | 高校サッカー

✳守備

大阪桐蔭B:終盤に1失点しましたが、チームとしての守備は前節よりよかったと思います。前線の選手がコースを限定し2列目以降の選手がそれを活かして予測しボール奪取というような、チームとしての連動した守備ができていました。終盤の失点は遠いサイドでしたのでよく分かりませんでしたが、時間がかかりすぎて見えましたので、相手の足元のテクニックを誉めるべきでもあり、自陣深くでのひとつの守備をいかに短く済ませるかという点で課題が残ったかも知れません。ひとつひとつの場面での上記エリアでの守備時間が長くなればなるほど、回数が増えれば増えるほど、こらえきれなくなる確率が高まります。

興国:無失点に抑えましたが相手がスピードにのって攻めてきた時の対応には課題が残ったかと思われます。そうした際に、中盤に大きめの水溜まりのようなスペースができる場面が目立ったのは気になりました。攻撃から守備への切り替えの際に、戻る意識が強すぎるのかも知れません。ゴール前はそうした場面でも常に人数揃ってましたので。

✳攻撃

大阪桐蔭B:相手の戻りが終始早くみえたためか、前節同様、個々には光るものもありましたが、チームとしての攻撃にこれといったものを出せなかった事が、常に単発で終わってみえ、2試合続けて無得点に終わった要因かもしれません。

興国:全体的に一人一人の球持ちが長く見えた点が、一点に終わった要因かと思われます。球離れの速さを意識すれば、上質のパスサッカーに見合う得点力が身に付くかと思われます。

 

✳個々

大阪桐蔭B

GK1(多分周参見選手?):抜き差し加減を瞬時に且つ的確に判断した上での飛び出しなど攻守に光る瞬時の判断力。セービング力そのものも高く世代屈指のGKになる可能性を前節に続き感じさせただけでなく、前節気になったワンパターンなゴールキックでのプレー選択も、相手だけでなく、味方の最終ラインの選手との兼ね合いもあるのでしょうが、是正されて見えました。

cb6:プレイそのものには見るものがあるだけに、トップチームでのレギュラー奪取の鍵は、大きな声を出す、ことかもしれません。

右SB4:前節同様大柄で強さを、特に守備で感じました。トップチームでのレギュラー奪取に向けて、パスサッカーにおいての前の選手との連携が課題かと思われます。

左SB2:これまでと違い球離れが良かったです。この日のようなプレーができれば、トップチームでのレギュラー奪取に向けて視界良好かと思われます。左SBは空いてる?かと思われますし。この選手がレギュラーとれなければ、深澤選手が左SBにまわるかもですね。

ボランチ10(多分白井選手):フルタイムでコンスタントに働くという点では課題が残ったかと思われた前節よりも、フルタイムで働けていたかと思います。

ボランチ5:この日も速い球離れから効果的な仕事ができてました。前節以上に守備で目立ててましたが、相手に遅れをとってチャージしにいきファウルをとられた場面はカードが出ても不思議ないプレーでした。間に合わないのは明白なタイミングで、次に備えるべき場面に映りましたため、守備での瞬時の状況判断という点では、課題が残ったかと思われます。

左右MF7:Bのキャプテンを務める。この日も球離れの速さが光り、ゴールへの意識の高さが光りました。守備でも前節以上に目立てていたと思います。左右どちらもいけるのも強みですし、トップチームでのレギュラー奪取に向けて視界良好かと思われます。

右MF8:前節はFWで起用されるも特別な印象は残らず。この日はとにかく強さが目立ちました。勢い気持ちのままにいかないことが課題かも知れません。

FW11(多分今井選手?):この日は後半からの出場。この日も強さの中にある足元のテクニックとシュートへの意識の高さを披露。昨年は強さしか見せれなかったトップチームでこの日や前節同様のプレーができれば、そこでのレギュラー奪取に向けて視界良好かと思われます。下級生の時はできなかったことが上級生になってできるということは、それが上級生に混じってプレーすることと自分も上級生としてプレーすることの違い、差なのかもしれません。

FW9:前節では右MFとして出場も特別な印象は残らずも、この日は2列目の選手との連携面も含めて、前線での守備に光るものを見せるも前半で下げられる。要因は定かではありませんが、攻撃で特別目立てなかったのと、守備でも奪いに行くべきに見えた場面でやや相手ボールを見すぎるきらいがあって見えた点が、要因としてあげられるかもしれません。ディフェンスにおいて取りにいくかいかないかの抜き差し加減は微妙且つ難しいものがあるかと思われ、場数を踏んでつかんでいくものかと思われます。この日は途中で下げられましたが、現状トップチームでも、リードを守りにかかるべき終盤で前線での守備という点で貢献できるだけのものはあるかと思われます。

FW17(たぶん下級生の才木選手):昨年のプリンスリーグからトップチーム入りを果たしている選手ですが、ワンタッチでのボールさばき、守備も含めて少ない手数で効果的な仕事ができる点が印象に残りましたが、時間がたつにつれ球持ちが長くなって見え、徐々に目立たなくなり後半途中交代。今後はフルタイムで働けるだけのスタミナなどを身につけることと、テクニックが目立つ選手ですので、相手にマークされやすいタイプの選手にも見え、現状、リーグ戦では活躍が期待できるも、全国がかかった大会などでの負けたら終わりのトーナメントでは真っ先に潰されてしまう選手にも見えましたので、ボールタッチの少なさと、うまさだけでなく強さでも目立てるようになるかが、今後の飛躍の鍵かと思ってみてました。この選手がレギュラー奪取しているときはチームとしてのサッカーのキーマンになっているかと思われるだかに、余計にそう思います。

 

✳興国

旧チームと比べるとやや小粒に見えるも華麗なポゼッションサッカーは健在。グランドをワイドに使ったポゼッションサッカーができるから、そうしたサッカーの大敵であるハイプレスサッカーの網にかかりづらい。今期もトップランクの優勝候補のひとつかと思われます。この日は終盤のゴールで1-0で勝利も、強敵のBチーム相手にスコアメイク出来なかった結果は部内で厳しく追求されたかもなと邪推しながら見てました。

 



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